赤城山の小沼、長七郎山にハイキングに行ってきました。11月の初旬で紅葉はすでに終わっていましたが、ひんやりと澄んだ空気の中、楽しい山歩きができました。カメラはPENTAX K-1 MarkⅡにレンズはHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedの組み合わせです。
この記事は赤城山覚満淵をハイキングした記事の続きになります。
<目次>
赤城山の小沼から散策開始。
小沼駐車場に車を停め、道路を挟んだ向かいに小沼へ向かう散策路入口があります。そこから少し歩くと小沼が見渡せます。
なんとウエディングフォトを撮影してました。確かに素敵な写真が撮れそうです。とはいえ、こんなところでウエディングドレスをみると驚きますね。
小沼は地蔵岳の南東に位置する寄生火山の爆裂火山湖。標高は1470m。小沼の読み方は「この」だそうです。ちなみに同じ赤城山にある大沼は「おの」が正しい読み方だそう。一周はおよそ40分。静かな湖面を眺めているだけで癒されます。
今回は半周してから長七郎山へ登ってみます。
長七郎山までは案内が出ていて道に迷うことはありませんでした。
この写真は撮って出しのjpeg画像(ブログ用にリサイズしています)ですが、「山」の部分に少しパープルフリンジが出ています。
HD PENTAX-FA 31mmF1.8 LimitedはHDコーティングされているので、ゴーストやフレアを軽減しています。レンズ構成はsmc版と同じなので、撮影条件によってはパープルフリンジが出てしまうようです。
HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedは開放f/1.8での撮影も雰囲気があって良いのですが、少し絞って撮影すると描写も安定してきます。個人的にはf/2.8くらいが好みかも。絞り値によって描写が変わるので、好みの絞り値を探すのも楽しみの一つです。
長七郎山へ登りはじめます。
長七郎山(ちょうしちろうさん)の標高は1579m。小沼の東側に位置しています。基本的にはなだらかな登りで整備されており、道に迷うことはないと思います。とくに鎖場など難しいところはありません。ただ、ガレ場が少しあるので、カジュアルな靴はやめた方がいいと思います。
前の写真の開けた場所ですが、木に掛けたれた「賽の河原」がありました。ちょっとだけ怖い。
少し登ったところで振り返ってみました。真ん中あたりのやや下、開けたところが賽の河原。高くなったところは標高1572mの荒山(あらやま)だと思います。
賽の河原を登ると、山頂まで少しの間ガレ場を歩きます。それほど大変な道ではありませんが、気を抜くとガクッとやります。もうだいぶ涼しい季節ですが、ここだけ軽く汗ばみました。
山頂につきました。開けた場所であたりを見渡せます。景色の良い場所です。
山頂は冷え込むのでしょう、霜柱がたっていました。
ちょっと露出オーバーですね。かなり疲れてたみたいです。
頂上にはある程度のスペースがあるのですが、ベンチなどはありません。ほかの登山者も数名がいて、各々適当な場所でのんびりお弁当などを食べていました。頂上を含め途中にトイレはありませんので、小沼駐車場で済ませておく必要があります。
景色を堪能したあとは、小地蔵岳・鳥居峠方面に抜ける登山道を下っていきます。途中、小地蔵岳に寄ることもできますが、今回はそのまま下山します。こちらの登山道の方が登りよりも緩やかですが、距離は少し長いようです。
こちらの登山道は木々が茂っていて眺望はあまり良くないように思えました。しかし他の登山ブログなどを確認すると、冬季は木々に雪がついて樹氷となり、とても幻想的な景色になるようです。
小沼が見えてきました。キラキラと水面に光が反射して綺麗です。
さらに少し下ると大沼が見えてきました。赤城神社のある小鳥ヶ島が見えています。
赤城山は標高1828mの黒檜山(くろびさん)を主峰に、駒ヶ岳、長七郎山、地蔵岳などで構成された山々の総称。それらの外輪山に囲まれた中央部には、カルデラ湖の大沼や覚満淵、小沼があります。美しい水面や緑豊な山々など四季を通じて楽しむことができ、静謐な自然を感じられるところです。
長七郎山を下りて駐車場に戻る前にもう一度小沼に立ち寄りました。
とても綺麗で透明度が高く感じられます。一息ついて駐車場に戻りました。
小沼駐車場とアクセス。
小沼、長七郎山へ向かうのに使ったのは県立赤城公園 小沼駐車場。料金は無料です。トイレ(バイオトイレ)は冬季になると閉鎖されます。駐車場から小沼へは道路を渡ったところにある入口から階段を下りてすぐです。
撮影に使ったカメラとレンズ。
覚満淵と大沼をハイキングしたときと同様、PENTAX K-1 MarkⅡとHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedの組み合わせで撮影しています。jpegの設定もカスタムイメージの「銀残し」を調整したもので同じ。ブログ用にリサイズのみでトリミングはしていません。時期的に花などは期待できなかったので、この1本で十分に撮影を楽しむことができました。サブカメラで使っているRICOH GR3は画角的にかぶるので出番はほとんどありませんでした。