猫ノ目わたるブログ

写真と散歩と猫が好き。兼業主夫の情報発信ブログです。

うちの飼い猫が糖尿病になりました。

 うちの飼い猫が糖尿病になってしまいました。

 糖尿病と診断されたときに獣医さんに伺ったこと、調べてみたことをまとめてみました。

 

 目次

 

どのような猫が罹りやすい?

 中年齢以降の10歳前後から発症の可能性が高くなり、若い猫でも罹ってしまう場合があるそうです。

 また人間と同じように、運動不足や肥満も原因の一つと言われています。遺伝的要素もあると獣医さんは言っていました。

 

病状はどのようなものか?

一般的には、

  • 喉が渇いて水分をたくさん飲むようになる。
  • おしっこの量が増える。
  • 痩せてくる。
  • 踵をつけて歩く。
  • 食欲がなくなり元気がなくなる。

などです。

水を飲む量が増え、それにともなっておしっこの量も増える。

 これはインスリンの不足により血糖が増え、おしっこに糖が含まれるようになる。するとおしっこの量が増え、体が脱水症状を起こすようになり水をたくさん飲むそうです。

 異常にたくさん水を飲むからといって、飲み水を制限するのは脱水症状を悪化させることになるそうです。

 

なぜ踵をつけて歩くのか?

 これは、猫の糖尿病の特異的症状とされています。この症状があるということは、糖尿病がかなり進行した状態だとも言えるそうです。

 踵をつけて歩く理由は、ブドウ糖によって細胞が正常に働かなくなったり、血管の血流を悪くさせ、末端の神経に必要な酸素や栄養が届かなくなることなどが原因で起こる末梢神経の異常が原因ではないかと言われています。

 

そもそもインスリンとは何か?

 インスリンはすい臓で作られるホルモンのこと。すい臓から分泌され、その働きによってブドウ糖が筋肉などに送り込まれエネルギーとして利用されます。糖尿病になった猫はこのインスリンの働きが悪く、細胞の中に糖を取り込むことができません。すると、利用されなかった糖が血中にたまり尿中に出てくるようになるのです。

インスリンは、食後の血糖値つまり血液中のブドウ糖濃度を調整する役割があります。

 

症状が進行するとどうなるか。

 糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こします。

 ケトアシドーシスは尿検査でケトン体の値で判断します。ケトン体が増えると血液が酸性に傾き、さまざまな障害を引き起こすようになります。食欲不振、嘔吐、重度の脱水、意識障害などの症状が起こり短期間で生命が危険な状態になるそうです。

 うちの猫は幸いにして、尿からケトン体の反応はありませんでした。

 

何かの病気かもと疑ったのはなぜ?

 はっきりとこの日からというのはなく、気がつけば次のような症状がでていました。

 水を多く飲むようになった。もともと水をよく飲む猫でしたが、頻繁に催促するようになってきました。それと同じように、おしっこの量も目に見えて増え、おしっこを吸った猫砂の塊が今までにないほどの大きさで猫トイレにできるようになりました。

 痩せてきているのに気がついたのも同じ時期だと思います。ただ、13歳をこえているので老化現象として痩せてきているのだと思っていました。

 また、病気かどうかの判断を迷わせたのは、食事の量が減っていないことでした。猫缶を開けた音に反応して鳴き声で嬉しさを表現するし、カリカリも食べていましたので。

 以前に体調を崩した時は、食欲もなく、元気も失いうずくまっていたのとは大きく違っていました。

 明らかに変だと思ったのは、力の入らない歩き方をするようになり、後ろ右脚の踵を床につけるような動作をするようになったからです。

 「やっぱりおかしい。変だ。」そう思ってネットで調べてみたら糖尿病の症状によく似ていて、すぐに病院で検査をすることにしました。

 

糖尿病の治療はどのようなものか?

 自宅で飼い主がインスリンの注射をします。病院で先生の指導のもと練習しました。

 インスリン注射をするとことで血糖値をコントロールするのですが、インスリンの適正量を判断するのが難しいそうです。少ない量からはじめて徐々に増やし、最適な量を調べたうえで決めるそうですのです。下がりすぎてもいけないらしく、低血糖になるとぐったりとしてとても危険な状態に陥るそうです。

 インスリン注射はこれからずっと続けていくことになるそうです。インスリン注射なしで生活できるようになる猫は稀なケースとのことでした。

 療養食について伺いしましたが、インスリン注射で対応が追いつかない場合に処方するそうです。インスリン注射に比べて効果がはっきりしない、多頭飼い(うちは2匹です)の場合、食べる量をコントロールするのが難しいためだそうです。

 治療については、動物病院の方針や猫の個体差、症状によって違うと思います。これはあくまでうちの猫の場合と解釈してください。

 

どのくらいの費用がかかったか?

 検査からインスリンの注射まで、今回一回分の治療費を書いておきます。

 

診察料 1,000円

鎮静剤注射 5,000円

レントゲン撮影2方向(2照射)10kg未満 6,000円

追加レントゲン注射 10kg未満 1,000円×4回=4,000円

採血料 1,650円

QBC(血球検査) 3,300円

血液生化学検査12項目(スクリーニング) 8,000円

電解質測定 1,800円

猫 SAA測定検査 2,000円

甲状腺検査 T4 5,000円

心臓エコー簡易検査 3,000円

腹部全臓器エコー精密検査 6,000円

インスリン(ランタス)1本 5,000円

インスリン注射用針付シリンジ 100円×7本=700円

小計 52,450円

消費税等 5,245円

合計 57,695円

端数切捨額 5円

 

支払額57,690円

 

 ちなみにうちの猫は、診察時に激しく暴れるので、鎮静剤を使ったうえでの診察をしています。同じ理由で定期的な健康診断はやってません。13歳を超えた高齢の猫なので、今回詳しく検査をしてもらいました。

 金額は、うちの飼い猫の場合であって、それぞれの猫の状態や病院の方針によっても大きく変わる部分だと思います。治療方針と同じく、あくまで参考程度に読んでください。

  これからインスリンの注射が続きます。また定期的に血液検査をして血糖値も調べなくてはならないでしょう。どのくらい治療費がかかるか定期的にブログに書いていこうと思います。

 

普段からの健康管理をしておくべき。

 飼い猫がどのくらい水を飲んでいるか、おしっこの量はどのくらいか、日頃から把握しておいた方がいいと思います。もちろん食べる量も。

 肥満や運動不足にならないようにたくさん遊んであげる、キャットタワーなど工夫して設置しておくなど猫が運動しやすい環境作りも大切です。

 さらにできるなら、健康診断も定期的にしておく方がいいと思います。

 かかりつけの動物病院があれば何かあったときに頼りになるのは間違いありません。

 糖尿病だけでなく、おかしいと感じたら早めに病院に受診するべきだと思います。

 

*猫の糖尿病に関する記事のみを読みたい場合には、カテゴリーから「猫の病気」を選んでください。