どこかの風景

うつろいゆく日々の記録。

棒ノ嶺(棒ノ折山)へ登山に行ってきた。

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棒ノ嶺(棒ノ折山)は埼玉県と東京都にまたがる標高969mの山。低山とは思えないワイルドな峡谷の沢沿いを歩くことができます。初心者向けのガイド本にも載っている棒ノ嶺ですが、ネットなどで調べて見るとなかなかに険しそう。山を登りはじめて1年、それなりに経験も積めたのでチャレンジしてみることにしました。

棒ノ嶺/棒ノ折山のゴルジュ帯。

<目次>

 

コースタイムなど。

棒ノ嶺(棒ノ折山)標高969m

1月11日(土)晴れ [日帰り]
合計時間6時間5分(休憩含)

歩行距離 6.5km

累計標高差:登り 859m・下り 853m

 

<コースタイム>

さわらびの湯(8:23)→(8:49)白谷沢登山口→(9:40)白孔雀の滝地名板→(10:36)岩茸石→(11:04)権次入峠→(11:21)棒ノ嶺(11:49)→(12:02)権次入峠→(12:27)岩茸石→(12:57)白地平→(14:13)棒ノ嶺登山口→(14:28)さわらびの湯

棒ノ嶺/棒ノ折山の登山ルート。

両側を崖に挟まれた沢のエリア(ゴルジュ帯)に入ったあたりからの鎖場が初心者にとっては難所だと思います。とはいえ、慎重に足元を確認しつつ鎖を補助に使っていけば登れます。また雨の降った後の増水時には渡渉が難しくなりそうです。多少濡れても大丈夫な防水性のある登山靴がいいと思いました。

 

初心者50代夫婦の日帰り登山です。どちらも高所に弱く怖がり。難所などのクリアには時間がかかります。写真撮影・休憩が多いのでコースタイムは標準よりもかなり遅いと思います。

 

駐車場。

さわらびの湯第3駐車場。

さわらびの湯の第三駐車場を利用しました。登山時に利用して良いのはこちらの第三駐車場です。駐車場から白谷沢登山口までは歩いて25分ほどかかりました。

駐車台数は30台ぐらい。24時間利用可能で駐車料は無料。

  • 埼玉県飯能市下名栗685
  • 入力したマップコード:91 127 219*52

さわらびの湯は、有間ダムの下にある温泉施設です。

また、登山口近くにも2箇所ほど駐車スペースありました。ただし駐車可能台数は少なめ。

 

トイレ。

棒ノ嶺の登山、利用したトイレ。

トイレは、駐車場近くにある公衆トイレを利用しました。ルート上にトイレはありません。下山した滝ノ平尾根側の登山道入口の近くにも公衆トイレがあります。数台の駐車スペースもあったので、ルート次第ではこちらを利用してもよいかと思います。

 

有間ダムと名栗湖。

有間ダムが見えてきた。

駐車場から登山口までは舗装された道を歩きます。坂を登り身体が暖まる頃に見えてきたのが有間ダム。その姿は頑張れば登れてしまいそうな傾斜の壁で、周囲の山に馴染んでます。

 

有間ダムの上を歩く。

有馬ダムは岩石や土砂を積み上げて造られたロックフィルダム。中に壁があって水を堰き止めているそうです。地盤の弱いところに採用される造り方だそう。派手さはないけど優しさを感じます。

 

名栗湖。

堰き止められてできたのが名栗湖。水は少なめ。そういえば、このところほとんど雨が降っていませんね。

 

白谷沢登山口から登ります。

白谷沢登山口。

埼玉県側にある白谷沢登山口から登ります。登山ポストに登山届を入れて出発。

登山口への途中と少し通り過ぎたところに駐車スペースがありした。停められる台数は数台といったところですが、この日はまだ停められるスペースがありました。

 

しめ縄の巻かれた大木。

あとで知ったのですが、この大木の後ろには祠があるそうです。

 

木の根や岩が張り出しているところもあります。

しばらくは歩きやすい登山道が続きます。ところどころで木の根が張り出したところや岩などを越えますが、丁寧に歩けば問題ありません。

 

棒ノ折山の登山道。

9時20分頃の様子。天気は晴れているのですが、峡谷なので日差しが入ってきません。写真だと暗いイメージですが、気分的にはけっこうワクワクしていて、楽しく歩いてます。

