スナップ写真とはなんだろう。
カメラを持っていて、今ならスマホのカメラでもよくて、ちょっと気になった何かを撮影する。そうして写した写真はすべてスナップ写真だと思います。難しいことは考えずに自分の気持ちの赴くままにシャッターを切る。それが自分の作品なんだと思います。
<目次>
シャッターを押したのは自分。
撮影して帰宅したあと、あらためて写真を確認すると、なぜだか惹きつけられる写真が撮れていたりします。他人には説明のできない、それでも自分の中で気に入っている写真です。
構図なのか、被写体なのか、カメラの設定なのか。
とにかく自分自身では、気持ちがそこに惹きつけられて、撮ったとき以上に「妙に気になる」写真です。
とても不思議に思ったりもしますが、シャッターを押したのは自分自身でなので、自分の写真なのでしょう。
スナップ写真には、そうした思いもよらないお気に入りが撮れる魅力もあります。
もちろん狙って撮った写真で、計算どおりに撮った素晴らしい写真もスナップ写真にはあると思います。でも、なんていうか僕は「偶然」という要素も入った方が、スナップ写真の魅力を感じるようにも思っています。
心象風景というものなのかも。
スナップ写真を撮りに行って、気軽にパシャパシャ撮った写真たち。そういう写真の大概は削除してしまうけれど、中には妙に気になって、いつまでもフォルダの中に残っているものもあります。
それらは、何かの機会にインスタなどのSNSにアップしたり、ブログの中で使ったりすることもあって、自己満足ながら大事にしている写真なんだなと思っています。
そうした写真は、景色に投影することができた「自分自身」、すなわち心象風景なのかもしれません。
断片的に写された自分というもの。
そうした写真を眺めていると、何か自分自身の心の中を覗き見ているような混沌とした気持ちになりました。
自分の心を投影している心象風景、すなわち「自分」というものを写真で見てしまった気がして、それはとても不思議な気分になりました。
スナップ写真は自分自身を写す鏡のようなもの、改めて自分を見つめることができるものなのかもしれません。
スナップ写真を撮るということは、自分の心を整理しているのかもしれませんね。