毎年GW(ゴールデンウィーク)は三峯神社へ参拝に行っています。混雑を避けるべく早めに出発。午前中に着いたので駐車場も少し待つだけで入ることができました。
購入して間もないNIKKOR Z 40mm f/2をNikon Z6IIにつけて撮影しています。
<目次>
まずはお昼ごはんを食べます。
参拝前ですが、着いたらさっそくお昼ごはんです。
朝早くに出発しても、到着は11時くらいになってしまうので、混む前にお昼ごはんを食べてしまうという作戦です。
食べたのは、門前茶屋の「三峯お犬茶屋 山麓亭(みつみねおいぬちゃや さんろくてい)」のお蕎麦。食べ過ぎない程度ですませておきたかったので、ちょうどいい量でした。
足りない場合は、「いもでんがく」や「やまめの塩焼き」など名物っぽいものを食べてみてはいかがでしょうか。
Z40mm f/2は、最短撮影距離が0.29mなのでテーブルフォトも座ったままで撮影できます。
マクロレンズほどは寄れませんが、旅行や散歩など、普段の撮影で不自由を感じることはほとんどないと思います。
迫力の三ツ鳥居。
三峯神社の見所の一つ、境内入り口にある三ツ鳥居です。
大きさではもっと大きな鳥居はたくさんあると思いますが、威厳というか迫力があります。
まさに、ここより先は神域といった感じ。
NIKKOR Z 40mm f/2はとても使いやすいレンズです。さっと構えてさっと撮れます。
鳥居の周りでは人も通りますし、同じように撮影したい人もいるので、手早く撮れるのは重要ですね。
撮影情報に「jpeg」とあるものは、jpeg撮って出し。 「RAW」とあるものはRAWデータをキャプチャーワンで現像しています。この記事内の写真は全てトリミングをしていません。
三峯神社の神使であるオオカミ。あばらのディテールがカッコいいです。
そして、耳がチャームポイント。
このくらいの距離だと開放f/2でもピント面はシャープで、背景は自然にボケています。
鳥居の横には、御由緒が書かれた説明がありました。
こちらによると、1900年くらい前の昔に、日本武尊が伊弉諾尊と伊弉册尊の二神をお祀りしたのが始まりということです。そのほか、神社のたどってきた歴史が書かれています。
遥拝殿と隋身門。
遥拝殿(ようはいでん)にやってきました。
拝殿の上の部分を撮影。龍の彫り物が目を惹きます。
遥拝殿からの眺めです。この日は天気も良く、遠くまで見渡せました。
NIKKOR Z 40mm f/2は絞るとなかなかにシャープ(カリカリではないです)。コントラストもほどよくて気持ちのいい写りをします。
隋身門(ずいしんもん)では、扁額の三峯山の文字が輝いていました。
標高約1,100mにある三峯神社は平地よりも涼しく、澄んだ空気に包まれています。新緑の中、とても光が綺麗で晴れやかな気持ちになります。
隋身門へ向かう人をブラそうとシャッタースピードを遅くしましたが、ほとんどブレていませんね。
隋身門手前の、神使のオオカミ。
三ツ鳥居のところのオオカミさまよりも、ちょっと可愛らしさがありますね。尻尾もちょっと太めです。
Z40mmf/2を使っていて、なんとなく思い出したのがPENTAX67で使っていた90mmf2.8のレンズ。そのままスケールダウンしたような雰囲気がするなと思うのは僕だけでしょうか。
若い頃はPENTAX67と90mmf2.8の組み合わせを、肩から下げてどこにでも行きました。レンズの画角が似てるから思い出したのかもしれません。
写りも似てるのかなぁと考えたりしますが、もう忘れてますね。
隋身門より少し進んだところにいらしたオオカミさま。
あばらがでてるスリム系ですが、ややお顔は可愛い系。眉毛(?)の表現の仕方が気になります。
背景の明るさに引きずられ暗くなってしまったので、RAWデータから明るさを調整しました。
f/2.8くらいのボケ方が自然でいいなぁと思ってます。