 

棒ノ折山の登山道2

斜面の下に水の流れや滝が見え、そのうちに沢へと合流します。道には目印のリボンがあり、入ってはいけない場所にはキケンなどの案内もでていました。沢沿いというよりも沢を歩くという感じで、ときおり道が不明瞭になるところもあります。周囲をよく見ておけば大丈夫だと思いますが、気をつけながら進みました。

 

棒ノ嶺の沢歩き。

水の流れを右に左にと渡渉しながら奥へと進んでいきます。この時期に靴を濡らしたくはありませんね。

 

ゴルジェ帯から。

ゴルジュ帯。

振り返ったところ。

今回のルートの核心部。ゴルジュ帯に入りました。

「ゴルジュ」とはフランス語で喉の意味だそうで、実際には切り立った岩壁にはさまれた峡谷のこと。「ゴルジュ、ゴルジュ〜」とその言葉の響きが楽しくて、つい口ずさんじゃいます。

 

ゴルジュ帯の中を歩く。

他の方のブログなどを見ると、時期によってはかなり水が多いときもあるようです。今回はあきらかに水が少ないので足場に苦労することはなく、足を濡らさずに歩けました。

 

棒ノ嶺のゴルジュ帯での一番の山場。

ガイド本などの写真でよく見る場所に来ました。高所恐怖症にはちょっと怖い。

 

先行する登山者の様子を見る。

後から来た方に道を譲り、登り方を見ている妻。夫婦でガン見されて歩きづらかったと思います。・・・すみません。

 

鎖場を登る。

3点支持を心がけ、ゆっくりと登ってくる妻。

実際に登ってみると手をかける場所や足場もあるので、思ったほど大変ではありませんでした。慎重に歩けば問題ないかと。

 

ロープ場を登る。

つづくロープ場も、なんとかクリア。

 

棒ノ嶺の鎖場。

広角レンズなので実際よりも険しく見えてます。

その後の鎖場もゆっくりではありましたが無事に通過できました。

 

棒ノ嶺(棒ノ折山)の登山道。

鎖場が終わると「もう終わりかぁ・・・」と思ってしまったのですが、逆にこれがつづくと気疲れしてしまうかもですね。「下山でここは怖いかも」と妻。

 

林道を横切る。

そして林道を横切ると待っているのは急登。でも、その前にひと休みですね。ここで沢沿いの道は終わりです。

 

急登から山頂へ。

急登のはじまり。

先ほどとはうってかわり樹林帯の急登。踏み跡をジリジリ登っていきますが、すぐに息が上がってしまいます。

 

岩茸石。

急登を登り切り、しばらく歩くと岩茸石に到着です。下山時にはここを分岐として滝ノ平尾根を通って下山します。



階段がつづく。

土が流れて歩きづらい階段。崩れてしまった場所もあるので注意です。

 

平になった登山道。

ちょっと平坦な場所になったので息を整えて・・・、

 

木の根が張り出している登山道。

また登る。木の根が張り出しているので躓かないように・・・。

 

壊れてしまった丸太階段。

壊れた箇所が多く利用不可の丸太階段。これ、距離も長いので整備するのも大変だと思います。階段左右の踏み跡をたどって登っていきます。

 

権次入(ゴンジリ)峠に到着。

権次入(ゴンジリ)峠に到着。頂上まではあと少し。ここでは休まず先へと進みました。

 

頂上まではあと少し。

霜柱でガタついている道を進んでいきます。キンと締まった空気が気持ちいいです。

 

棒ノ嶺(棒ノ折山)の山頂。

棒ノ嶺(棒ノ折山)の山頂。

山頂に到着です。登りはじめて3時間ほどかかってしまいました。

 

棒ノ嶺(棒ノ折山)の山頂にある桜の木

そして、また時期を変えて登ってこようと思ったのはこの桜の木を見たから。なんだかとても立派。花も葉もない冬枯れの状態なのに、花が咲いたら綺麗だと思わせるな見事な樹形をしていました。

山頂に桜があるって素敵ですね。

 

頂上からの山座同定用の看板。

年末に登った筑波山や、日光白根山、赤城の黒檜山などが見えるようです。でもちょっと霞んでてよくわかりません。そもそも山座同定はちょっと苦手。

 

