Carl Zeiss Planar T*1.4/50 ZKをPENTAX K-1 MarkⅡにつけてスナップ撮影に出かけてきました。訪れたのは秩父の長瀞町にある宝登山。標高497.1mの低山で山頂まではロープウェイで登れます。春から新緑の季節に変わるころ、ほのぼのしながらスナップ撮影をしてきました。

ISO200 , 1/640s , f/5.6 , Gold(C1にて調整あり)
この記事の写真はPENTAX K-1 MarkⅡにCarl Zeiss Planar T*1.4/50 ZKをつけて撮影。
カスタムイメージの「Gold」「ほのか」「モノトーン(調色1)」を使用。jpeg画像をキャプチャーワンで色味などを調整しています。その後リサイズしてブログに掲載しています。

ISO200 , 1/200s , f/4 , Gold
ずいぶんとレトロなゴンドラに乗りました。宝登山ロープウェイのHPによれば、昭和35年製造だそう。ゴロゴロと音のするドアの開閉や、華奢な手すり、小ぶりなゴンドラが時代を感じさせます。
カスタムイメージは「Gold」を使用。全体的に黄色味がかる設定なので、懐かしさとか郷愁感のようなものを強調させます。

ISO200 , 1/500s , f/5.6 , Gold
山頂駅の標高は453m。ロープウェイに乗って5分で到着。長閑な風景です。

ISO200 , 1/500s , f/5.6 , Gold(C1にて調整あり)
梅百花園では梅が咲いていました。もう4月になろうとする頃ですが、このあたりは咲くのが遅いのでしょうか。

ISO200 , 1/1000s , f/5.6 , (C1にて調整あり)
ついつい絞り開放で撮影したくなるところですが、このカットはf/5.6。プラナーは開放での描写ばかりが取り上げられますが、絞っても綺麗なボケが楽しめます。むしろ絞り込んだ方が綺麗に感じる時もあるので、色々な絞り値を試してみる方がいいのかもしれません。

ISO250 , 1/1000s , f/1.4 , Gold(C1にて調整あり)
絞っても綺麗と言いつつ、やっぱりF1.4の開放で。ピントピークがちょっとふわっとしています。
山頂に行く前に宝登山神社の奥社へ立ち寄ります。

ISO250 , 1/80s , f/5.6 , Gold(C1にて調整あり)
高い木立に囲まれたお社がありました。宝登山神社の奥社です。
こちらでは毎年5月2日(八十八夜)に「奥宮大祭」が行われます。麓の境内にある日本武尊社から御神霊を御神輿に乗せて奥宮まで登り、その後、祭典を行い神楽が奉奏されるのだそうです。

ISO250 , 1/1000s , f/1.4 , Gold
静かに佇むお犬様。神様のお使いで「ご眷属さま」と呼ぶそうです。

ISO250 , 1/8000s , f/1.4 , ほのか(C1にて調整あり)
宝登山山頂にやってきました。なんともほのぼのした山頂です。
ここからはカスタムイメージを「ほのか」に変えて撮影しています。

ISO250 , 1/1600s , f/5.6 , ほのか
山頂はこんもりしたお椀を伏せたような形をしています。山頂標識から少し下がると木々が開け、麓の景色を眺めることができました。

ISO200 , 1/1000s , f/5.6 , ほのか
こんな魅力的な低山が身近にあったらいいのにと思ってしまいます。

ISO200 , 1/500s , f/2.8 , モノトーン(調色1)
下山はロープウェイは使わずに歩きます。カスタムイメージはモノトーンを選択。ちょっとアンバーに仕上げたくて、調色1を選びました。

ISO200 , 1/3200s , f/4 , モノトーン(調色1・C1にて調整あり)
ふと見上げた桜の木。ピント合わせ前のファインダーから見えた像が綺麗だったので、そのままシャッターを切りました。

ISO200 , 1/3200s , f/4 , モノトーン(調色1・C1にて調整あり)
下山してきました。
宝登山神社の本殿でお詣りをします。鳥居の近くでは植栽の手入れが行われていました。

ISO200 , 1/320s , f/2 , モノトーン(調色1・C1にて調整あり)
Carl Zeiss Planar T*1.4/50 は金属鏡胴のマニュアルフォーカス。見慣れたダブルガウスタイプのレンズ構成。定番の標準50mm F1.4というレンズです。
大きさの割にはしっかりと質量を感じさせますが、それでも十分に軽くコンパクト。持ち歩きを不便に感じることはありません。
開放絞りF1.4で見せる柔らかく滲んだ描写は、幻想的で甘美なイメージ。収差はデメリットではなく、画作りに貢献してくれるので、多彩な表現が可能になるものだと思います。
F値を絞り込めば、とてもシャープな描写を見せてくれます。独特の立体感を生み出すその描写は「やっぱりプラナーだな」とわかったようなことを言ってしまいたくなるほどです。
数値や解像度などのスペックだけでは比べられない、レンズを使う面白さがこのCarl Zeiss Planar T*1.4/50 ZKにはあると思うのです。
(撮影日:2024.03.30)