急にどうしても野鳥を撮影したくなって、多摩川六郷橋緑地に車で行ってきました。
車を停め緑地についたときには、すでに夕暮っぽい光。1月は日が短いですね。
少しの時間だけでしたが、いろいろ撮ってみました。
<目次>
- 探鳥・野鳥撮影のカメラ機材。
- セイタカシギさんは活動中。
- アオサギがいました。
- ヨシ原での野鳥観察・撮影。
- カワウの集団。
- ハクセキレイはモノトーンで可愛い。
- オオバンはカモじゃない。
- 個体識別用の足環ついています。
- 飛翔する鳥はカッコいい。
- セイタカシギを観察する。
- そろそろ帰ろう。
探鳥・野鳥撮影のカメラ機材。
風景撮影用に、ソニーα7RⅢにレンズはZEISSのLoxia 2.8/21です。
コンパクトな21mm。ちょっと切り詰め気味の露出で撮影すれば、ドラマチックで立体感のある写真に仕上がります。
野鳥撮影用にメインカメラ、Nikon Z6II。FTZとTC-14E IIを挟んでAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを装着。フルサイズで700mm、f/8です。
今回からストラップにCRRY SPEED PRO MARK Ⅳを使っています。レンズ側から吊るすようになるので、両手を離しても大丈夫。まだ様子見なので、カメラ側のストラップもついたままです。
FTZはレンズの質量が1300gを超えるレンズの場合、カメラだけを持ったり、カメラのストラップを使ったりしてはいけないと説明書に注意書きがあります。
この場合はレンズを持つように指示されています。
セイタカシギさんは活動中。
すぐに見つかったセイタカシギ。長い脚は水の中で見えません。ちょっと残念ではありますが採餌中で水の中を歩き回っていました。
焦点距離700mmではやっぱり遠い。写真はトリミングしています。
このブログではトリミングした場合、「Tあり」と撮影情報に書いてあります。また「C1」はキャプチャーワンを使ってコントラストや明るさ、彩度などを調整しています。「jpeg」はカメラで撮影した、jpegの撮って出しのデータをブログ用にリサイズのみしています。
観察していると、水中を狙って嘴を体ごと突き刺すような動きをしています。何かを食べているようですが、顔を水から出したときには何も咥えていません。水の中で獲物は食べてしまうのでしょうか。。。もっと観察が必要ですね。
セイタカシギの目は赤です。ちょっと怖い。
画像調整をしているときに拡大して見てしまうのですが、かなりイった目をしています。
可愛いですけどね。あんまり細かく見ないようにします。
アオサギがいました。
前回来たときには見なかったアオサギ。なんとなく色が薄いように感じます。
アオサギくらい大きくなれば、トリミングしなくても大丈夫です。
でも思ったよりも警戒心は強くて、これ以上距離を詰められません。
頭を動かして、こちらの様子を伺っているようでした。
ヨシ原での野鳥観察・撮影。
川沿いにでるヨシ原の道。もっと歩きやすいところもありますが、人気のないところの方が鳥がいたりするので入ります。
でも、たまに釣りの人とか、同じように鳥撮の人もいて、ドキッとすることも。
こちらに住んじゃってる方達もいらっしゃるので、その辺は注意が必要です。
カワウの集団。
前回カワセミを見つけた場所は、カワウだらけでした。
カワウは割と好きな鳥なんだけど、集団でいるとちょっと怖い。
たまたま集団でこの場所にいたのかは不明ですが、時間によって移動してきたりするのかもしれません。
ハクセキレイはモノトーンで可愛い。
歩く姿が可愛いハクセキレイ。
駐車場などでも見るようになったので普通の鳥扱いになってるけど、やっぱり会えると嬉しいものですね。
時間が遅かったのか、小鳥をほとんど見ないので、姿を見れて安堵しました。
オスメス、成鳥幼鳥、夏羽冬羽、、、。
ハクセキレイは見分けが難しい鳥ですね。
冬羽でいえば、
- 頭が黒く、背中がグレーならオス。
- 頭も背中もグレーならメス。
ということですが、この写真では、
しっかり頭が黒くて背中はグレーのムラ。
たぶんオスかな。
オオバンはカモじゃない。
オオバンです。
この鳥、カモ類じゃないんですね。
カイツブリもそうでしたが、オオバンも「カモ類」だと思ってました。
オオバンはカモ類と違って、嘴が尖っていて足に水掻きがないそうです。
クイナ科に分類されています。
「水に浮かぶ、ふっくらした鳥」はカモ類という思い込みは訂正しないといけません。
勉強不足で、恥ずかしいです。
個体識別用の足環ついています。
このユリカモメですが足環(あしわ)がついていました。
拡大してみると、足環の割れ目側で識別情報はまったく読めない状態です。
ばっちり解像している写真だったので、いろいろわかると思いましたが残念です。
足環について。
これは鳥類標識調査(Bird Banding)といって、個体が識別できるように記号や番号が書かれた(打刻されている)足環を対象となる鳥に装着して、移動や寿命を調べるというもの。
受け持ちは環境庁ですが、山階鳥類研究所(やましなちょうるいけんきゅうじょ)が委託され調査をおこなっています。
こうした鳥を見つけた場合、日時や場所、写真などの詳細な情報を山階鳥類研究所に送ると、「標識鳥回収記録」に登録し、生態研究のためのデータとして使われるそうです。
飛翔する鳥はカッコいい。
アオサギが川の流れに沿って飛んできました。
距離的には十分大きく撮れる感じでしたが、慌てていたのでズームが間に合いません。
絞り値もf/10になってるし。
アオサギを含め、鳥の飛ぶ姿は美しいですね。
もっと綺麗に撮りたいと思いました。
大きさ的にはダイサギだったような気がするのですが。
そして、アオサギも飛んでいきます。
似たような写真ですみません。
絞りがf/10のままです。
これ、「解像感をあげるために少し絞ってる」ではなくて、「ズレたまま気がついていない」状態です。
常にカメラの設定を意識しなくてはいけないのに、まったくできていませんでした。
そろそろ光がヤバイ時間になってきました。
僕的にもあまり時間がありません。
鳥たちもどこかへ帰るのか、せわしなく感じます。
カワウが群れで飛んできました。
その中で密集して飛んでいるところに狙いを定めます。
といっても、距離がそれなりにあったので、余白をかなりトリミングして強さをだしました。
それにしても密ですよね。
鳥たちも姿を消しはじめました。
緑地のグラウンドの人も減ってきています。
セイタカシギを観察する。
帰り際にもう1度、セイタカシギを観察しました。
水面に映るビルの窓が夕日に輝き色づいていました。
そんな中、黙々とセイタカシギさんは採餌中。
もうだいぶ暗いです。
そろそろ帰ろう。
暗い。
見た目もこんな感じでした。
それにしてもNikon Z6IIの高感度って凄い。綺麗に荒れていく感じ。拡大しなければ荒れてる感じなんてわからないと思う。
RAWデータを明るくして鳥の種類を調べたら、ヒドリガモのカップル(たぶん)でした。
カモ類を調べるのに使っているのは、この本です。
凄い詳しい。
富士山を背景に鳥たちが飛んでゆきます。
野鳥も多くていいところです。
近隣に駐車場は点在していますが、休日はいっぱいになりやすいです。
セイタカシギの写真をもう少しアップしています。