どこかの風景

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ハーフサイズのフィルムカメラ、FUJICA Driveを購入しました。

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ハーフサイズのフィルムカメラ、FUJICA Driveを購入したので簡単なレビューなどを書いてみます。

FUJICA Drive(フジカドライブ)

<目次>

 

時代背景。

フジカドライブの写真

デジタル一眼レフカメラと一緒に持っていくことが多いです。

FUJICA Driveは1964年の発売です。昭和39年、高度経済成長期の真っ只中。家電製品などが一般家庭に普及し始めた頃で、東京オリンピックが開かれた年になります。

この頃はカメラをなんとか購入できてもフィルム代が高かったようで、倍の枚数が撮れるハーフサイズは人気となったようです。記録的なヒットとなったオリンパスPENシリーズや、リコーオートハーフ、キヤノンのデミなど各社がハーフサイズカメラを販売、出揃った時期になります。

 

ハーフサイズカメラ。

裏蓋を開けると縦の開口部があり、露光面の形状がわかります。

35mm判フィルムカメラのフォーマットは36×24mmで、ハーフサイズは18(17)×24mmとなります。2024年の現代に登場したフィルムカメラPENTAX 17も24×17のハーフサイズフォーマットを採用しています。

デジタルのAPS-Cカメラのセンサーサイズは約23.5mm×15.6mmなので感覚的には似たようなサイズといえるのかもしれません。

ハーフサイズのカメラの場合、撮影枚数は2倍になります。35mm判のフィルムで36枚撮り用の場合、72枚が撮影できます。24枚のものでしたら48枚が撮影できることになります。

そして何よりハーフサイズは縦位置なんですね(一部のカメラで例外もあり)。普段は横長なので、とても新鮮気持ちになります。

 

FUJICA Driveのゼンマイ。

ゼンマイをチャージするダイヤルは大きくて回しやすい。

FUJICA Driveはフィルムの巻き上げを、ゼンマイを動力として自動化したもの。約18コマの連続巻き上げが出来るということです。実際に購入したカメラで確認してみると、ゼンマイをフルに巻いた状態からシャッターを切りはじめ、15枚目くらいから巻き上げの勢いが弱くなります。その後19枚目の途中で巻き上げが止まりました。

撮影の途中では、気がついた時にゼンマイを適宜巻くようにしています。

FUJICA Driveはフィルムの巻き上げが自動なだけで、シャッターを押しっぱなしで連写ができるわけではありません。

 

FUJICA Driveのスペックなど。

購入にあたってスペックなどを調べてみました。(古いものなので情報に間違いがあるかもしれません。)

フジカドライブ

FUJICA Drive(フジカ ドライブ)

  • 富士フイルム、ハーフサイズカメラ
  • サイズ: 約113mm(幅)×92mm(高)×45 mm(厚)*実測。
  • 重量:537g(保護フィルター、社外ストラップを付けた実測。)
  • フィルム送り:ゼンマイ(スプリングモーター)による自動。
  • レンズ:FUJINON 1:2.8 f=2.8cm
    28mm(35ミリ判換算で40mm相当)、絞りf/2.8~22
  • シャッター:SEIKOSHA-L(A・B・30・60・125・300)
  • ピント合わせ:目測。レンズ前部回転式で手動。
    指標あり(♾️・5・G・2・1.5・1・P・0.6 )。GとPは赤文字でクリックあり。最短撮影距離は0.6 m 。
  • 露出制御:自動(プログラムオート)。シャッタースピードと絞り値のマニュアル設定による撮影可。*絞り優先AEなどはできない。
  • 自動露出対応フィルム感度:ASA 12~200(手動設定)
  • ファインダー:ブライトフレームファインダー
  • フィルムカウンター:自動リセット順算式
  • 電池:不要。セレンによる自動露出制御。
  • セルフタイマー:あり
  • シンクロ接点:あり

