都内の紅葉も終わろうとする12月、代官山駅から5分ほどのところにある旧朝倉家住宅を見学しました。
カメラはSONY RX100Ⅲ(DSC-RX100M3)。コンパクトなのでカバンにいつも入れています。
<目次>
大正ロマンを感じさせる邸宅。
ISO125 , 1/320s , f/4 , 8.8mm(24mm), RAW , C1現像
大正8年に建てられた旧朝倉家住宅。日本家屋の美しい外観が目を惹きます。
この邸宅を建てたのは、東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎。
こちらの主屋と奥にある土蔵が重要文化財となっています。
ISO125 , 1/80s , f/5.6 , 8.8mm(24mm), RAW , C1現像
庭園へ入る手前の庭門。
紅葉が綺麗ときにたまたま来たのですが、本当に良いタイミングでした。
色付く庭が気になって邸内よりも先にお庭を散策しました。
崖線を利用して作られた庭園は、紅葉の美しい場所だった。
ISO125 , 1/400s , f/4 , 25.7mm(70mm), jpeg
これほどまでに綺麗なモミジを都心で堪能できるのはそうそうないでしょう。
こちらはjpeg撮って出しで、ブログ用にリサイズのみした画像です。
ちなみに、RX100M3のクリエイティブスタイルはスタンダード。修正などしなくても十分に素敵な紅葉です。
ISO125 , 1/80s , f/5 , 23.7mm(65mm), jpeg
場所によっては黄葉と緑の残る場所もありました。
シジュウカラとメジロの群れが頭上を飛び去り、京都にでも来たのかと思わせます。
屋敷を建てた虎治郎は材木店で働いていたということですから、庭の木々の配置などにも拘ったのではないでしょうか。
ISO250 , 1/60s , f/2.8 , 21mm(57mm), RAW , C1現像
崖線を利用して作られている庭園なので、登り降りの高低差がそれなりにあります。
旧朝倉家住宅は目黒川の谷に落ち込む南西斜面に建てられ、庭園はその地を活かし立体的で美しい景観を持っています。
木々の葉を抜けてきた光が、奥行きを持って地面を照らします。
邸宅の中でヒレンジャクを見る。
ISO125 , 1/500s , f/4 , 10mm(27mm), RAW , C1現像
園庭より望む本邸です。
正面からよりもこちら側から見た方が個人的には、より日本家屋らしいと思います。
戸袋やガラスの桟のつくりが素敵です。
大正期より、関東大震災などの災害をくぐり抜け、今に残るすばらしい和風建築だと思います。
ISO800 , 1/40s , f/2.8 , 14.3mm(39mm), RAW , C1現像 , Tあり
「あれ、、、これはレンジャク。。。」
自宅で調べるとヒレンジャクでした。尾羽の先の赤い部分など間違いなくヒレンジャク。
野鳥図鑑で確認しましたが「キレンジャク」ではなく「ヒレンジャク」。
お屋敷や神社仏閣などで孔雀などはよく見ますが、ヒレンジャクの絵というか彫り物をみたのははじめてだと思います。
ISO800 , 1/30s , f/2.2 , 9.6mm(26mm), RAW , C1現像 , Tあり
ヒレンジャクは漢字で「緋連雀」と書きます。キレンジャクは「黄連雀」。
似ている容姿ですが、それぞれ尾の先の色でわかりやすく名前が区別されています。
「連」は群れを作り連なって行動する様から。「雀」は小鳥類を指すそうです。
こちらの彫りでは一羽でしたが、他の仲間はどうしたのでしょう。
野鳥の名前を調べるのに参考にしているのはこの本です。
季節の変化でまた楽しめそうな庭園。
ISO800 , 1/40s , f/2.8 , 14.3mm(39mm), jpeg
都内の代官山駅近くに、これ程すばらしい庭園を持つお屋敷があったとは知りませんでした。
紅葉はとても綺麗でしたので、違う季節に来てもまた楽しめそうです。
雪が降ったときには是非来てみたいですね。雪化粧した庭園を見学してみたいと思いました。