お気に入りのW-NIKKOR・C 3.5cm F2.5 をご紹介しています。
今回はこのレンズで撮影した写真13点を載せてみました。
レンズレビューならjpg撮って出しにすべきかと思いましたが、普段からRAW現像しているので、今回はすべてCaptureOne21で現像した写真を載せています。モノクロも同様です。とはいえトリミングはしていませんので35mmの画角、接写の感じなどは伝わるかと思います。
目次
- SONY α7Ⅱ と W-ニッコールC35mmF2.5 の組合せがカッコいい。
- 花も撮りやすい。
- 周辺減光とか。
- オールドレンズは神社も得意。
- 手振れ補正と高感度で、オールドレンズが活躍できる。
- ついついモノクロを試してしまうときがある。
- 光芒は、、、。
- 渋谷駅周辺の変貌を記録する。
- W-ニッコールC35mmF2.5のまとめ。
SONY α7Ⅱ と W-ニッコールC35mmF2.5 の組合せがカッコいい。
カメラがカッコいい。
肩から下げて歩きたくなるカメラです。
SONY α7Ⅱ + VM-E CloseFocusAdapter + W-NIKKOR・C 3.5cm F2.5
花も撮りやすい。
SONY α7Ⅱ + W-NIKKOR・C 3.5cm F2.5 ,1/6500,f4,ISO320
レンズ+ヘリコイドアダプターの最短撮影距離付近で撮影。
街路樹の定番、ツツジ。
春から初夏は、散歩しながら花を見れるのが楽しいですね。
ついつい足を止めて撮影してしまいます。
花びらの発色は淡く出ています。
W-ニッコールC35mmF2.5の発色は、彩度が低めの印象です。
色の出方は、あっさりですね。
ハナミズキといえば、一青窈さんの代表曲ですね。名曲だと思います。
周辺減光とか。
周辺減光がかなりあります。f8〜11くらいまで絞るとかなり改善されます。
それでも多少は残りますが、個人的には好きな感じなので気にしません。
f4よりは絞った記憶があるのですが、、、f5.6? f8?
今年はバラがよく咲いていたように思います。
バラにも当たり年とかあるんでしょうか。
オールドレンズは神社も得意。
こちらは鳥居に藁の大蛇が巻きついていることで有名な奥澤神社。
ですが、この時は外されていていました。残念。
9月の例際に行われる「大蛇お練り行事」。そのときに使われた藁の大蛇を巻きつけるそうです。
大蛇の写真、撮りたいですね。
やっぱり、オールドレンズで撮影すると神社はいい雰囲気がでます。
W-ニッコールC35mmF2.5はフレアがでやすいですが、それがかえって神秘的な雰囲気を演出してくれると思います。
散歩の途中に神社はよく参拝するので、これからもW-ニッコールC35mmF2.5の出番は多いと思います。
手振れ補正と高感度で、オールドレンズが活躍できる。
手持ちで撮影してます。
手振れ補正と高感度はフィルム時代には考えらないことです。
無理矢理に増感現像した写真が粒子でまくりで、それが思いのほかカッコよかったことはありましたが。
デジタル時代になり高感度も普通になりました。
この感度で鉄骨のディテールがわかるのは凄いことです。
東京タワー。1958年の竣工。
W-ニッコールC35mmF2.5が発売されたのは、1952年(昭和27年)。
この頃の日本は第二次世界大戦後の、高度経済成長期直前の勢いのある頃です。
そのときに東京タワーはまだ無くて、東京のシンボルといえば足立区にあった火力発電所のおばけ煙突なのでしょうか。
ついついモノクロを試してしまうときがある。
夜間の写真専門学校に通っていました。
当時はまだ「写真を勉強するならモノクロから」という時代だったので僕もフィルムカメラにTri-Xを入れて写真を撮っていました。
フィルム現像やプリント作業を一晩中やっていて、窓の遮光カーテンの隙間から差し込む朝日をよく覚えています。
その頃の影響なのか、モノクロフィルムの良さみたいなものは染み付いていて、RAW現像では、粒子感まで入れたくなってしまいますね。(今回は入れてません。)
程よいパース感。
24mmや20mmあたりの広角の方が迫力は出ますが、35mmくらいの人間の見た感覚に近いパースの方が飽きなくていいです。
デジタルでモノクロ現像する時は、
- ホワイトバランス
- ブラック&ホワイト
- 露出
- ハイダイナミックレンジ
- レベル
あたりをいじります。
ホワイトバランスでもモノクロの表情がかなり変わるので、この数値を調整するのも面白いですよ。
光芒は、、、。
光芒がでるかちゃんと試してないです。。。
このときは雲がうっすらあったので、なんか曖昧な光です。
逆光耐性はオールドレンズとしては強いように思いますが、フレアは出やすいと思います。
渋谷駅周辺の変貌を記録する。
渋谷駅周辺の工事がダイナミックです。
細かい線も綺麗に描写されています。
ニコンのレンズのイメージは固くしっかりした線が出るイメージだったのですが、W-ニッコールC35mmF2.5は、繊細さがあるように思えます。
W-ニッコールC35mmF2.5のまとめ。
ニコンのレンズではありますが、ライカのLスクリューマウント(L39)です。バルナックライカに使われていたマウントで、現行のライカ、パナソニック、シグマが採用しているLマウントとは違います。
そのL39マウントをソニーのEマウントに使うには、L39マウントをL/Mリングを使い、ライカMマウントに変換。Mマウント化したレンズをマウントアダプターを使い、ソニーEマウントに装着します。
L/Mリングは、よほど精度の悪いものでなければ、どのメーカーを使っても良いでしょう。
僕が使っているのは、VM-E CloseFocusAdapterというヘリコイド付きのマウントアダプター。
W-ニッコールC35mmF2.5の最短撮影距離0.9mを、レンズ先から被写体まで実測約25.5cmまで寄れるようになります。(メジャーを当てただけの簡単な計測。)
これで、ペットや花の撮影、カフェなどでのテーブルトップ撮影も無理なくできます。
お値段は高めになってしまいますが、オールドレンズをを気持ちよく使うためにはあった方がいいですね。
普段使いするオールドレンズ、楽しいですよ。
α7Ⅱはまだ購入できます。
しかし、ダブルスロットになって、ダイナミックレンジも広いα7IIIの方がおすすめ。
長く使えます。
EマウントにMレンズを付けるマウントアダプター、「VM-E CloseFocusAdapter」はこちら。
こういうのは、安心、信頼、精度を優先した方がいいです。
旧Lマウント(L39)をMマウントに付けるために必要な変換リングはこちら。
お気に入りのオールドレンズが見つかるといいですね。
W-ニッコールC35mmF2.5のレビュー第1回はこちら。
APS-Cサイズのα6000につけたレビュー記事はこちら。