1/4秒で渋谷の街をストリートスナップしてきました。
カメラはリコーのGR3。手ぶれ補正が優秀で、1/4秒でも手持ち撮影できるということに気がつきました。身近な渋谷の街をスローシャッターで撮影しています。
<目次>
- 渋谷の路地をぶらぶらストリートスナップ。
- 老舗の名曲喫茶、この街を支える神社。
- 世界で最も混雑しているらしい交差点を離れたところから撮影。
- サグラダファミリアのよう。
- 古めのネガフィルムを意識して。
- GR3で撮る、1/4秒のストリートスナップ。
渋谷の路地をぶらぶらストリートスナップ。
この自販機のある炭火焼肉屋さん、実はちょっと有名店らしいのです。事務所のわりと近くにあるので「あそこで食べたことある?」と聞かれます。味もなかなかなものだと思われますが、とにかく煙がすごい。夕方からの営業時間中に前を通ると、美味しそうだけど視界が暗くなるほどの煙に満たされた店内を覗き見ることができます。いつか入ってみたいと思ってはいるのですが・・・。(お店は写真の右手前になるので、ほとんど写っていません。)
僕はストリートスナップでも、ゆっくりと撮影しています。なので、スマホと同じくらいの大きさのGR3なら目立たず、周囲の目も気にしないですみますね。
実際にカメラを構え背面のモニターで構図などを調整していても、「田舎から出てきたおのぼりさんが、写真でも撮っているんだろう」といった具合に一瞥される程度です。
そのくらいの存在でいられることが、僕にとってはとても重要だったりします。
「百軒店」は「ひゃっけんだな」と読みます。長く渋谷に事務所を置きながら、ブログを書くようになって、はじめて知りました。
「かつては渋谷の中心街」といった説明をよく見かけます。開発の進む駅周辺よりも、「ある種」の渋谷らしさが残され、好きか嫌いかといったことは置いといて、とても渋谷らしいと地域だなと僕は思っています。
こうしてストリートスナップをしていると、強くそうしたことを感じます。
手前に写っているのはホンダのGB250というバイクです。
若い頃、もう30年近く前に、このバイクの初期型を中古で買って乗っていました。長い間マイナーチェンジなどを繰り返し、1997年まで製造されていたそうです。個人的な思い出のあるバイクが、しれっと路地に停められているのをみて思わずシャッターを切りました。好みのカスタムとは違いますが、そんなバイクを眺めて感慨に耽ったりします。
老舗の名曲喫茶、この街を支える神社。
写っているのは「名曲喫茶ライオン」です。店内の雰囲気が最高。写真を撮りたいところですが、撮影禁止です。
今回のストリートスナップはイメージコントロールをモノトーンにして撮影していたのですが、ちょっとイメージと違ってきたので同時記録していたRAWデータをキャプチャーワン(C1)で現像、書き出ししています。
ちょっと懐かしい感じの色合いになるように仕上げてみました。
独特な雰囲気のある神社です。
混沌とした街中にある千代田稲荷神社。だからなのか、まばらではあるけれど老若男女、幅の広い業種と思われる人が参拝にくるようです。
写真を撮らせていただいているときにも参拝される人が訪れます。GR3でささっと撮影。邪魔にならないようにその場を離れます。
拝殿にあたる光が綺麗でした。
世界で最も混雑しているらしい交差点を離れたところから撮影。
渋谷109の足元から、駅方向を撮影してみました。
奥の方の小さくバスが写っているのが渋谷スクランブル交差点です。
なんだか、、、要素が多い。。。
散漫な写真になっていますが、なんだかそういうのも渋谷っぽい気がするんですよね。
サグラダファミリアのよう。
この入り組んだ駅を電車を運行させつつ建て替えるなんて、とんでもないことですよね。
渋谷の再開発プロジェクトは2027年まで続くそうですが、「すぐ」のような「ずっと先」のことのような気がします。
なんだかサグラダ・ファミリアを連想させます。ずーっと工事して完成したら、こんどは修繕工事があちこちで続いていくようになるのではないか、と考えてしまいます。
古めのネガフィルムを意識して。
今回の記事中の写真は、ちょっと古めのネガフィルム、L版のプリントを意識して画像調整しています。
参考にしたのはこの本。Lightroomを使っての画像調整が詳しく書かれています。サンプル画像も多く、具体的な数値も書かれているのでとてもわかりやすいです。
GR3で撮る、1/4秒のストリートスナップ。
GR3の手ぶれ補正が強力で、1/4秒でも手ぶれをまったく感じさせない写真が撮れたのは驚きです。もちろん、スローシャッターなので両手でしっかりとカメラを持ち、安定した状態での撮影です。画面の中に写り込んだ通行人や樹木などが、ブレて絵的な表現になったのは良かったですね。意図的に遅めのシャッタースピードを使うのも面白いと思いました。いろいろなシチュエーションで試してみたいですね。