那須岳とは一般的に茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の三山の総称になります。その那須岳の主峰とされる、標高1915mの茶臼岳に登ってきました。
茶臼岳は日本百名山の一つ。活火山であり、西側の斜面にある火口からは現在も噴気を上げています。ロープウェイを利用して、9合目から山頂を目指しました。

<目次>
山麓駅駐車場とルート確認

登りではロープウェイを使ってラクをします。
ということで、那須ロープウェイ山麓駅の駐車場を利用しました。9時の時点でかなりの数の車が停まっています。ギリギリ停められた感じ。
紅葉のシーズンになると長い駐車場待ちの列もできるということなので、早めの到着が良さそうです。

ロープウェイの乗車時間は約4分。9合目にある山頂駅からでも、素晴らしい眺めが広がっていました。

今回のルートは、山頂駅から茶臼岳の山頂へ。お鉢周りの後は峰の茶屋跡避難小屋へ下り、山麓駅まで徒歩で下山してきます。
ちなみに、ルート上にトイレはありません。山頂駅、山麓駅のトイレでしっかり用を済ませておきました。
山頂駅から茶臼岳山頂までは、足の遅い自分たちで1時間40分ほどかかりました。平均タイムはおそらく1時間くらいかと思います。
山頂駅から頂上を目指す

ロープウェイ山頂駅から歩き始めます。すでに森林限界を超えているようで背の高い植物はありません。

ヤマハハコが咲いていました。漢字で書くと「山母子」。花言葉はその名前から想像できように「親子愛」。そのほか、「純情」、「思い出」「永遠」などがあるようです。

山頂部分が見えているのかな。

牛ヶ首との分岐あたりまでは散策路の延長といった感じで歩きやすいです。

牛ヶ首方向への道。山頂から峰の茶屋跡避難小屋を経由して、この道で戻ってくることもできます。

振り返ると「うわー」って言いたくなる景色が広がってます。

ガレ場を登っていきます。特に危険な場所はありませんが、浮石などに注意をして歩きます。

途中から見えていた大きな岩。近づいてみると結構な大きさです。

大きな岩はそのまま「大岩」という場所だったようで、山頂まであと1/3ぐらいかな。
道標によれば、ここからあと0.4km、25分。道標にある数字は緊急時の現在地番号で、ここは18番。

荒々しい岩の風景。

朝日岳が近くに見えてきました。標高は1896mで茶臼岳よりも少し低い。斜面のガレ場が特徴的で、山頂が尖ってみえる鋭峰。カッコいいですね。

山頂が見えてきました。ここまで来ればあと少し。
茶臼岳山頂

山頂にある鳥居。だいぶ傾いています。写真は鳥居をくぐったあと振り返って撮ったもの。このあたりは人が多いです。

茶臼岳の山頂に到着しました。雲が近い。風がひんやりとして気持ちが良かったです。最高地点には那須岳神社の石のお社がありました。
近くに山頂標があるのですが、記念撮影の列ができていました。

山頂の開けた場所でお昼休憩にします。風が当たると体が冷えるので上着を羽織りました。平地との気温差は10度くらいあるとのことですが、体感的にはもう少し低いと思いました。
しかし、贅沢な景色を眺めながらのお昼ご飯は最高ですね。

この日の気温は山頂付近で13℃くらい。日が当たって風がなければ、それほど寒さは感じません。

日光方面の山々が見えている……はずです。AR山ナビで確認してみたのですが、どれがどの山かいまいち判断できましせんでした。

お隣にある山。流石山が見えていて、その先には大倉山が見えているのかな。

素晴らしい景色を見ながらのラーメン。旨そう。羨ましい。やっぱりバーナーとかの調理道具も揃えようかと悩みます。

山頂は噴火口跡になっていて、お鉢周りができるように登山道が整備されています。

お鉢周りの途中で見た那須岳神社がある最高地点。

誰かが石を使って描いた顔アート。切り株に枝などを使った顔アートはよく見かけますが、このパターンははじめて。とっても可愛いなと、こんなところで感心してしまいました。

お鉢周りを楽しんだ後は、峰の茶屋跡避難小屋の方向へ進み下山します。
下りではロープウェイを使わずに山麓駅まで歩くことにしました。
峰の茶屋跡避難小屋経由で下山

上の写真の左下に見えるのが峰の茶屋跡避難小屋。右上が朝日岳になります。朝日岳を往復すると、自分たちの足では時間的に厳しいので辞めておきました。
ヤマレコで調べると、峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳の往復所要時間は1時間27分/2.1km(休憩なし)でした。

峰の茶屋跡避難小屋。以前、茶臼岳に登ったときに天候が崩れ、小屋内でお昼休憩を取ろうと思いましたが、すでに人がいっぱい(無理をすれば入れたぐらいの混雑)で、あきらめた記憶があります。そこまで酷い天候ではなかったので、外で手短に食事をして下山しました。
「避難小屋があるからなんとかなるだろう」という考えはちょっと危険かもと思えた体験でした。人気の山ですから、そういうこともあるのでしょう。
ちなみに、入口は上の写真の場所ではなく反対側になります。

ここからは展望もよく、歩くのが楽しみな道。ロープウェイ山麓駅までは1時間くらい。距離は約2kmだそうです(自分たちの足では1時間30分ほどかかりました)。危険な場所もほとんどなく、ゆっくりと景色を見ながら下山しました。
まとめ

登山道の入口近くにある鳥居をくぐってゴールです。
茶臼岳は人気の山なので、人で混雑してしまうのがちょっと気になるところ。紅葉シーズンなどは、車もそして登山道も渋滞するとのことです。初級登山者に優しい景観の優れた山ではありますが、時間には余裕を持ったスケジュールを立てるのが良いかと思われます。
参考書籍
参考にしたのは、いつもの「分県登山ガイド08 栃木県の山」山と渓谷社。
こちらの本では三本槍岳、朝日岳、茶臼岳を縦走するコースを紹介しています。朝日岳から見る茶臼岳などは実際に見てみたいものでした。
ルート案内はありませんが、姥ヶ平のひょうたん池から見る茶臼岳の写真と案内があり、こちらも歩いてみたくなるものです。
そのほか、日光の山々なども紹介されています。