お気に入りのレンズZEISS Batis 2/25。
このブログの中や、プライベートでの使用率はダントツに高いレンズです。
フルサイズ用のレンズですが、ときにはα6000につけて使うこともあります。
センサーサイズがAPS-Cのα6000では、フルサイズで換算35mm相当のレンズ。
標準域のちょい広角といった35mmレンズはとても使いやすい焦点距離になります。
ということで今回はZEISS Batis 2/25をAPS-Cサイズのカメラα6000につけて、作例とともにレビューします。
<目次>
- ZEISS Batis 2/25をα6000につけてみる。
- カメラの設定。
- 洗足池で撮ってみる。
- いけづきはし。
- 千束八幡神社。
- 花の写りはいい感じ。では、jpeg撮って出しとRAW現像を。
- 狛犬ポートレート。
- 名馬、池月。
- ボートはAFに任せてしまう。
- 中間絞りが美味しいところ。
- Batis 2/25は「品(ひん)」がある。
- 少し絞ってのボケもいい。
- 鉄塔と空。
- 夕暮れのホームの繊細さを写す。
- ZEISS Batis 2/25をAPS-Cのα6000で使う、まとめ。
ZEISS Batis 2/25をα6000につけてみる。
この状態でフードの先端からファインダーの接眼部まで、実測で約15cm。
(接眼部のゴムパーツはなしの状態。)
Batis 2/25が太いですね。対してα6000は小柄。
少しですが、α6000のほうが高さが低いです。
α6000系では45.1mmと一番薄いボディ。α6600になると59.0mmなので、それなりの厚さになります。(メーカー値で比較。)
Batis 2/25には手振れ補正がないので、α6600の手振れ補正は欲しいと思いますが、このスリムさも捨てがたいものがあります。
α6000系のボディの厚さと重さ。
高さと横幅はほとんど同じです。
ボディの厚さと重さを、メーカー公表値で比較してみます。
α6100、α6400でも、α6000より厚くなってしまいます。
なので、買い替えにふみきれません。
フードを社外品に変えてみる。
ZEISS Batis 2/25はフィルター径が67mmです。
手持ちの社外品フードで67mmがあったのでつけてみました。
だいぶ使い込んでいるので、角が色落ちしています。
この状態で約14cmになりました。
ケラレもなく(フルサイズで使うとケラれます)、細く、短くもなったので、この状態で撮影してきました。
フィルターはSONY純正のZEISS VF-67MPAM をつけています。
純正にこだわらなくてもいいと思いますが。。。
撮影時の重さは?


ちなみに重さですが、SDカード、バッテリー、ストラップ、フィルターなどをつけた撮影状態で760gです。
これなら一日中首から下げていても、余裕で撮影できますね。
カメラの設定。
基本的なカメラの設定(RAW , jpeg)は以下のとおりです。
jpegの写真は撮って出しで、リサイズのみしています。
クリエイティブスタイルは風景。
コントラスト、彩度、シャープネスは標準です。
RAWデータはキャプチャーワンで現像、リサイズしています。
洗足池で撮ってみる。
前回のモノクロ編と同じ日に往路と復路でボディを変えて撮影しています。
日に照らされたボートをパチリ。
35mmレンズの、「なんとなく見た感」の画角です。
jpegの撮って出しでは、日差しの強さとかが、なんとなくイメージと違ったので、キャプチャーワンでRAW現像です。コントラスト、ダイナミックレンジ等で調整しています。
モノクロ編はこちら。
いけづきはし。
3連の太鼓橋です。
2016年に架け替えられリニューアルしました。
程よくパースがつきますね。
欄干にある「いけづきはし」のプレートを明るく調整、他をちょいちょいと調整したくなってしまいRAW現像しています。
千束八幡神社。
いけづきはしを渡ったところには千束八幡神社が鎮座しています。
洗足池八幡宮とも呼ばれています。
御際神は応神天皇(おうじんてんのう)(誉田別尊(ほむたわけのみこと))。
源頼朝と名馬の池月伝説が有名です。
やっと「 jpeg撮って出し」をお見せできました。
クリエイティブスタイルは[風景]と[スタンダード]、[白黒]を使うことが多いです。
この鳥居の写真は[風景]になります。
花の写りはいい感じ。では、jpeg撮って出しとRAW現像を。
境内に花が咲いていました。
Batis 2/25ではこのぐらい余裕で寄れます。
