どこかの風景

うつろいゆく日々の記録。

美ヶ原高原を散策、王ヶ頭ホテルまで行ってきた。

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美ヶ原高原を散策してきました。山本小屋ふる里館前の駐車場から歩きはじめ、美しの塔へ。美しの塔からは、ゆっくり歩いて60分ほどで、王ヶ頭ホテルとその裏手にある、美ヶ原の頂上を示す石碑に着くことができます。

標高約2000mの涼しい高原をのんびり歩きました。

美ヶ原高原の牧場と牛

今回のカメラはRICOH GR3
DNG(RAW)から調整・書き出し、トリミングしておりません。

<目次>

 

駐車場

美ヶ原高原にはいくつかの駐車場がありますが、美しの塔、王ヶ頭ホテルへ行くのであれば山本小屋ふる里館の前にある「美ヶ原高原 長和町営駐車場」を利用するのが良いと思います。ただし、ここは人気の駐車場。時期にもよりますが、土日は長い空き待ちの行列できるようです。

今回の利用では8月後半の平日ということもあってか、待ち時間なく停めることができましたが、戻ってきた午後2時ごろでは駐車待ちの列ができていました。

美ヶ原高原 長和町営駐車場から美しの塔までは約20分。王ヶ頭ホテルまで行くと3km、60分くらいです。

 

トイレ

トイレは山本小屋ふる里館のものが利用できます。有料100円。王ヶ頭ホテルのトイレも同様に有料100円となります。小銭の用意をしておきましょう。

その他、美しの塔と王ヶ頭ホテルの間にある塩くれ場から少し離れた場所にも公衆トイレがあります。

 

美しの塔へ

牧場に佇むポニー

ポニーを見てほのぼの。

車を降りた瞬間に感じる爽快感。清々しい風を感じます。

山本小屋ふる里館でトイレをお借りして(有料100円)出発準備を整え歩き出します。

はじめに見えてきたのは、ポニー。観光客向けにニンジンの餌が用意されていましたが、もうお腹いっぱいのようで、離れたところで佇んでいました。

 

美しの塔と王ヶ頭ホテルが遠くに見えている

美しの塔と王ヶ頭ホテルが見えています。

山本小屋ふる里館から歩くこのコースは、美ヶ原パノラマコースと言われるもの。美しの塔、塩くれ場、王ヶ頭ホテル、王ヶ頭、最後に王ヶ鼻まで歩くコースです。往復で、3時間から4時間くらいの道のり。王ヶ頭から王ヶ鼻までは軽いトレッキングコースとなるので、それなりの装備が必要です。

今回はスニーカーに普段着だったので、王ヶ頭まで歩くことにしました。

 

美しの塔,遠くに王ヶ頭ホテル

うしろに見えるのが王ヶ頭ホテル。

周囲の牛や空に続くような景色を見ていたら、美しの塔に到着しました。

美しの塔は、霧などの視界不良のときに遭難を防ぐため、鐘を鳴らして方向を示すために建てられた霧鐘塔。避難塔でもあるそうです。美ヶ原のシンボル的存在で自由に鐘を鳴らすことができるようです。

 

空に聳える美しの塔

空に聳える美しの塔。

高さは6mほど。美しい音色の鐘ですが、結構大きな音が響きます。

美しの塔は1954年に建てられ、この塔は1984年に再建されたものになるそうです。

 

美ヶ原高原,白黒写真

RICOH GR3
ISO200 , 1/800s , f/5.6 , ハードモノトーン

青い空と草原のコントラストが美しく感じたので、モノクロでも撮影してみました。GR3のハードモノトーンです。赤外写真のような描写になるので、空がグッと黒くなります。以前はこのトーンが好きでよく使っていましたが、しばらくはご無沙汰してました。

 

牧草地の牛たち

美ヶ原高原,道

足元は砂利道です。

山本小屋ふる里館から王ヶ頭ホテルまでは平な砂利道です。水たまりになっている場所もありますが基本的には歩きやすい道になります。

一般車は乗り入れが禁止されており、王ヶ頭ホテルからのシャトルバスが通ります。牛は柵越しにいて、かなり近くまで来てくれるものもいますが、触ることは禁止されています。

 

美ヶ原高原,ハクサンフウロ

コース途中のほとんどの場所で見られました。

途中、よく見かけた花はハクサンフウロ。その他、アキノキリンソウ、アザミなどを見かけました。

 

美ヶ原高原の牛

よく見ると短い角が生えています。

牛は何種類かいるようで、こちらは赤黒い色の毛をした短い角のある牛。黒毛和種といわれる種類の牛のようです。

 

美ヶ原高原,柵から顔を出す牛

人懐っこい牛もいます。

柵から顔をだして写真を撮られまくっていた牛。白黒模様なので、乳牛のホルスタイン種だと思われます。数は少ないですが、茶色いジャージー牛も見かけました。

 

広大な牧草地,点々と見える牛

広い牧草地に点々と牛がいます。

パノラマコース両側に広がる牧場には牛が無いそうです。雨が降ったらどうするんでしょうね。広さは400haほどあるとされますが、とにかく広い。見渡す限りの草原には、5月下旬から10月中旬まで350〜400頭の牛が放牧されているそうです。

 

王ヶ頭ホテルと美ヶ原の頂上

美ヶ原高原,王ヶ頭ホテル

外国のおしゃれなホテルのような佇まい。

目的地の王ヶ頭ホテルに着きました。一度は泊まってみたいホテルです。食事も美味しそうで、ビーフシチューを頼まれている方を多く見かけました。

牧場に囲まれた場所にあるということで、前回訪れたときと同じく、ソフトクリームをいただきました。もちろん、めちゃくちゃ美味しい。あっというまに溶け出したので、写真は撮らずに一所懸命に食べてしまいました。

www.ougatou.jp

 

王ヶ頭山頂碑,美ヶ原高原頂上を示す石碑

美ヶ原の頂上、王ヶ頭の石碑。

美ヶ原の頂上、王ヶ頭に到着しました。標高2034m、日本百名山の一つです。

駐車場から砂利道とはいえ、ほぼ平坦な道で来れる絶景の高原。周囲には王ヶ頭ホテルのほか、電波塔が多数設置されています。

 

美ヶ原,王ヶ頭,三角点

三等三角点もあります。

三角点もありました。ここのは、三等三角点。基準点名は「美ヶ原」だそうです。

 

空に浮かぶ雲

昼過ぎくらいに雲が出てきました。

周りの景色を堪能して、三角点も確認。空を見上げれば、手の届きそうな距離に浮かぶ雲。

まぁ、実際には届くことはありませんが、最近ちょっと忙しくて疲れていたこともあり、つい手を伸ばしてしまいそうになりました。

 

王ヶ頭ホテルを見ながら帰路に着く

振り返って、王ヶ頭ホテル。

王ヶ鼻まで足を伸ばすことも考えましたが、靴はスニーカーだし、時間のことも考え帰路に着くことにしました。

それにしても王ヶ頭ホテルはいいところにありますね。夜は星空が綺麗に見えるそう。

名残惜しいですが、駐車場へ戻ります。

 

まとめ

くつろぐ牛,美ヶ原高原

復路でも、もちろん牛が見られます。

美ヶ原高原は2回目。本当は何十年も前に来たことがあって、それを入れると3回目。

いつ来ても涼やかで、どこまでも続くような美しい景色を見ることができる、気持ちが洗われる場所です。

 

前回、美ヶ原を歩いたときはハイキングの服装です。靴は登山靴。アルプス展望コースを歩き、王ヶ鼻まで行きました。

snowvalley.hatenablog.jp

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