広々とした山頂にある休憩所。

広々とした山頂には屋根のある休憩所もあります。野晒しのテーブル、ベンチもありました。



山頂から下山します。

山頂で昼食を摂り、しっかりと休んだら下山します。

 

滝ノ平尾根から下山します。

岩茸石の分岐。

ということで、あっという間に岩茸石に戻ってきました。実際はあっという間ではありませんが、登ってきた道なのでわりとサクサク下ってきました。

写真では、木の後ろにある岩茸石の左側をまわり込んで滝ノ平尾根へ入ります。

 

樹林帯の中の矢印道標。

まだ12時台なのに暗い場所もあります。冬の山は早いうちから暗くなりますね。時間には余裕を持って下山したいところです。

 

林道を横切る。

1回目の林道を横切るところ。写真の左から降りてきて、右の登山道へ入ります。一旦登りになるので道が合っているのか不安になり、何度も地図を確認しました。

 

白地平に到着。

岩茸石から30分ほどで白地平に到着。

 

壊れて近づけない白地平の展望台。

崩れてしまった展望台がありました。手前に柵があるので近づくことはできません。景色は良さそうなのですが残念ですね。

 

白地平にある道標

白地平にある道標ですが、なんだか違和感があります。よく見たら「峰」になってました。引き続き河又の方へ下っていきます。

 

転倒多発エリアの下山道。

階段状に整備がされてはいますが、土が抜けていたり微妙に歩幅が合わなかったりします。転んだりする事故が多いのか、ところどころ「転倒多発エリア」の張り紙がしてありました。

 

3回目の林道を横断するところ。

下りでは3箇所、林道を横断しました。

 

木の根っこゾーン。

振り返ってみたところ。

振り返ってみれば木々が立ち並ぶ壮観な景色。まだまだ下ることに夢中で周囲の景色を十分に楽しめてない状態です。

滝ノ平尾根で印象に残ったのは木の根っこ。滑ったりひっかけたりして転ぶと、足首をやられそうです。また周囲が似たような景色なので、暗くなると道迷いの可能性も感じました。踏み跡はあるので、そうそう遭難するようなことにはならないと思いますが気をつけたいところです。

 

滝ノ平尾根から下山したときの登山口。

その後は樹林帯を歩き、しばらく下ると墓地の脇を通って登山口に到着。写真の左にあるのが登山届用のポストです。舗装路に出たら駐車場へ向かい登山終了。

おつかれさまでした。

 

棒ノ嶺(棒ノ折山)のまとめ。

棒ノ嶺(棒ノ折山)のゴルジェ帯歩き。

やっぱり楽しいゴルジェ帯歩き。

初心者向けのガイド本にも載っていますが、標高差が700m以上あり、細い道や鎖、急登などもありました。水の多い時期には渡渉が必要になりそうな場所もあったので、山としてはちょっと慣れた初級者か中級者向けなのではないかと思います。

しかし、沢沿いを歩き岩を登るなど変化に富んだとても楽しいコース。山頂にある桜の木などは開花の時期に見にいきたいところです。新緑、紅葉と景色も綺麗そう。また登ってみたいと思いました。

 

ヘッドライトは必ず持っていきます。特に自分たちのように足が遅い場合、ちょっと予定がズレ込むだけで暗い道を歩くことになりかねません。また登山の前には電池切れになってないか必ず確認しています。

ブラックダイアモンド社製のものを使ってます。一度買えば長く使うので気に入ったデザイン、機能のものを選びました。

 

撮影機材。

PENTAX K-5とHD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limitedを棒ノ嶺山頂にて。

この写真はGR3で撮影しています。

カメラはPENTAX K-5、レンズは広角のHD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited。峡谷の景色を迫力いっぱいに写したいので選びました。APS-CセンサーのK-5でDA15を使うと35ミリ判換算で23mm。目の前に広がる景色のほとんどをフレームに収めてくれます。開放F値は大きいものの、レンズは小さくてコンクト。足場の悪いところも気にせずに歩けました。

写真はRAWデータをキャプチャーワンで調整・書き出ししています。一部のカットでトリミングあり。ブログ用にリサイズのみしています。