キットレンズに慣れてきたら、単焦点レンズを使いたくなります。
ということで、APS-C用標準単焦点レンズのSEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)です。
このレンズは手ブレ補正の付いた標準単焦点レンズなので、α6000やα6400などの手ブレ補正のないα6000系のボディを使っているのならとってもおすすめです。
<目次>
- SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)の基本的なこと。
- SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)でケーキを撮影してみる。
- 東京港野鳥公園で撮ってみた。
- 撮って出しjpegと、ソニー「Edit」、キャプチャーワンのRAW現像。
- SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)で表現の幅を増やす。
SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)の基本的なこと。
SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)
- APS-C用、35mm単焦点レンズ。
- フルサイズ換算52.5mm相当。
- 光学式手ブレ補正機能あり。
- 最短撮影距離:0.3m
- フィルター径:49mm
- 絞り値:f1.8〜22、
- 絞り羽:7枚
- 質量:約154g
- 花形フードが付属しています。
持った感じは「詰まってる感」があり、それなりの質量を感じるもの。
でも、重くはないです。
フィルター径は49mmで、ソニーのコンパクトなレンズでよく使われているサイズです。
つけている保護フィルターは、ケンコーのPRO1D plus プロテクター(W)というものですが、前側の縁がシルバーのタイプです。
(もしかしたら、この製品はもう販売していないかもしれません。)
マニュアルフォーカスで使うピントリングは、360度回転するもの。
(どちらの方向にも、ぐるぐるずっと回せるタイプ。)
適度な抵抗があるので操作感は(AFのレンズとしては)良い方だと思います。
防塵防滴ではありません。
付属の花形フードは、大きくなってしまいますが、付けた方がカッコいいし、描写を考えてもつけた方がいいと思います。
このフードは収納時に逆づけもできるタイプです。
SEL35F18とα6000の使用時の組み合わせです。
バッテリー、SDカード、保護フィルター、フード、ストラップあり、レンズキャップなし、の実測の重さは554g。
軽いです。
首から提げても、襷掛けにしても、1日平気で過ごせます。レンズも比較的コンパクトなので、邪魔にはならないですね。
SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)でケーキを撮影してみる。
シャトレーゼのケーキは美味しいですよね。
最短撮影距離が0.3mなので、座った状態でも問題なく撮れます。
f1.8ではピントが浅すぎたので、すこし絞ってみました。
手ブレ補正があるので、1/15秒でもブレません。
東京港野鳥公園で撮ってみた。
野鳥撮影スポットとして有名。
東京港野鳥公園は自然が豊かな場所で、とても都内とは思えない場所です。
都内では有名な野鳥撮影スポットの一つ。
遠くの杭の上の鳥を狙うカメラマンたちを、標準レンズで撮影してみました。
年配の女性でも大砲のようなレンズを持っているところなので、コンパクトな標準レンズでは疎外感あります・・・。
中間距離の風景などを撮ってみる。
キレッキレの描写ではないですが、葉っぱの描写など綺麗に写します。
ハイキーで撮りました。
もう少し空の青をだしたかったです。
ちょっと明るすぎかと思いますが、そのくらい気持ちの良い場所です。
フワッと明るい感じの描写にも向いているようです。
遠くの鳥を撮影、拡大してみる。
遠くに3羽の鳥が見えました。
上のjpeg画像から鳥が2羽いる部分を切出してみました。
この拡大では流石に滲んでいますね。
とは言え、レンズの解像力はそれなりにあります。
α6000も頑張っています。
セミとカニを撮ってみた。
セミに近寄ります。
もう少し寄れます。とはいえ、ちょっと怖いのでこのくらいが限界です。
背景の緑が綺麗にボケています。
セミの部分を明るくしたかったので、RAWデータからキャプチャーワンで部分的に調整しています。
カニが歩いていたので、寄れるだけ寄りました。
もう少し寄りたいところです。
昆虫などを撮影するのであれば、もう少し長いレンズを使う方がいいかもしれませんね。
AFは早いと思います。
歩きながら移動するカニぐらいなら、ピントは気持ちよく合います。
撮って出しjpegと、ソニー「Edit」、キャプチャーワンのRAW現像。
撮って出しのjpeg画像ではちょっと色が弱い気がします。
トーチカのような小屋が観察小屋で、中から野鳥を観察、撮影などができます。
SONYの「Edit」を使ってRAWデータから現像してみます。
Dレンジオプティマイザーをマニュアルにして適量用を100。
その他、明るさなどを調整してみました。
空のディテールはでましたが、雲の白はちょっと違和感ありますね。
これだったら撮って出しのjpegの方がいいかも?
「Edit」はもう少し機能を増やすか、調整を反映させるスピードを早くして欲しいと持ってしまうのが本音。色作りもは悪くないのですが、ついついRAW現像ではキャプチャーワンを使ってしまいます。
キャプチャーワンで現像しています。
(いつも使っているので慣れています。)
すこし大袈裟に調整していますが、部分的に調整もしやすく、操作もやり易いです。
慣れると他のソフトが使いづらく感じます。
SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)で表現の幅を増やす。
開放F1.8のボケを楽しめ、スマホでは撮れない写真を写すことができます。
もちろん、ボケを楽しむならフルサイズの方がいいですが、APS-Cでも十分。
むしろ、カメラとレンズが大きくなってしまうフルサイズではこのお手軽感はありません。散歩感覚で使える、単焦点レンズSEL35F18はどこへでも持っていけるレンズです。
他にも標準単焦点レンズはありますが、手ブレ補正はある方が便利です。