三峰神社拝殿とその周り。
GW中とあってそこそこ混んではいましたが、コロナ以前ほどの混雑ではなかったように思います。
通行人の動きを表現したかったのでシャッタースピードは1/6sです。狙いどおりブレてくれました。Z6IIは手ブレ補正も強力で、しっかりとカメラを持って撮影すれば、1/6sでもブレずに撮影できます。1/6sくらいのシャッタースピードで手持ち撮影できると、スナップするときに背景はブレず、人物は動きに合わせてブレた写真が撮れるので表現の幅が広がります。
また最近では肖像権の問題などがありますので、スナップや風景写真ではこうしたテクニックを知っておいた方がいいかもしれません。
色鮮やかな手水舎があります。
参拝するための列からちょいちょい撮影していますが、軽量、コンパクトなZ40mm f/2だと気軽に撮れるのがいいです。自然体でファインダーを覗いて撮ってもいいし、背面のモニターで構図をチェックしてパシャっと撮るのもいい。
f/8くらいに絞って撮れば、被写体は鮮明に写り自然なつながりをもって背景がボケます。
つい撮ってしまうオオカミさま。
開放f/2でも、近距離で撮影しなければ、そんなに滲んだりはしないと思います。
懐かしい感じの写りです。MF時代のオールドレンズを愛用しているので、現代的になってはいるもののこういう描写は好感がもてます。
少し背景がざわつくボケも、けっこう好きだったりしますね。
きらびやかな色彩と手の込んだ彫刻が施された、総漆塗りの拝殿です。
Z40mmf/2ですが、影の部分、暗く落ちたところの階調もいいです。
なんだろう、滑らかというか、やっぱりここにもちょっと前のオールドレンズのようなトーンがあります。
オールドレンズって言っても、僕の世代にとっては普通に使ってた、リアル世代レンズなんですけどね。
もちろん、ただ古いってわけでもなくて、湾曲収差とかはないようで、現代的なクオリティはちゃんとあると思います。
RAWデータからキャプチャーワンで調整しています。
だいぶ暗くした写真ですが、明るくすれば色もディテールもしっかりと出ててきます。紙などにプリントするときに、うっすらとそういうディテールが見えてくるのがよかったりすると思います。
拝殿で手を合わせたあと左に行くと、有名な三峯神社の龍を見ることができます。
足元にあるので通り過ぎないようにしましょう。
2012年、平成24年の辰年に突如浮き出たという龍。縁起物であるとされ、スマホの待ち受けにするとご利益があると言われています。
Z40mmf/2は電源ONですぐにシャッター対応してくれます(非沈胴式)。
ステッピングモーターを搭載しているので、静かで素早くピントが合います。
サッと、撮らせていただきました。
三峯神社は本殿が春日造、拝殿が権現造。極彩色の彫刻で飾られています。
正面から見るのもいいですが、横から見ても雰囲気がありますね。関東屈指のパワースポットというのも頷けます。
正面の注連縄が巻かれているのはご神木、重忠杉(しげただすぎ)です。樹齢800年を超える大木で、鎌倉時代武将、畠山重忠が奉献したといわれています。
スピリチュアルな感覚などもっていなくても、その「気」感じてしまいます。
神楽殿の光にも、神聖な輝きを感じます。
やっぱりパワースポットだからなのでしょうか、境内のもの全てに神々しさがあるようでした。
2/2へ続きます。
この記事で撮影しているカメラとレンズはこちらです。
散歩にもよく持っていく組み合わせで、手軽に撮影できるので重宝しています。
とくに軽量コンパクトなNIKKOR Z 40mm f/2はリーズナブルでもあり、コストパフォーマンスに優れます。
Nikon Z6IIは扱いやすい画素数で高感度とダイナミックレンジに優れ、階調豊な画質が特徴のカメラ。手ブレ補正も強力で、暗い状況などの悪条件でも威力を発揮します。