猫ノ目わたるブログ

風景、野鳥、花・山野草。日々、撮影した写真をもとに書いてます。

三ツ池公園で野鳥撮影。ニコンZ6IIで野鳥、リコーGR3で風景を撮ってきた。2/2

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三ツ池公園は、かながわの探鳥地50選に選ばれている公園です。また日本の「さくら名所100選」にも選ばれています。東京からアクセスもしやすく、梅や寒桜も咲きはじめていました。今は冬鳥の観察にベストな2月。晴れた日を狙って探鳥、撮影に行ってきました。

1/2はこちら。

snowvalley.hatenablog.jp

 

<目次>

 

晴れて気持ちの良い日でした。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/1600s , f/5.6 , 18.3mm , RAW , C1現像

池の周りは整備された平坦な道で、幅も広くのんびり歩けます。

また、公園の外周にある散策路は、アップダウンのある木に囲まれた道で、こちらも歩きやすかったです。

三ツ池公園には探鳥・撮影にきましたが、歩いているだけでも気持ちがよく、散歩だけを目的に来てもいいような公園でした。

 

撮影ポイントは多数あり。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/200s , f/3.5 , 18.3mm , jpeg , Tあり

このあたりは日陰が多く、薮のような場所や水場にも近いので、野鳥がよく現れそうなポイントです。

三ツ池公園は、野鳥が出てきそうなポイントが多数あり、探鳥に困りません。

 

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO45600 , 1/1000s f/9 , 700mm , RAW , C1現像 , Tあり

茂みの中からウグイスが出てきました。すかさず撮影。

まん丸ウグイスだったのでジョウビタキの雌かと思いました。

早く「ホーホケキョ」が聞きたいです。

 

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO4000 , 1/800s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像 , Tあり

シジュウカラも出てきました。

背中が保護色になっていますね。

頭の黒と頬の白。茂みの抜けと影に馴染みます。

背中の模様が周囲に溶け込んでいました。

 

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO900 , 1/800s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像 , Tあり

茂みの中から出てきたアオジ。こちらに気がついているようです。

この個体は警戒心よりも好奇心の方が強いのかも。

少ししか距離は縮まりませんでしたが、いい表情が撮れました。

 

f:id:snowvalley:20220219062210j:plain

Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO2500 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像

野鳥写真家の熊谷勝さんの写真集「野鳥美を求めて」にもヒヨドリの写真がありますが、そちらは別格的な美しさがあります。それは、桜の枝に留まっている写真で、花の蜜を吸うヒヨドリの生態を踏まえたとても美しい写真です。

熊谷さんはヒヨドリの写真に次のようなキャプションを添えています。

<引用>

普段、庭先などで見かけるこの鳥に対して、美しいというイメージを持つ人は少ないだろう。

しかし、その複雑な色合いのグラデーションは渋い着物の柄の様で美しい。

<青菁社、熊谷勝著写真集「野鳥美を求めて」P9ページよ引用。>

鳴き方が騒がしく気の強い性格で、レンズを向けようとなかなか思わない鳥ですが、僕も熊谷さんのようにそれぞれの鳥が持つ美しさを見つけて撮影したいものです。

 

茂みの中や歩道沿いにいた野鳥たち。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/320s , f/4.5 , 18.3mm , RAW , C1現像

薮のある階段です。このあたりも野鳥のポイントと聞きました。

人通りが途切れたところを、静かにあがって行きます。

 

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO11400 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像 , Tあり

薮の中でガサガサと音がしているので覗き込むとガビチョウがいました。

美しい囀りで愛玩鳥として輸入されましたが、日本では受け入れられず、捨てるなどされたものが野生化したそうです。

残念ですが特定外来生物に指定されています。

 

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO16000 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像 , Tあり

茂みの中から、歩道の方へ出てきたアオジです。モグモグしてました。

警戒心があるのかないのか。。。

ジョギングや散歩の人が通るたびに少し隠れますがまた出てきます。

鳥も人間のことをよく観察していて、大丈夫な距離を把握しているのでしょうね。

 

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上のカットを現像中のスクリーンショット

上のカットのトリミングはこんな感じです。

ちょっと曇っていて、やや日陰のこの場所でISOは16000です。人馴れしているとはいえ、しゃがんで撮影中の被写体との距離はフルサイズ 700mmでこの程度になります。

 

そろそろ夕暮れ。

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO720 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像 , Tあり

最近では駐車場の鳥とも呼ばれてしまっているハクセキレイ。川岸、河川、農耕地などが本来の生息地ということですが、人の生活環境周辺に順応している身近な鳥です。

前掛けというか、バンダナのような黒い模様が首の下にあって、個体ごとに微妙に違うのが見ていて面白いです。

 

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO1250 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像

そろそろ帰る時間です。駐車場に向かう途中、池の方を見るとカワセミがいました。

やっぱり可愛いです。

個人的にはカワセミだけに注目しているわけではないですが、野鳥の撮影に来てカワセミがいるといないとではテンションが違います。うまく撮影できたときは嬉しいものですね。

 

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Nikon Z6II + FTZ + TC-14E II + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO5000 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像

ジビエなどのサイトを見ると、マガモは脂肪にうま味があって、鴨独特の香りが強いとされています。鴨鍋や牛乳につけて臭みをとって焼くなどがいいようです。

といっても僕はそんなにジビエが好きなわけではありません。

この記事を書いているときにお腹が減っているせいなのかもしれないですね。

 

寒い季節の撮影で役に立つもの。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/1600s , f/5.6 , 18.3mm , RAW , C1現像

寒い中で撮影していると手がひび割れたりして痛いことがあります。また、指先が荒れたままではせっかくのシャッターチャンスも逃すことになりかねません。

とはいっても、カメラ機材を触るのに、ベタベタするハンドクリームは使いたくないもの。

僕が最近使っているのはこちらのプロ・業務用ハンドクリーム。いろいろ試した中では一番ベタつきません。

ただし、荒れた肌の改善効果は弱いです。撮影中の保護、現状維持が目的で、肌荒れの進行を食い止めてくれます。

荒れてしまった肌には、別のクリームか、ひどい場合には病院で相談した方がいいでしょう。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/400s , f5 , 18.3mm , RAW , C1現像

僕の場合、一度に出す量はこのぐらい。これで片手に使う量です。

ベタつきづらいハンドクリームであっても量が多ければ、やっぱりベタついてしまいます。

なので、2〜3回に分けて塗り込みます。馴染ませるとベタつきはほとんどなし。レンズやカメラの操作も問題ありません。

撮影をはじめる前とお昼に塗っておけば、しっかり保護してくれます。

 

三ツ池公園で見つかる鳥たち。

三ツ池公園に探鳥に行ったのは、都心からのアクセスがいいという他に、ミコアイサルリビタキ、といった人気の鳥情報があったからでした。

結果から言うとそれらは見ることはできませんでしたが、探鳥地として今後も行きたい場所であること、梅、桜といった春の花が楽しめそうだという下見にもなりました。

情報があって、今回見られなかった野鳥としては、その他にクビワキンクロ、ハシビロガモトラツグミなどがあります。

近いうちにまた探鳥に行ってみたいと思います。