どこかの風景

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HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

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HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WRは、フルサイズ対応の標準ズームレンズ。比較的コンパクトなサイズで持ち出しやすく、防滴構造を採用。アウトドアでの使い勝手が良く、地味なスペックながらとても頼れるレンズです。

実際に使用してみた感想などでレビューしています。

HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

<目次>

 

主な仕様など。

PENTAX K-1 MarkⅡ

焦点距離は28-105mmの標準ズーム。

APS-Cカメラ装着時には、フルサイズ換算で43-161mm相当になります。

標準のズームレンズということで、広角側が24mmだったらとはみんなが思うところ。

でも、「24mmって本当に必要? 広角ってそんなに使ってる?」と自問して28mmで十分だと思い直します。実際、28mmあれば十分なことの方が多いです。

 

望遠端105mmまでズームしてみました。それほど長いわけではありませんが、かっこよくはない。作りはしっかりしていて、質感も良いと思います。広角端28mmの時が最もコンパクト。

フォーカス時に全長は変化しません。

 

背面のフレキシブルチルト式モニターに、焦点距離を表示するようにしておくと便利です。

 

HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

絞りは、ズームによってF値が可変するタイプ。

9枚の円形絞りでf/3.5-5.6。最小絞りはf/22-F38。開放・最小絞り以外では、ズーム中にF値は変動しません。

ボケ味は自然で柔らかいので好感が持てます。大口径のレンズではないので、大きなボケは期待できませんが、寄った状態で絞りを開ければ十分なボケを楽しめます。

 

最短撮影距離はズーム全域で0.5m。座った状態でテーブルの料理を撮るのにはちょっと不便。

望遠端105mmの最短撮影距離で最大撮影倍率は0.22倍。小さな花でなければ十分に寄って撮影できます。

 

DFA28-105mmのサイズは、最大径73mm×長さ86.5mm。重量はフード付きで465gとなります。

このサイズ感が絶妙。K-1Ⅱと組み合わせたときのバランスが良く、持ち歩くのにも便利。

防滴構造を採用したレンズなので急な天候の変化にも対応しやすく、登山などのアウトドアでの使用ではメインの1本として役立ちます。

使う予定がなくても、念の為にカメラバックに入れておきたくなるレンズです。

 

レンズ表面にはSPコーティングが施されているので、汚れが付きにくく耐擦傷性にもすぐれているそうです。保護フィルターは必要なさそうですが、やっぱり心配なので着けています。フィルター径は62mmです。

 

レンズキャップ、保護フィルター、フード。

フードにはフィルター操作用に窓があります。

 

マウントはKAF3マウント。AFカプラーはありませんが、絞り連動用のレバーがあります。防滴のための赤いシーリングが施されています。レンズ全体には8ヶ所のシーリングがあるそうです。

MADE IN VIETNAMの刻印あり。

 

K-1Ⅱとの組み合わせ。カッコいいけど、普通かも。スペック的にも飛び抜けたところはありません。

でも、描写は思った以上に良く写ります。逆光耐性は良好でほとんどフレアやゴーストは出てきません。もともとK-1に合わせて開発・発売されたようなレンズなので、フルサイズの3600万画素にも十分に対応。解像力は高く、開放から繊細な写りをします。

AFは静かで素早いです。こちらも過不足ない感じ。普段あまり動体を撮らないので不満はありません。

使ってみて、とてもバランスの取れたレンズだと思いました。

 

APS-C機に装着してみる。

APS-Cのカメラボディへ装着するとフルサイズ換算で43-161mm相当。標準から中望遠をカバーします。

 

PENTAX K-3 MarkⅢに装着。

K-3ⅢにDFA28-105mmをつけてみました。バランスが良くボディとレンズの一体感を感じられます。

 

広角側の28mmはフルサイズ換算で43mm。これはペンタックスがいう「人の目で見たままを写す」という、35ミリ判フィルムの対角長である43mmとなります。

たしかに使いやすい画角で、K-1ⅡとFAリミテッド43mmの組み合わせで撮影によく出かけます。43mmはとても撮りやすい。

その43mm(広角側28mm)をベースに、遠くにあるものも大きく撮れるという使いやすいズームレンズとなります。

 

K-3ⅢにDFA28-105mmの組み合わせは、個人的にはお気に入り。

標準ズームの広角なし(笑)。スナップや登山で望遠側161mm(フルサイズ換算)というのが、あとちょっとに手が届いちゃう感じで、おっ、いいねって思います。

ちょっとズルい感じもしますが、広角側はサブカメラのGR3に任せてしまいます。

 

PENTAX K-5に装着。

K-5につけると、少しばかりレンズ側の重さが気になります。この組み合わせではあまり撮らないのですが、ボディに内蔵ストロボがあるので他の2台にはない使い方が出来そうです。

 

フードを外せばコンパクトになるかもしれませんね・・・。

 

雪の降る夜とかに持ち出してみたいです。