三ツ池公園は、かながわの探鳥地50選に選ばれている公園です。調べてみると自宅からアクセスしやすい場所にあります。冬鳥の観察にベストな2月。晴れた日を狙って探鳥、撮影に行ってきました。
<目次>
甘党のメジロ。
はじめに撮影できたのは甘党のメジロ。
メジロが咲き途中の寒桜に嘴を突っ込んで蜜を吸っていました。
三ツ池公園は日本の「さくら名所100選」に選ばれている公園です。こちらでは、2月中旬に開花する寒桜からはじまり、園内に植えられた各種の桜が順次、花を咲かせていくそうです。
こちらのカットはトリミングなし。撮影情報に「Tあり」の場合はトリミングをしております。「jpeg」は撮って出しのjpegデータをブログ用にリサイズのみしています。また、「RAW」はRAWデータをから現像、「C1」はキャプチャーワンを使って現像したことを意味しています。
今回の撮影ではテレコンバーターTC-14E IIを使っていますので、合成F値が8。これが開放絞りになります。焦点距離は1.4倍で280〜700mmになります。
三ツ池の3つの池。
三ツ池公園には、名前にもなっているとおり3つの池があります。
こちらは中の池。見た感じですが、それぞれの池に違いはなく、道で区切られているだけのようにも思えます。3つの池は江戸時代に灌漑用水の池として利用されていたそうです。
この日はキンクロハジロの群れが多く、その他にマガモ、カルガモが浮かんでいました。
事前の情報でミコアイサが来ていると聞いていたのですが不在でした。お話をすることができたバードウオッチャーさんによれば、新横浜公園の方にいるということです。
里山系の鳥たちが出てきてくれました。
三ツ池公園の広さは約29.7ヘクタール。あまりピンとこない大きさですが、かなり広く、高低差もありました。散歩している人は普通にいますが、ジョギングしている人も多かったです。道幅は全体的にゆとりがあります。
外周をぐるっと探鳥しながら歩いて、ちょっとひらけた場所で鳥をみつけました。
静かに近づくとシロハラでした。
カメラを構えて様子を見ていると、シロハラがこちらに興味を示しています。
「日のあたる場所に出てきて。。。」
と思いながら、動かずにじっとしていました。
やっと日のあたる場所に来てくれました。
ちょっとづつ近づいて来ます。
しかもフレーミングいっぱいの距離。写真はトリミングなしです。
シロハラは綺麗な鳥らしいシルエットです。
もちろんモズもいました。
遊びの森の木の高い場所にいましたが、どこかへ飛んでいきました。
このあたりを縄張りにしているのかもしれません。
花の広場では梅が咲いていました。
しばらく眺めていると、ちょっと離れたところに鳥がやってきました。
ツグミです。距離があったのでトリミングしています。
お腹の模様が綺麗ですね。
体のシルエットがシロハラと似ているなと思ったら同じスズメ目ツグミ科でした。
ツグミの仲間は、クロツグミ、トラツグミ、シロハラ、アカハラなどがいます。地味な鳥たちですが、個人的にはかなり見たい鳥達です。
池の周辺にはカワセミ、アオサギもいました。
三ツ池公園の池では釣りが禁止されていて、ボートなどもない。
そんな大きな池が3つもあるので個人的には大満足です。
ちょっとした売店もあるので小腹が減っても大丈夫。近隣にはカフェなどもあるのでお昼などしっかり食べたいときもなんとかなります。
池を眺めているだけでも良さそう。
これだけ大きな池ならば、もちろんカワセミもいます。
水門のようなことろを背景に、枝の揺れに合わせて器用に池の中を探っていました。
池の周りの整備された歩道からの撮影になります。三脚は使えそうですが、カワセミは場所の移動を頻繁にしていたので、こちらの移動も多くなりました。今の時期だけなのかどうかわかりません。僕は手持ちで撮影していましたが、他のカメラマンさんたちも手持ちの人が多い印象でした。
カワセミを撮影していると、その後ろの方にアオサギが休んでいるのが見えました。
この日はずっとここにいたようです。水辺の綺麗なところに来てほしいですね。
今回の撮影機材。
メインのカメラはニコンZ6II。FTZとテレコンバーターのTC-14E IIを使用。
レンズはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR。レンズフードが大きいので、NiSiのステップアップリング95mm-105mmを使い、ニコンのHN-37(旧製品)というネジコミ式レンズフードをつけています。フードとしての機能よりもレンズガードの役割、レンズを触らないためといった意味合いでつけています。
サブカメラはリコーのGR3。GR3では風景などの状況写真を撮りました。胸のポケットに入れておいたので、出し入れもしやすく片手で撮れるので便利です。何よりこのコンパクトさでAPS-Cサイズの画質が撮れるので風景を撮るのも楽しくなります。
2/2へ続きます。