1963年に発売されたフジカハーフを改良し、ゼンマイによる自動巻き上げにしたものがフジカドライブとなります。

撮影に持ち出すときは、オリンパスPEN用の保護フィルターと社外品のハンドストラップをつけています。

使っているハンドストラップはこちらです。

 

露出設定とシャッター。

FUJICA Driveはセレン受光素子により自動で露出制御が可能です。

絞り環を赤く塗られた「A」の位置に合わせると、シャッタースピードを切り替えるレバーもAの位置に自動でセットされます。この状態でシャッターを切るとカメラが自動で露出を合わせてくれます。

露出をマニュアルで設定する場合は、絞り環を「A」以外の目盛りに先に合わせます。こうすることで、好みのシャッタースピードをB・30・60・125・300の中から選ぶことができるようになります。

絞り環を「A」に合わせると、自動でシャッタースピード側のレバーが「A」の位置に戻ります。

視力が悪いので小さい文字にレバーを合わせるのはツラい作業です。

FUJICA Driveは手動で露出設定をすることができます。完全なメカニカル制御なので、セレンが故障したとしても撮影が可能です。

 

シャッターボタンを押すとシャッターが切れ、フィルムへ露光します。その後シャッターボタンを離すとフィルムの巻き上げとシャッターチャージが行われるようになっています。シャッターボタンを押し込んだままでは、巻き上げとチャージはされません。

シャッターにロック機能はありませんが、ストロークが深めなので安易にシャッターが切れるようなことはないと思います。

 

目測によるピント合わせ。

FUJICA Driveのピント合わせは目測になります。距離計は内蔵されていないので、目で見て被写体までの距離を目測し、レンズの指標を合わせることでピントを合わせます。

 

FUJICA Driveで撮影。ピントは合っているような・・・。

FUJICA Driveで撮影。ピントは合っていませんが、どことなく良い雰囲気です。

まだまだ目測には慣れていないので、ピントを外すことも多いです。

 

FUJICA Driveで撮影。遠景なら問題なし。

ピント調整が面倒なときは、クリックのある指標、P(ポートレート)もしくはG(グループ)をそれぞれ近景用、遠景用として使用しています。ピント合わせを2択で設定して被写界深度でピントが合うように撮影しています。

 

FUJICA Driveで撮影。最短撮影距離で撮影。

最短撮影距離の0.6mを「腕を伸ばした長さ」で覚えておくと便利です。

 

セルフタイマー撮影。

セルフタイマー用のゼンマイを巻くには、フィルムの巻き戻しクランクと同軸の外側にあるギザギザのついたダイヤルを回してチャージします。

セルフタイマーで撮影するには、背面左上のスイッチをL側にしてセルフタイマー用のゼンマイをいっぱいまで巻けば準備完了。スイッチをS側に動かすとセルフタイマーがスタートしてシャッターが切れ、自動で巻き上げられます。セルフタイマーの時間は11秒ぐらいでした。

 

ISO設定と撮影枚数。

ISO設定も手動。ASAをそのままISOで設定します。自動露出に対応している最高ISOに合わせて、フィルムはISO200のものを使っています。

一体になっているレバーの数字はフィルムの撮影枚数。装填してあるフィルムのメモとして使用します。(写真ではピントが外れているのでわかりずらいと思います……。)カラーは赤字で24・40・72の3つ。B&W(黒白フィルム)は40と72。EMPは空を意味していると思われます。

24枚撮りなら48のハズですが・・・なぜか40です。数字が書いてある部分のパネルが独立して回転できます。

 

まとめ。

購入して少し使ったところで、特徴的な部分をレビューしてみました。

FUJICA Driveで撮影。

ハーフサイズカメラは1本のフィルムで72枚撮影できて経済的ではありますが、その反面、撮り切るのに時間がかかりました。その他、カメラを構えたときのデフォルトが縦位置であるとか、フィルムの粒子が適度にわかることなどデジタルカメラとは違った面白さも多いです。

今のところデジタルカメラと併用しながらフィルム撮影を楽しみたいと考えています。