東京港野鳥公園の5月です。東京港野鳥公園はバードウオッチングだけでなく、花などの植物や蝶なども観察できることで知られています。カメラ機材はニコンZ6II+TC14EⅢ+AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRとリコーGR3。野鳥撮影ではササゴイ、キョウジョシギなどが撮影できました。また、花が咲く時期とあってアオスジアゲハも撮影できました。
<目次>
アオスジアゲハを撮影できました。
いそしぎ橋です。里山エリアの西園と、海に近い東園をつないでいます。橋の下には貨物列車が通過する線路を見ることができ、写真右側には大田市場の建物を見ることもできます。
両側にある植栽に、チラチラと綺麗な青い模様のアオスジアゲハがたくさん飛んでいました。
アオスジアゲハは羽にある青緑の帯が特徴的な蝶で、都市部の公園などでも比較的よく見ることができます。
この植物の名はトベラ。花が咲くのは5〜6月で、10月くらいになると実をつけます。潮風に強いそうです。
ちょうど満開でした。
実家の庭にはクスノキがあり、初夏の頃にアオスジアゲハが飛んできていたのを思い出します。(アオスジアゲハの幼虫はクスノキ科の植物を食べます。)
アオスジアゲハはいろいろな花の蜜を吸います。
こちらの植物はシャリンバイ。トベラと同じく潮風にも強い花木です。暑さにも強く育てやすい植物ということです。
東園でバードウオッチング。
東園に入ってすぐの東淡水池。いつの間にか高く伸びたヨシ原にアオサギが数羽ほど食べ物を探しているようでした。
東京港野鳥公園は西園と東園に分けることができるのですが、今回は海に近い東園でバードウオッチングしています。
2号観察小屋にやってきました。写真は観察窓から1号観察小屋方向を見ています。
ここから見えるのは潮入りの池。潮入の池は東淡水池と東京湾の海水が混ざり合う汽水の池になります。個人的にこのアングルがお気に入りで、鳥がいるいないに関係なくしばらく風景を眺めたりします。
コサギの冠羽が風になびいてます。
せわしなく右に行ったり左に行ったりして狩りをしていました。
フルサイズでテレコン1.4倍をつけての700mmでこの大きさです。もうちょっと大きく写したいですね。
こちらに目線をくれたカットをトリミングして拡大しておきます。
キアシシギの採餌の様子をトリミングしてお届けます。
目をつぶって水中の獲物を捕まえているようですね。
(たまたま?)
前浜干潟観察デッキからササゴイやキョウジョシギを観察。
前浜干潟観察デッキからの様子です。
ぱっと見、鳥がいないようにも見えますね・・・。
キョウジョシギ。
前浜干潟観察デッキの左側の岩場にキョウジョシギの群れがいました。
その中から比較的近くに来た個体を撮影。
飛び出しの瞬間。羽の内側は白いんですね。
正面から。
なんとなく京女というより、野武士や海賊感があると思うのですが。。。
ここでは岩場のフジツボ(?)をほじって中身を食べていました。
キョウジョシギは海岸、河川などの水辺に生息し、小石や海藻をひっくり返して、小さな昆虫や甲殻類などを探して食べているそうです。
観察したかぎりでは、群れのすべてが夏羽でした。
茶色(オレンジ色とか栗色とも)、黒、白とコントラストの強い色の組み合わせで、京都の女性の着物姿のように見えるのが、その名前の由来だと言われています。
キョウジョシギは日本名で「京女鴫」と書きます。
キョウジョシギの観察シーズンは春と秋。旅鳥で繁殖地と越冬地の移動の途中、日本を中継地点としています。今回は夏羽を見ることができましたが、秋には冬羽を見ることができるのではないでしょうか。
ちょっと離れたところでは群れで休憩中です。
岩場のフジツボとキョウジョシギの頭が似たような色、模様なので見づらいですね。
僕が使っている野鳥図鑑はこちらです。
ほどよい情報量でWeb検索よりも早く調べられます。詳しく調べたいときは、Webで検索しまくるか図書館で調べています。
2/2へ続きます。
狩りがうまくてカッコいいササゴイの写真は2/2に載せていきます。