猫ノ目わたるブログ

風景、野鳥、花・山野草。日々、撮影した写真をもとに書いてます。

洗足池で野鳥撮影。(Nikon Z7+AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR)2/2

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ニコンZ7を購入しました。ニコンZ7は2018年発売、4575万画素のミラーレスカメラ。

高画素機なのでDX(APS-C)サイズでの撮影に活用できます。この場合、Z50よりも画素数は少なめですが1950万画素。SNSやブログでは十分な画素数で、ボディ内手ブレ補正があるので、その点ではZ50よりも使いでがあります。

マイフィールドである洗足池で野鳥撮影した写真を載せ、軽めのレビューをしてみました。

1/1はこちら。

snowvalley.hatenablog.jp

 

<目次>

 

洗足池といえばカワセミです。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO560 , 1/2000s , f/8 , 500mm , RAW , C1現像

もう周知されている洗足池のカワセミ。休日になるとカメラマンが撮影目的でやってきます。

しかし、冬になって木々の葉がなくなり葦も刈られています。カワセミには隠れる場所がありません。餌をとるためにいつもの場所にやってきますが、何回かダイブした後は姿を消してしまいます。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO400 , 1/2000s , f/8 , 500mm , RAW , C1現像 , Tあり

同じ場所から撮影したカットをトリミングしました。

フルサイズで撮影して、「飛び出し」、「飛び込み中」を画面内に収める作戦です。

有効画素数4575万画素のZ7ならこのくらいのトリミングも問題ありません。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO450 , 1/2000s , f/8 , 500mm ,  jpeg

まさかの横っ飛び。

レンズを振って追いかけます。

てっきり下(水中)へと飛び出すと思っていました。

撮影情報の「jpeg」はjpeg撮って出し、ブログ用にリサイズのみしています。

 

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上のカットのカワセミ部分を拡大。

上のカットのカワセミ部分を拡大しています。

シャッタースピードは1/2000s。

レンズを振ったカメラブレなのか、カワセミのスピードが速すぎてブレたのか。

検証して自分のモノにする必要がありますが、1/2000sではちょっと遅いのかもしれません。

調べてみると、飛び込みは1/4000sくらい。さらに、ホバリングを止めるなら1/8000sくらい、というスピード。カワセミは本当に速く飛びますが、シャッタースピードも相当な速さが必要ということになります。

 

洗足池のカワセミの近くにいる野鳥たち。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO2500 , 1/2000s , f/8 , 500mm ,  jpeg

カワセミポイントの近くに、縄張りを持つモズ。

モズがカワセミを狙っているかどうかわかりません。ですが近くの木の枝に飛んでくるので、気にしている様子。僕はこのモズがカワセミを襲うところは見ておらず、近くの草むらの虫などを採っているところを見ています。このあたりを撮影しているカメラマンには知られた個体でメスのモズです。

こちらも必ずいるわけではありません。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO560 , 1/1600s , f/8 , 500mm ,  RAW , C1現像 , Tあり

近くの木にツグミがやってきました。

この写真は、カワセミの撮影中にレンズをツグミのいる木に向けて撮影しています。

他のカメラマンさんに聞いた話によると、以前、洗足池のカワセミがツミに襲われるという事件があったそうです。僕も他の場所でカワセミがツミに襲われる(未遂に終わりカワセミは無事)ところに遭遇していますので、撮影中は周囲に気を配っています。

ツグミでよかったです。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO1800 , 1/640s , f/8 , 500mm ,  RAW , C1現像

刈られた葦の中にいたムクドリ

単独でいるときのさえずりを聞くと「可愛いなぁ」と思います。

 

ムクドリの名前の由来は「椋木(ムクノキ)」から。椋の樹洞に巣を作るからだそうです。

参考にしているこちらの本に書かれています。

<引用>

椋の樹洞に巣をつくるから「椋鳥」であろう。

今では椋の木ばかりに営巣するわけではないが。

<引用ここまで。山と渓谷社 「野鳥の名前」より。>

他にも江戸時代の呼び名や現代のムクドリの生息環境によって、その呼び名の語源から外れてしまっていることなどにも触れられています。またムクドリ以外の野鳥の名前についての由来も書かれていて、撮影後の楽しみに一役勝ってくれる本です。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO1600 , 1/1250s , f/8 , 200mm ,  RAW , C1現像

コサギの識別ポイントは足の指部分だけが黄色いことです。

似ているサギの仲間にチュウサギがいますが、こちらは洗足池でまだ見たことはありません(見逃している可能性もあります)。アオサギゴイサギダイサギコサギはよく見かけるサギだと思います。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO640 , 1/1250s , f/8 , 200mm ,  jpeg

