横浜市内で里山の風景を残す公園、県立四季の森公園。春の花が咲きはじめる2月下旬、3月になる頃にやってきました。野鳥撮影ではカワセミの撮影スポットとしても有名で、望遠レンズを持ったカメラマンが多く訪れます。僕もニコンのカメラZ6ⅡとAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRでカワセミなどの野鳥を撮影してみました。
1/2はこちら。
<目次>
はす池でカワセミを撮影してみる。
はす池についてしばらくすると、カワセミがどこからかやってきました。
とまり木で周囲を見回し、様子見をしているよう。
シャッタースピードを落としてISOを稼ぎ(下げる)、絞りも少し絞って、画質優先で撮影します。
距離があったのでトリミングしていますが、綺麗に描写されています。
はす池のカワセミ撮影ポイントには、三脚を使用し超望遠レンズをセッティングしたカメラマンさんも多数いました。せっかくなので、僕も飛翔姿やダイブの瞬間を狙ってみます。
そしてなんとか撮れたのがこちら。
獲物を咥えた後ろ姿が1枚のみ。
恥ずかしい。。。
機材の所為にはしたくないものの、やっぱり「連写速度が〜」とか、「AFの追従が〜」とか、「レンズのF値が〜」と頭の中をグルグルします。
金銭的にもキツいし、もちろん機材を揃えたからといって、素晴らしい写真が撮れるわけではないのです。
こういうときは、バーダー読んで勉強です。
はす池のカワセミ撮影ポイントの端の方です。
とまり木などもありますが、はじめのカットのとまり木は別の場所です。
真ん中の奥の部分にカワセミの休憩ポイントもあります。
写真の下あたり、岩のような部分がカワセミの糞で白く変色しています。
その上にカワセミがいます。
餌を飲み込んだ後、ここで休憩しているようでした。
誰が設置したかは分かりませんが、カワセミのフィギュアが飾ってありました。
ちょっとひらけた場所なので、三脚、超望遠レンズなどの使用も問題ありません。
はす池を北口広場側から撮影してみました。
写真ではわかりづらいと思いますが、なかなか大きな池です。
東口、清水の谷の方へ行ってみる。
はす池を離れて、東口のある清水の谷、水田のほうに向かいます。
四季の森公園は広いので、それぞれのポイントの間に距離があります。
清水の谷にある休憩ポイント。
地図を確認してこちら側をちょっと散策。
でも、ここは谷戸なのでキツい斜面があります。
かなり急な階段が。。。
健康のためと思って頑張りましょう。
もう一つのカワセミ撮影ポイント。
水田部分の一番上の段にある溜池のような場所。
こちらにもカワセミがいました。
しかし、すぐに急な斜面に覆われているため、日当たりは悪く光量が少なめです。
奥にある石段の上で休んでいるカワセミ。
休憩中なのか、のんびりしています。
カワセミの横から撮影。
驚かさないように、静かに移動して近づきました。
しばらくすると水中を狙いはじめます。
ダイブする瞬間を撮影しようと、こちらもスタンバイ。
しかし暗すぎる。。。
やっぱり無理でした。
AFが追いつきません。
こちら側のカワセミポイントにカメラマンが少なかったのは、日当たりが悪く、光量が少ないからだと思います。これではAFの追従、合焦もままならず、ISOも高くなるので画質も悪くなります。また道幅もそれほどないので三脚も立てづらいところです。ダイブの瞬間や飛翔するシーンを撮影したい場合は、はす池の方が成功率は高いと思います。
留まりものであれば、問題ないでしょう。
むしろ、清水の谷の方が狭いので、カワセミが近くにきてくれる場合もあります。
人も少ないので、個人的にはこちらでカワセミを撮影している方が気がラクでした。
四季の森公園へのアクセス、駐車場について。
ということで、2/2ではほとんどカワセミの写真だけになってしまいました。
休日でしたので四季の森公園にきている人の数も多く、後半はほとんど野鳥に出会えませんでした。
探鳥・撮影の場合、朝早い時間の方が野鳥を見やすいようです。
駐車場は南口にのみあります。
普通車165台分のスペースがあります。
駐車場の利用時間は、
- 5〜9月の間は午前8時30分から午後6時まで。
- 10〜4月の間は午前8時30分から午後5時まで。
無休。
土日と祭日は、普通車510円。二輪車は80円の駐車料金がかかります。
平日と12月31日〜1月4日は基本的に無料。
こちらに記載した情報は変更されている可能性があります。
現地の看板やホームページをご確認ください。
撮影機材について。
カメラはNikon Z6IIです。画素数は2450万画素。高感度に強く、暗い場所でのオートフォーカスもよく効きます。あまり野鳥撮影で使っている人はいませんが個人的には気に入っています。フルサイズのカメラなので焦点距離を稼ぐのにテレコンかトリミングかで悩みます。(今のところテレコン使用。)
レンズはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR。テレコン TC-17E IIをつけているので、焦点距離は340−850mmとなります。
しかしその分暗くなってしまうので、注意が必要です。
フードは社外品を使用。
レンズの三脚座にCarrySpeedのストラップをつけて、たすき掛けにしています。
その際、ボディのストラップが邪魔になるのでアンカーリンクスを使って着脱を簡単にできるようにしました。強度が心配でしたが問題ないようです。
サブカメラはリコーGR3。
APS-Cサイズのセンサーを搭載していて画質も良好です。
フルサイズ換算28mmの単焦点レンズなので、使いやすくコンパクトです。
予備のバッテリーは持っておいた方がいいです。
寒い時期は急に無くなります。