マクロプラナー(Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50)を、ニコンのD500につけてスナップ撮影してきました。D500はAPS-Cサイズのセンサーなのでフルサイズ換算で約75mmの中望遠レンズとなります。マクロレンズという特性を活かし、寄れる中望遠として撮影を楽しんできました。

ISO180 , 1/3200s , f/2.8 , RAW , C1現象
<目次>
マクロ撮影。

ISO500 , 1/5000s , f/2.8 , jpeg
マクロレンズらしく最初から思いっきり寄りの写真です。
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50は最大撮影倍率が0.5倍、最短撮影距離は0.24mのハーフマクロ。APS-CサイズのD500につけても最短撮影距離は変わらないので、かなり寄ることができます。
しかし、その分ピント合わせは難しくなるので、手持ち撮影では脇を締めて息を止めての苦しい撮影となります。
スナップ撮影してみる。

Nikon D500 + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50
ISO100 , 1/320s , f/8 , RAW , C1現象
f/8まで絞って撮影。適度なコントラストがあり、花のひとつひとつを美しく写し取ってくれます。
jpegの撮って出しでは花びらが白く飛んでしまった箇所があったので、RAWデータをキャプチャーワン(C1)で調整、書き出ししました。
jpegの撮って出しも含め、この記事内の写真はトリミングなし、ブログ用にリサイズして載せています。

ISO100 , 1/1600s , f/5.6 , RAW , C1現象
開放f/2で撮影してもよかったのですが、このカットはf/5.6。なんでもかんでも開放で撮影しなくても、カールツァイスの描写はとても素敵です。なんでもない風景が「なんかいい」と思えるように写ります。

ISO220 , 1/500s , f/2 , jpeg
絞っても素敵な描写だとわかったところで、やっぱり開放f/2でも撮影しました。
レモン型の玉ボケは暴れるようなことはありません。
全体的に綺麗すぎない溶け方で被写体を浮き立たせる。これがツァイス独特の雰囲気を醸し出しているように思えます。
他社のマクロレンズがf2.8であることが多いなか、マクロプラナーは大口径のf/2という開放値。ハーフマクロではありますが、その分ボケを使った描写を楽しめます。

ISO100 , 1/250s , f/11 , RAW , C1現象
遠景での撮影でも解像感は落ちません。最新のレンズのようなカリカリの描写ではありませんが、あまくなるようなことはありません。マクロから遠景まで使えるレンズです。
モノクロ、空気を写すレンズ。

ISO100 , 1/800s , f/2 , jpeg
モノクロでも美しい描写です。諧調が豊なので、モノクロで撮影しても十分に楽しめます。APS-Cサイズでの撮影なので、周辺減光はあまり感じません。物足りないのであれば後処理で調整するのもいいと思います。
マクロプラナーはフルサイズで撮影すると、かなり強い周辺減光があります。
周辺減光は雰囲気を盛り上げてくれるのですが、あまりやり過ぎるのもくどいものです。APS-Cサイズで撮影するとそうしたネガな部分を無くすことになるので、センサーサイズを変えて使ってみるのも良いものだと思いました。

ISO100 , 1/800s , f/2 , RAW , C1現象
カリカリではなく優しい描写。緑を撮るとマイナスイオンが写っているのではないかと思えます。よく「ツァイスのレンズは空気を写す」と言われますが、それも納得です。
なんだかどこを撮っても絵になります。
マクロプラナーのまとめ。

ISO100 , 1/125s , f/5.6 , jpeg
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50は、花などの有機的なものを撮影すると、よりその美しさが引き出されるように感じています。
また、マニュアルフォーカスなのでピント合わせが難しいと思いますが、ポートレートでもきっと素敵な写真になると思います。
ボカせて寄れる、50mmという使い勝っての良いレンズです。

今回はCarl Zeiss Makro-Planar T* 2/50をD500につけてレビューしてみました。フルサイズで撮影した記事もあるので、よろしければご覧ください。
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50は既に販売を終了してしまったレンズになります。中古で探すことになると思いますが、相場は高値傾向のまま。
後継モデルはデザインがモダンなものになっていますが、描写の雰囲気は変わらないようです。新品で購入できるのでこちらも考えてみてはいかがでしょうか。