背景も綺麗にボケていていい感じです。
Zeissらしい写りで満足しています。
ですが、jpeg撮って出しだと、ちょっとイメージが違います。
参考までに、キャプチャーワンでの調整中の画面キャプチャーを載せてみます。
ホワイトバランスも変えて、、、
露出、ハイダイナミックレンジ、レベル。。。
やりすぎでも、何がいいのか、わからなくなります。
花の写真はこれが仕上がりになりました。
狛犬ポートレート。
神社の狛犬が好きです。
こちらは江戸時代に奉納された狛犬です。
うん、いい感じ。
人物のポートレートにはあまり興味がありませんが、狛犬を撮ることにはこだわっています。
左上の玉ボケはちょっと縁取りもでていますね。
右側の社殿のボケは綺麗なので、雰囲気も伝わり納得です。
名馬、池月。
狛犬に続き、池月像も撮って出し。
SONY α6000 + Zeiss Batis2/25 , ISO400 , 1/1000 , f2.8 , jpeg
35mmは寄りにも引きにも使いやすい画角でいいですね。
単焦点1本だけ持っていくとしたら、35mmはオールマイティなのでいいかもしれません。
ボートはAFに任せてしまう。
SONY α6000 + Zeiss Batis2/25 , ISO400 , 1/1000 , f2.8 , jpeg
橋の下をくぐりでてきたボートに露出を合わせます。
後のことを考えて、露出を変えて数枚撮影するのですが、こういうときにオートフォーカスがあると助かります。
マニュアルレンズもよく使いますが、やっぱりAFは便利。
中間絞りが美味しいところ。
千束八幡神社から少し離れたところにある、洗足池辨財天(せんぞくいけべんざいてん)。小島になっていて、橋を渡ったところにあります。
絞りはf8ぐらいが、一番解像力が上がるように感じます。
カリカリではありません。
優しい解像感。
あれ、朱色が強すぎかも。。。
クリエイティブスタイルは[風景]でしたが、彩度を少し弱める調整をするべきでした。
Batis 2/25は「品(ひん)」がある。
木目の感じや、竹の葉のあたり。奥行き感。
先ほどの洗足池辨財天もそうでしたが、Batis 2/25の絞りf8は「品」があるようにもいます。
もっと使い込んで、それぞれの絞り値の特性を見極めていきたいですね。
少し絞ってのボケもいい。
妙福寺にある馬頭観音です。
それほど大きな観音さまではありません。大田区の文化財に指定されています。
開放ではボケ過ぎと思えたので、一段絞ってf2.8です。
鉄塔と空。
洗足池を離れてみました。
鉄塔と空ですが、トラス構造の細かい部分まで再現されています。
こういう被写体はカリカリ描写のレンズのほうが映えるのかもしれませんが、僕はこの雰囲気も好きです。
夕暮れのホームの繊細さを写す。
jpeg撮って出しでは、「記憶の景色」とちょっと違いました。
現実はjpegの写真に近いと思います。
ですが、写真は僕の記憶を表現したい。
ということで、RAW現像でイメージに近づけました。
電線とかレールの伸びていく感じを、絞りすぎないようにf5.6で撮りました。
踏切あたりにピントを置いています。
jpegの写真ですが、夕暮れ感をだしたかったので、ホワイトバランスを調整して、アンバーを強くして撮影するべきでした。
ZEISS Batis 2/25をAPS-Cのα6000で使う、まとめ。
ZEISS Batis 2/25は、センサーサイズがAPS-Cのα6000で使うとフルサイズ換算で約37.5mm。(SONYの撮影情報では37mmと表記されています。)
同一クラスの焦点距離、24mmのレンズではフルサイズ換算36mmになります。
*APS-Cのフルサイズ換算は、焦点距離×1.5で計算しています。
換算35mmというとても使いやすい画角でスナップしましたが、とても快適でした。
画質もイメージサークルの美味しいところを使うことになるので文句なし。
ZEISSのレンズということで階調も豊富ですし、AFも早く、とても贅沢な使い方ですね。
この組合せならコンパクトで軽いので、気軽に持ち出せます。
フルサイズでもAPS-Cでも使えるZEISS Batis 2/25は本当に良いレンズだと改めて思いました。
Gマスターに行くのもいい。
でも、なんか違うと思うなら。。。
やっぱりZeissか。
今APS-Cのボディを買うならこれがいい。
手振れ補正はなしでも大丈夫。かも。
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