静かな風景

うつろいゆく日々の記録。

COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIsをD500につけてスナップ写真を撮り歩く。1/2

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コシナCOLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIsカラスコ28mm f2.8)をニコンFマウントのDX(APS-C)機であるD500で使ってみました。この組み合わせで撮影した写真を作例としてレビューしてみたいと思います。

この写真はSONY RX100Ⅲ(DSC-RX100M3)で撮影しています。

<目次>

 

まずはモノクロで撮ってみる。

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO560 , 1/1250s , f/8 , モノクローム , jpeg

直線も気持ちよく表現できています。歪曲収差も気になりません。

 

この記事内のjpeg写真の設定は次のとおりです。

  • アクティブDライティング:標準
  • ヴィネットコントロール:OFF
  • ホワイトバランス:AUTO1
  • Jpegは撮って出しですが、ブログ用にリサイズのみしています。

レンズ名がCOLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIsと長いので、この記事内ではカラスコ28mm f2.8とさせていただきます。

 

COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIsをD500につけて撮影したモノクロ写真。

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/640s , f/5.6 , モノクローム , jpeg

日差しの強い暑い日が続いていました。こういう日はカメラの重さも気になるところ。

一眼レフ機はどうしても重くなってしまいますが、カラスコ28mm f2.8の重量は205g(カタログ値)なので、持ち歩くのはそれほど苦ではありません。

D500は約860g。カラスコ28mm f2.8とフード、フィルター、ストラップなどを装着した撮影状態の実測重量は1154gでした。

 

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/320s , f/11 , モノクローム , jpeg

カラスコ28mm f2.8はD500に装着した場合、フルサイズ換算42mm。

カメラボディをフルサイズ、DX(APS-C)と2台所有しているなら、使いやすい焦点距離が2本手に入るようなもので、お得感がありますね。

単焦点レンズが好きなら、このあたりの焦点距離は何本あっても困らないと思いますし、カラスコ28mm f2.8のようにコンパクトなサイズのレンズならカメラバックに入れておいても邪魔になりません。予備の1本としても活躍してくれます。

 

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/2000s , f/2.8 , スタンダード , jpeg

最短撮影距離は0.15mなので、花を撮影するときでもストレスなくフレーミングに集中できます。

絞り開放で寄った場合、描写が少し緩くなるようですが、花や食べ物でしたら、それほど気になるようなことはないと思います。むしろ柔らかい描写で好印象です。

 

公園の風景を撮影、NX Studioを使う。

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/320s , f/5.6 , RAW , NX Studio

ニコン純正のソフトNX Studioを使ってRAW現象をしています。純正のソフトを使う利点はRAWデータの表示が撮影時の設定(jpeg)と同じだということ。

キャプチャーワンやLightroomなどでRAWデータを表示すると撮影時にカメラで生成されたjpegとは違った色味や明るさで表示されてしまいます。

撮って出しのjpeg画像を調整したい場合、微調整ならjpeg画像を直接調整しても問題ないですが、NX Studioを使い、同時記録していたRAWで調整すればさらに踏み込んだ調整ができます。

操作性やRAWデータからの画像調整だけを考えると、キャプチャーワンやLightroomなどを使用した方が便利ですが、ニコンの色が好きで撮影時の設定をベースに調整したい場合は、純正のNX Studioを使う方がいいと思います。

 

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/1000s , f/5.6 , RAW , NX Studio

撮影時の設定がスタンダードで、影の部分のディテールが潰れてしまっていました。

RAWデータをNX Studioを使って違和感のない程度に調整しています。

ピクチャーコントロールニュートラルに変更。

明るさを-10、シャドーを25、DライティングHSを15に変更しました。

キャプチャーワンでも同じような調整は簡単にできますが、やっぱりちょっと違う。

好みの問題だし、たいした違いはありません。

でも、そういうところこそ、撮影した本人はこだわってしまうものですよね。

NX Studioを使うことによって、「ニコンの色」だとも思えます。

 

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/2000s , f/8 , スタンダード , jpeg

洗足池のスワンボート。人気のボートで、家族連れやカップル、友達同士と楽しんでいる様子を見かけます。

こちらのボート、スワンの頭があるため洗足池弁財天(厳島神社)の島にかかる橋は通り抜けることができません。よく「ゴッ!」とぶつける音を聞きました。現在では高さを示すロープが張られていて、ぶつけることは無くなったようです。

 

スワンボートのjpeg写真から拡大、トリミング画像。

jpegの画像を拡大してみました。カラスコ28mm f2.8の描写は、色のりの良いコントラスト高めな印象。解像度重視ではないので、カリカリではありません。適度に味のある描写が使いやすく感じています。

 

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/1600s , f/9 , スタンダード , jpeg

日差しの強い中でも咲いていたアジサイの花。

ちょっと、くたびれた様子です。

RAWから調整しようかと思いましたが、この重い感じが夏の訪れを表しているようでjpegの撮って出しにしました。

実際にはRAWデータを調整してみたのですが、わざとらしい感じになってしまい却下。この記事の前後のトーンとも合わせたかったので、そのままにしています。

 

Nikon D500 + COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs
ISO200 , 1/1600s , f/9 , スタンダード , jpeg

色というのは答えがないので困ります。

「スタンダード」はその名が示すように、ニコンが考える標準的な色再現だと思っています。長いことニコンのカメラを使っているので、この「スタンダード」が僕の中でも標準色となってきました。撮影した後のRAW現象では、同時記録のjpegを基準に自分の好みの色に調整していて、迷った時などはこのスタンダードに戻って考え直すことが多いです。

 

2/2へ続きます。

この写真はSONY RX100Ⅲ(DSC-RX100M3)で撮影しています。

ニコン一眼レフカメラはもう新型がでることは無さそうですね。

コシナのFマウントレンズはどうなるんでしょうか。

カラスコ28mm f2.8は程良い使い心地のレンズです。

こういうレンズがこれからも販売されていくといいですね。

 

2/2へ続きます。

snowvalley.hatenablog.jp