前回に続き、江戸東京たてもの園を見学しています。
ここからは東ゾーンで、カメラはソニー α6000(ILCE-6000)にZEISS Loxia 2.8/21をつけています。
α6000はAPS-Cのセンサーですので、21mmのLoxiaは、フルサイズ換算で31.5mmの広角レンズとなります。
<目次>
- 江戸東京たてもの園は事前予約制です。
- 都電7500形が佇んでいます。
- 「懐かしい」だらけの江戸東京たてもの園。
- 神社仏閣風の銭湯、子宝湯。
- 鍵屋という名の居酒屋。
- 武居三省堂は釜爺の部屋のモデル?
- 全部をちゃんと見ると一日では済まないかも。
- 江戸東京たてもの園へのアクセス。
- カメラとレンズについて。
江戸東京たてもの園は事前予約制です。
現在(2021,8,31)、江戸東京たてもの園はコロナ禍の影響で日付指定の事前予約制になっています。
今回は当日の朝でもネットから購入できましたが、混雑具合などによっては受付が終了になるのかもしれません。早めに予約したほうがいいでしょう。
また、緊急事態宣言等により、臨時休園になる可能性もあると思います。公式ホームページなどで確認されてから来園するようにしましょう。
都電7500形が佇んでいます。
渋谷駅前から新橋まで、六本木や虎ノ門などを経由して走行していました。
現在都電は、都電荒川線を残すのみとなっています。
現在の都電荒川線は30の停留場があり、その全てが23区内(主に北区)にあります。
本郷通りと明治通り(国道122号)がT字にぶつかる飛鳥山交差点は僕もよく通りますが、都電荒川線のみの直進信号(黄色矢印)がある交差点です。ちょっとドキドキする場所です。
なんだろう、とてもノスタルジックな感じですね。
Loxiaではちょっと写りすぎかも。
ここはオールドレンズとかで写すほうがいいかもしれませんね。
ZEISS Loxia 2.8/21の光芒はこんな感じ。
太陽を画面に入れれば光芒がすぐに出ます。
絞り値によって角度、線の大きさなどが変わります。
ちょっと出過ぎな時もあって、困ることもあるくらいです。
「懐かしい」だらけの江戸東京たてもの園。
外観前面が銅板で特徴的建築なのに、覗くととても和風。
どっかで見たことある感じ。
こういう金物などの雑貨(金物だけじゃない)を扱うお店を「荒物屋」というのですが、「荒物屋」という言葉自体を知りませんでした。
開放f値は2.8ですが、花などによっての近接撮影ならこのぐらいボケます。
ボケがとても綺麗です。
空き地に土管。
ちょっと露出が明るすぎですが、それもいい感じに思えます。
川野商店。こちらは和傘問屋になります。
白黒にすると、昭和の写真って感じ。
特にこの自転車にリアカーって懐かしいですね。
道の向かい側にある、大和屋本店。
ここでも外と内部の露出差が大きいので、RAW現像しています。
でも、整えすぎても雰囲気が出ないような。
もっと落とすところ、飛ばすところがあってもよかったかもですね。
神社仏閣風の銭湯、子宝湯。
江戸東京たてもの園といえば、「前川國男邸」とこの「子宝湯」(個人的な感想です)。
建築の細かいディテールも凄いです。
写真はいっぱい撮っているのですが、全部を載せるわけにもいかないので実際のものを見てもらうのが一番ですね。
やっぱり内部の「銭湯絵」はいいですね。
日本人の魂、富士山。
女湯側からも見ることができます。
鍵屋という名の居酒屋。
江戸時代から続く居酒屋だそうです。
はじめは酒問屋の一角でお酒が飲める、角打ちからはじまったそう。
この鍵屋ですが、江戸東京たてもの園にあるのは移転前のたてもの。
現在の実店舗は大正時代の日本家屋を改装したお店で、鶯谷で営業されています。
コロナ以前は、江戸東京たてもの園でおこなわれる「納涼祭」限定で、この初代鍵屋店舗でお酒が飲めたそうです。
いつ、コロナ前に戻るのだろうか(お酒、飲めないけど)。
武居三省堂は釜爺の部屋のモデル?
左の見切れているのが三省堂。
文具店です。
左の木箱形の引き出しが並んだ壁がモデルになっていると言います。
千と千尋の神隠しの劇中では、薬草が入っていたところです。
僕の写真では、わかりづらいですね。
全部をちゃんと見ると一日では済まないかも。
こんなに綺麗ではありませんが、立て替える前の実家の雰囲気に似ています。
ぜんぜん違うのに懐かしい。
縁側でのんびり庭を見ていたいです。
細かいディテールまで再現されている江戸東京たてもの園。
ジブリの映画、千と千尋の神隠しのモデルになった場所も、まだたくさんあるようです。
その他にも、もちろん建築的な価値のあるものが集められています。
写真好きとしては、再現され、作られた空間ではありますが、スナップしたくなる場所がたくさんあります。
アングルや時間を変えるだけでも違って見えますし、ずーっと撮り続けられます。
今回は広角レンズを使いましたが、長めのレンズで切り取るのも楽しそうです。
また季節を変えても、風景が違って見えて楽しいのではないでしょうか。
何度でも来たいところです。
他の来園者さんもいるので、迷惑のかからないように写真を楽しみたいですね。
江戸東京たてもの園へのアクセス。
小金井公園もかなり広いです。
駐車場も広いですが、桜のシーズンなどは満車になり、周辺道路は渋滞するそうです。
カメラとレンズについて。
カメラやレンズの設定は、表記がない場合は以下のとおりです。
ホワイトバランス AUTO
Dレンジオプティマイザー オート
湾曲収差補正 オート
倍率色収差補正 オート
周辺減光補正 オート
クリエイティブスタイルはいくつかを使い分けていますが、コントラスト、彩度、シャープネスは標準です。
jpeg画像は撮って出しをリサイズしています。
RAWデータはCaptureOne21で各種機能を使い現像後、リサイズしています。
カメラはα6000(ILCE-6000)にZEISS Loxia 2.8/21の組み合わせですが、画角が思ったよりも使いやすい。
21mm本来の画角より狭くはなるので、全部写すようなことはやりづらいですが、切り取る要素がでてくるので意味のあるフレーミングにしやすくなります。
AFもない、絞りもマニュアル操作、手ぶれ補正もない。で、この値段なんで、勇気がいります。
かなり贅沢な感じではありますね。
α6000は販売終了なので、手ぶら補正のあるこちら。
もう少しでフルサイズが買える値段でAPS-Cっていうのも、こだわり感ありますね。