東京湾に浮かぶ無人島、猿島でD810Aを普段使いするレビューの第2回です。
D810Aは天体専用モデルなので、色再現が通常のモデルとは違ってくるそうです。
・・・ですが、あまり気にせずに使っています。
前回に続き、猿島で普段使いとして撮影し、「撮って出しJPEG」の画像を作例に載せつつレビューしています。
第1回はこちら。
<目次>
- トンネル構図。
- D810とD810Aってそんなに違わない?
- 釣りもできます。
- 仮面ライダーのロケ地。
- Ai AF-S 17-35mm f/2.8D というレンズ。
- 双胴船の白も問題なし。
- 島全体が神域だった。
- D810とD810Aは一緒に使えるかも・・・。
- 猿島へのアクセス。
トンネル構図。
黒く潰れたところが額縁効果で、中央に視線誘導され、「その先の何か」を想像させる・・・、そんなイメージです。
よほどのことがない限り「情報がない」ということもないので、RAW現像すれば黒く潰れた葉っぱなどのディテールを出すことは可能です。
D810Aは直射日光の強い場所や、黒い色などに赤カブリが出るようですが、この影の部分に影響はありませんでした。
D810とD810Aってそんなに違わない?
望遠鏡の青のメタリックも赤カブリはないようです。
もともとD810を使っていてD810Aを買い足したのですが、その色味の違いは気になりません(ほとんど気が付かない)。
また、併用しているSONY αシリーズですが、こちらとの比較の方が明らかに色味が異なります。
同一メーカーでの違いの差というのは、その程度なのかもしれません。
むしろカメラメーカーの違いで色味が大きく違うので、D810とD810Aの普段使いで色味の違いを気にする必要はないのかと思います。
このあたりには幕末のころに砲台が設置された、卯の崎台場があったそうです。
釣りもできます。
こちらは釣りのポイントの一つ、オイモノ鼻と呼ばれる場所。
あまり詳しくはないのですが、クロダイ、アイナメ、メバル、シーバスなどが釣れるそうです。
レンタルショップにて釣り用具が借りられます。
興味のある方はお問いわせしてみてください。
【TRYANGLE WEB】YOKOSUKA軍港めぐり / 無人島・猿島 / ヨコスカBBQ のトライアングル
仮面ライダーのロケ地。
ここはショッカーの基地だったそう。
初代の仮面ライダーの敵、ゲルショッカーの結成式が行われた展望台だそうです。
1971年(昭和46年)から放送を開始したそうですが、仮面ライダーは見ていなかったので、何も知りませんでした...。
画像検索をしてみると、当時はここまで植物に覆われていなかったようですし、現在では老朽化もすすみ立ち入りは禁止されています。
Ai AF-S 17-35mm f/2.8D というレンズ。
レンズはAi AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED です。
ニコンでは販売を終了しているレンズになります。
単体での重量は745g。開放F値はf2.8。最短撮影距離は28cm。F値と最短撮影距離はズーム全域で変化しません。フィルター径は77mm。
レンズの最大径は83mm、全長は約115mmとなります。
このレンズはAPS-Cサイズ(ニコンだとDXフォーマット)につけると、フルサイズ換算、25.5mm〜52.5mmのレンズになります。
フィルム時代から使っていますが、最近の高画素になったデジカメに使うと流石に甘く感じる描写です。
17mmのワイド側での描写が流れたようになる時がありますが、全体に安定していて使いやすいと思います。
双胴船の白も問題なし。
猿島への行き帰りは、白い双胴船でした。
この形状の船は、波に強く安定していて揺れが少ないのが特徴です。
D810Aでの撮影ですが、船体の白い部分に赤カブリがないので特に問題なさそうです。直射日光の強い条件でしたので少し心配していました。
島全体が神域だった。
海底が隆起してできた猿島。
日蓮上人も修業したとか。
要塞跡などの軍施設も良かったですが、自然が豊な島で風がとても気持ちよかったです。
島全体が神域とされ、猿島のほか周囲の島九つを合わせて、十嶋大明神(とじまだいみょうじん)と呼ばれていました。地元の人や漁師さんからは、海の安全祈願や豊漁、家内安全を願う信仰の対象だったそうです。
島のボートデッキの奥にある広場に神社があったそうです(春日社跡)。ですが、足場の崩落などのため、現在は立ち入り禁止になっています。
神社は現在、京急久里浜線、堀之内駅から徒歩で約3分のところに遷座。
そこはもともと遥拝のための社があったところです。
春日神社・十嶋大明神として鎮座されています。
D810とD810Aは一緒に使えるかも・・・。
フェリーの行き帰りで、記念艦「三笠」を撮影していました。
上は、ニコンのD810Aで、帰ってきた12時頃。
下は、ソニーのDSC-RX100M3は行きの9時25分頃。
時間も違うので、同一条件とはいえない比較ですが、どちらも撮って出しのJPEG。
どうでしょうか。
違うというか、・・・あんまり変わらないかも...。
ですが、基本的には、ニコンは黄色味が強く、濃い色味。ソニーはあっさりとした色調で、ブルー系。
僕としては、ニコンのカメラとソニーのカメラを一緒に使うと、色合わせに苦労するので、分けて使いたいですね。それに比べればD810とD810Aは一緒に使っても、今のところ問題はありません。
ということで、D810Aの普段使いはとく問題ない。ということになりました。
猿島へのアクセス。
三笠ターミナル、猿島ビジターセンターからフェリーで向かいます。
都内からもすぐ。
詳細は、ホームページを確認してください。