しばらく姿を見ないなと思っていたコサギ。最近になって刈られた葦の周辺で食べ物を探している様子を見かけます。

戻ってきたり、いなくなったり、どこに行くのか知りたいです。

 

コサギの飛翔写真。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO720 , 1/640s , f/8 , 500mm , RAW , C1現像

夕方になり、コサギが池の上を周回飛行していました。

カメラの設定的に、ちょっとシャッタースピードが遅いです。

サギ類は飛行速度が比較的ゆっくりなので、飛翔写真としてはラクなほうです。ですが咄嗟のことで「シャッタースピードを調整する」ということができませんでした。

すぐに設定を変えられるようにイメージトレーニングしておく必要があります。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO640 , 1/640s , f/8 , 500mm , RAW , C1現像 , Tあり

こちらはコマ違いのトリミング写真。

ちょっとブレています。

夕陽を浴びて綺麗でしたので、ブログに載せてみました。

 

洗足池の紅梅と蝋梅。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO1100 , 1/1000s , f/8 , 500mm ,  jpeg

紅梅が咲いていました。

洗足池はとくに梅の名所とは言われていませんが、蝋梅、白梅などの梅も多く咲いています。どちらかといえば桜の名所ではありますが、こうした花々も豊富に鑑賞できる公園です。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO220 , 1/1000s , f/5.6 , 500mm , DX ,  jpeg

紅梅の写真は500mmのフルサイズ。

蝋梅の写真は同じ500mmでDX(APS-C)サイズ。

絞り値が違いますし、背景の感じも違うので比較に使うのは難しいですね。このくらいの望遠になってしまうと、使い勝手にあまり違いはないように感じます。それぞれの焦点距離に慣れは必要だとは思いますが。

 

オナガガモの写真をもう一度。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO450 , 1/640s , f/8 , 500mm , RAW , C1現像

1/1の方でも載せていたオナガガモ。そのときはDX(APS-C)での撮影でしたが、こちらはフルサイズ。撮影者にしかわからないようなことですが、少しだけ広がりがあるように感じます。

…いや、思い込みかもしれません。

このぐらい望遠になってしまうと、焦点距離の違いによるパース感の違いなどわかるとは思えません。被写体や背景にもよりますが、無駄にフルサイズに拘らず、撮影状況に応じてフルサイズ、DX、そしてトリミング対応と使い分けるのがいいようです。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO720 , 1/640s , f/8 , 500mm , RAW , C1現像 , Tあり

ということで、フルサイズで撮影。トリミングしています。対角比を変えずにフレーミングを調整すれば他のカットとも違和感はないでしょう。

オナガガモはカモ類の中ではマガモと同様に大型のカモになります。

そして、マガモよりもスマート(個人の感想です)。はじめのうちはあまり好感の持てないカモでしたが、最近はお気に入りのモデルさんです。

 

野鳥の豊富な洗足池。

洗足池には、今回撮影できた野鳥の他にもたくさんの野鳥が生息しています。とくに冬は越冬のためにやってくる鳥たちが多く、出会える野鳥は豊富です。

しかし1度の訪問ではオケラになることもあり、全ての野鳥を撮るのは到底無理でしょう。焦らずに、その時に出会えた野鳥を楽しむくらいの余裕を持って訪れるといいと思います。

 

あると便利な望遠レンズ用のストラップ。

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この写真はSONY RX100Ⅲ(DSC-RX100M3)で撮影しています。

今回使用している、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは大きく重い望遠レンズです。このレンズはFマウントレンズなのでマウントアダプターFTZを使ってZマウントボディに装着しています。FTZは1300gを超えるレンズを装着時にはボディだけを持ったり、カメラストラップを使用していけないとのこと。

ということで、ストラップをレンズ側に付けたいのでキャリースピードのPRO MARK Ⅳを使用しています。

写真はレンズの三脚座に専用のプレートを装着、そこからストラップにつながっています。またボディ底部には万が一のためのセーフティストラップを装着しています。

ストラップは襷掛けになっていてワンタッチで長さの調節が可能。撮影チャンスを妨げるようなことはありません。強度もあるので安心してぶら下げ状態にすることができ、両手をフリーにすることもできます。念の為、接続部、固定ネジなどは使用前に確認してから使うようにしています。また、カメラの取り外しも安全性を重視していながらスムーズにできるようになっています。

(レンズ、ボディともに高額なアイテムです。使用には必ず説明書をよく読み、安全性を確認してから使いましょう。)