ピーマンのきんぴらの作り方です。フライパンを使いますが強火でさっと炒めるだけ。味付けはしょうゆとみりん、風味づけにごま油で美味しく出来あがります。
ピーマン4個で4人分くらいですが、半分を食べて、残りは作り置き。お弁当に入れてもいいですね。子供の頃に嫌いだった代表格ピーマンですが、大人になって好きな食材になりました。
<目次>
作り方を簡単に説明。
きんぴらなので、簡単に説明するとホントに簡単。
- ピーマンを細切りにする。
- 油を熱したフライパンで強火で炒める。
- 火が入りはじめたら、みりん、しょうゆを回しかける。
- ごま油を回しかけ、さっとからめれば、出来上がり。
作り慣れて速度アップを目指します。他の料理の合間にさっと作ったり、朝に作るお弁当の一品にも。晩酌の突き出しにもいいかもです。
材料。
ピーマン ・・・ 4個
しょうゆ ・・・ 小さじ2
みりん ・・・ 小さじ2
ごま油 ・・・ 小さじ1
いりごま(白) ・・・ 適量、お好みで。
*炒める時に使う油
太白ごま油 ・・・ 小さじ1
(サラダ油でも可、お好みで。)
作り方。
(1)ピーマンの種をとって3mm幅くらいの細切りにする。
ピーマンはさっと水洗いするだけで大丈夫。
縦に半分に切り、タネとわた(白い部分)を取ります。
このとき内側にタネが残ってしまうのですが、僕はさっと水で洗ってしまいます。
ピーマンの外側(表面)を上にして軽く叩くなどタネをとる方法はいくつかありますが、流水をかけて流してしまうのが簡単だと思っています。
水が残っているとはねるときがある、また内側が水分を吸って水っぽくなる、などありますが、個人的には気にするほどではないと思っています。
ピーマンは約3mmの幅で細切りにしますが、実際に測ってみたところ2mm〜5mmくらいの幅がありました。厳密に揃える必要はないと思いますし、多少大きさにムラがある方が食感に変化がでていいと思います。見た目を気にする場合は丁寧に揃えて切った方がいいかもです。
(2)フライパンに太白ごま油を熱して、ピーマンを強火で炒める。
フライパンに太白ごま油(小さじ1)を熱します。
ピーマンは強火で手早く炒めます。さっと炒める程度。
すぐにしんなりしてきます。ここでしっかり火をとおそうとすると、ピーマンのシャッキリ感が失われてしまいます。
(3)しんなりしはじめたら、みりんとしょうゆを回しかける。
ポイントは前にも書きましたが、「しんなりしはじめ」に味付けします。
しょうゆ(小さじ2)とみりん(小さじ2)で。しょうゆとみりんは 1:1 にしています。
ここで、しんなりさせてしまうと、出来上がりまでに火がとおりすぎてしまいます。
(4)仕上げにごま油を回しかけて出来あがり。
火を止めて、ごま油(小さじ1)を回しかけ、軽く混ぜ合わせます。風味がついて美味しく出来上がります。ごま油をかけすぎると油っぽくなってしまうので、好みで量を減らしてください。
(5)盛り付けは高くして、ゴマをお好みで。
シンプルな一品ですが、盛り付けに気を使うと高級感がちょっとでると思います。高さをだすとなんだか「高級な一品」に思えるかも。
そして、いりごま(白)をパラパラと。見た目にも美味しさをアップしますし、やっぱり味にも貢献すると思います。
自分だけで食べる時も、達成感がでて贅沢な気分です。
ポイントなど。
強火でさっと炒めることだと思います。盛り付けまでに余熱でも火がとおるので、早めに次の工程にすすめて行きます。
しょうゆとみりんは 1:1 を基本としていますが、この割合は好みでいいので、いろいろ試してみてください。濃いめの味が好きなら、それぞれ、小さじ3でもいいと思います。
作り置きやお弁当にも。
ピーマン4個で4人分が目安としていますが、この分量でも2人ですぐに食べきってしまいます。
ということで、出来上がったら半分を耐熱容器やタッパーに入れて作り置きにしてしまいます。耐熱、レンジOKのガラスの容器なら、このままテーブルに出せますよね(手抜き)。
冷蔵庫に入れておけばば賞味期限は3、4日は大丈夫だと思います。まぁ、すぐ食べてしまいますけどね。もちろん、お弁当に入れることもあります。
感想。
シャッキリとした炒め物が美味しいと思ったのは、この作り方をはじめてからです。
以前はしっかり火をとおして、くったりさせていました。
もともと「くったり」が好きだったんですね。でも美味しい中華などで食べる炒め物などは、野菜がシャッキリしてる。歯ごたえがある。そのほうが野菜の味というものを楽しめると思ったんですね。くったりするまで炒めていたときは「野菜の味」というより、「めんつゆの味」だったんだなと気がつかされました。
炒め過ぎない方が、野菜らしさを味わえるように思います。
そして「めんつゆ」。今でももちろん「めんつゆ」を使って料理することは多いですし、美味しいめんつゆは沢山あります。ですが、「野菜の味」を味わおうと思うと、シンプルにしょうゆとみりんだけで十分だと思いました。もちろん、しょうゆとみりんの味付けでも、量が多いとそれは「しょうゆとみりん味」になってしまうので、だんだんと味付けが薄くなっていきました。
シャッキリとした歯応えのある炒め方でピーマンの旨味を引き出せれば、薄味でも十分に美味しく感じられると思うようになりました。
ピーマンが嫌いでした。
子供の頃、ピーマンは嫌いでした。ピーマンというより、野菜が全て嫌い。
今でも好き嫌いは多いので、生のトマトやきゅうりなどは食べられません。でも不思議ですね。ピーマンの苦味は大人になっていつの間にか好きになりました。僕はもうお酒はやめてしまったのですが、お酒に合うからでしょうか。日本酒とかによく合いそう。
きんぴらについて。
きんぴらとは、食材の種類に関係なく、細切りにして、しょうゆやみりん、砂糖などで甘辛く炒めた料理のことを言いそうです。
なので、ごぼう以外にも、今回のピーマンやアスパラ、セロリなどを、細切りにして甘辛く味付けした炒め物は「きんぴら」と言えます。
ちょっと前まで、「きんぴら」といえばごぼう料理だと思っていたので、恥ずかしながら書いておきました。