ネットで調べると、江戸東京たてもの園はコロナ禍の影響で日付指定の事前予約制になっていました。
この日は平日だったので当日の朝でも購入できましたが、混雑具合などによっては受付が終了になるのかもしれません。行きたい方は、早めに予約した方がいいようです。
また、たてもの内に入るたびに靴を脱ぎます。
室内の見学中は、入り口で配られたビニール袋に入れて持ち歩くことになるので、脱ぎ履きのしやすい軽めの靴で行くことをおすすめします。
江戸東京たてもの園に着いて、はじめは、SONY α7RⅢにZEISS Loxia 2.8/21の組み合わせで撮影しながら見学してみることにしました。
<目次>
- 写真が好きなら、江戸東京たてもの園に行こう。
- RAW現像に頼ってしまうのもありですが、限界もあります。
- 高橋是清邸あたりでだいぶ......。
- 東ゾーンにやってきました。
- 江戸東京たてもの園は広い。
- 江戸東京たてもの園へのアクセス
- カメラ、レンズを替えて、続きがあります。
- カメラ、レンズの設定など。
前川國男(まえかわくにお)さんの自邸です。
入園してすぐに見えるのが前川國男邸です。
日本の近代建築の巨匠ですね。
切り妻の大屋根が左右に伸びています。
室内高は高く、正面の大きな窓から、日の光を取り入れています。
2階部分もありますが、ロフトぐらいのスペースといったところでしょうか。
吹き抜けにシンプルな間取りです。
現代に生活していると、とても贅沢に思えてしまいます。
内観全景を写すには、もう少し広角がほしいところ。
21mmでも十分ですが。
前川國男さんといえば、阿佐ヶ谷団地がとても印象に残っています。
前川國男さん(前川國男建築設計事務所)が担当したのはそのテラスハウスになるのですが、テラスハウスを含む全体の雰囲気がとても良くて、こういうところに住んでみたいと思っていました。
残念ながら阿佐ヶ谷団地は、もう取り壊されてしまいました。
せっかくなのだから、そのテラスハウスも移築してほしいと思います。
(未確認ですが、都内には同型のテラスハウスがまだ少なからず現存しているようです。)
写真が好きなら、江戸東京たてもの園に行こう。
田園調布の家(大川邸)。
江戸東京たてもの園では、とにかく写真をいっぱい撮りました。
前川國男邸は個人的に好きな建築ということで、写真を撮りまくりましたが、同じペースで撮っているととんでもないことになりそうです。
というか、どの写真がどの建物の写真かわからなくなります。
ということで、とにかく写真向きな場所がたくさんあります。
すでにどこの建物の内部かわかりません。
たぶん、小出邸。
外と中の露出差をどうするかとか、絞りはどうするかとか、撮ってて楽しいです。
常盤台写真場の老人室。
コロナの影響で2階は見ることができませんでした。
2階は自然光を活かしたスタジオになっているので是非見たかったです。
東京たてもの園のホームページから復元建造物の360度パノラマビューが見られるようになっており、こちらの2階の写場も見ることができます。
このボンネットバスですが、詳細がわかりません。
どうやら個人の所蔵らしく、情報の扱いが特別なのかもしれません。
バスに詳しい人ならわかるのでしょうか?
常盤台写真場の隣奥にあり、人気があります。
ここでもやっぱり沢山写真を撮ってしまいます。
三井八郎右衛門邸にあるクジャクの絵です。
21mmの広角を使っているので、描かれている状況も分かるようなアングルで撮ってみました。クジャクにもパースがついてしまいますが、こういうのもいいかと思います。
RAW現像に頼ってしまうのもありですが、限界もあります。
八王子千人同心組頭の家。
こういう場所はモノクロも似合います。
ここは風が抜けいくので、“比較的” 涼しいです。
8月なのでしょうがないですが、暑いです。
たてもの内にはエアコンなんてないので、ちょっと辛いです。
気をつけないと熱中症になるかもしれませんね。
このカットはRAW現像でいろいろやっています。
内部と窓から見える外の明るさの調整や、傾き、その他いろいろをなおしています。
撮影の段階でカメラの設定で色々と追い込むこともできますが、暑いし広いし、他にも見学する人がいるなどで、じっくり撮影するのにも限界があります。
ときには、わりきってRAW現像に頼ってしまうのもいいと思います。
色温度をアンバーにしてみました。
このカットだけなら、よい雰囲気だと思うのですが、他のカットとの整合性も考える必要がありそうです。
小物にも注目してみます。
それぞれのたてもの内の小物もよくできています。
ここもRAW現像でかなり調整しましたが、それでも露出差が大きく窓の外は白とびしています。
旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおたまや)。
旧自証院霊屋の扉は日曜日と祝日に開くそうです。
暗い部分、扉とその周囲の黒い部分が、黒潰れしていたので、RAW現像で明るくしています。不自然にならない程度の調整ですが、もっと明るくしてもよかったかもしれません。
高橋是清邸あたりでだいぶ......。
もう、かなり疲れてます。
暑いし。
展示室の前を通ったので、エアコンで涼んでおけばよかったです。
江戸東京たてもの園の復元たてものにはエアコンはありません。
熱中症予防を喚起するアナウンスも流れていましたので、適度に水分補給と休憩をした方がいいですね。
西川家別邸です。たぶん。
こちらの部屋で少し休みました。
風が通るのと、庭が綺麗でよかったです。
先ほども同じように風が通っていましたが、日本の家屋は風通しがいいですね。
東ゾーンにやってきました。
このかわいいものはなんだろう?と思ったら上野消防署(旧下谷消防署)の望楼上部だそうです。
本来は高い位置にあると思うのですが、こうやってみるとムーミンの世界にありそうなたてもののような気がしてきます。
江戸東京たてもの園は広い。
江戸東京たてもの園は広いです。
見学のペース配分を考えないと、途中で疲れます。
他の来場者さんに迷惑にならないように写真を撮っていたので、気疲れもしました。
また、エアコンがある場所がビジターセンターしかないので、真夏はつらいと思います。
とはいえ、レトロな世界なので、写真を撮るのは楽しいです。
実は前川國男の建築が好きなんですね。
現存する建物が少なくなってきています。いろいろ見に行きたいところです。
ちょっと高いですが、こんな本もあります。
江戸東京たてもの園へのアクセス
コロナの影響で臨時休園になる可能性もあります。
ホームページなどで確認してください。
カメラ、レンズを替えて、続きがあります。
カメラ、レンズの設定など。
カメラや現像ソフトの設定は、表記がない場合は以下のとおりです。
Dレンジオプティマイザー オート
湾曲収差補正 オート
倍率色収差補正 オート
周辺減光補正 オート
クリエイティブスタイルはいくつかを使い分けていますが、コントラスト、彩度、シャープネスは標準です。
jpeg画像は撮って出しをリサイズしています。
RAWデータはCaptureOne21で各種機能を使い現像後、リサイズしています。