どこかの風景

うつろいゆく日々の記録。

北横岳(八ヶ岳)へ登山に行ってきた。

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北横岳は八ヶ岳連峰北部にある標高2480mの山。正しい名称は横岳。同じ八ヶ岳に横岳という同名の山があり、区別するため北横岳と呼ばれるようになったそうです。ロープウェイを利用すれば標高2232mがスタート。坪庭駅から1時間ちょっとで北横岳南峰へ登頂することができます。

暑さの和らいだ9月末に登山に行ってきました。

北横岳南峰山頂からみた八ヶ岳

<目次>

 

ロープウェイ山麓

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅にやってきました。

スイスにでもあるような(行ったことはありませんが)外観の建物が、これから山登りをするという気持ちを高揚させてくれます。

そして何よりありがたいのが、目の前に大きな駐車場があって、ほぼ確実に車を停めることができるということ。

登山前の運転で焦る必要もなく、出発前のトイレに困ることもないので、とてもありがたい存在です。

もちろん、お土産などを売る売店やレストランも充実しています。

 

ロープウェイの車窓から見える八ヶ岳

山麓駅から坪庭駅までの乗車時間は約7分です。

 

坪庭は溶岩台地

北横岳への登山はロープウェイの坪庭駅からスタート。

多少雲はあるものの、晴れて気持ちの良い天気です。

 

今回のルートは、ロープウェイ坪庭駅から北横岳の南峰・北峰へ向かいました。下山途中に七ツ池に立ち寄ったほか、縞枯山荘まで足を伸ばしてみました。歩行距離は5.3kmです。

 

坪庭を歩きはじめるとすぐに横岳神社がありました。前回、北横岳に来たときはうっかり通り越してしまったので、今回はちゃんとお詣りしてから進みました。

 

snowvalley.hatenablog.jp

前回はコイワカガミがたくさん咲いていました。

 

坪庭の散策路はスニーカーなどでも比較的歩きやすいようになっていますが、アップダウンがあるそれなりに厳しい道です。思いのほか息が切れるので、いきなりペースを上げるのはキツいかも。

 

坪庭は横岳の噴火によってできた溶岩台地。ゴロゴロとした溶岩が点在し、高山植物や低木が広がる独特の風景です。

 

ロープウェイの坪庭駅も見ることができました。

 

登山開始

途中で分岐して北横岳方面へ向かいます。ここからは登山装備が必要。とはいえ、北横岳までは危険箇所の少ない初級者向けのコースです。

 

山肌をよく見ると縞枯かな?と思える箇所がありました。帯状とは言いづらいかな。

縞枯については、検索すればもっとはっきりと縞状になった画像などを見ることができます。縞枯現象は針葉樹林の木々が等高線に沿って帯状に枯死していくこと。離れたところから見ると枯死した木々が帯状に白く見えるそうです。

 

序盤は樹林帯の岩が転がる登山道を登っていきます。

 

人気の山なので、それなりに人は多い印象です。団体さんも多数。紅葉シーズンなどはかなり混雑するそうです。

そういう意味では、この日はほどほどの混み具合という感じでした。

 

天狗のポール(オブジェ?)がトレードマークの北横岳ヒュッテに到着です。坪庭から1時間30分ほどかかってしまいました。自分たちはかなり足が遅い方です。トイレ(有料)をお借りして一休み。のどかな場所でほっとしますね。

七ツ池はここから脇道を少し入ったところにあります。今回は下山時に見てきました。

 

しばらく登山道を歩き、長い階段を登ると一気に開け、山頂まではあとわずか。

 

南峰と北峰

北横岳の山頂の南峰、標高2472mに到着です。

眺めの良い場所で、多くの登山者が昼食などを食べていました。

 

南峰にあるのは三頭三角点。基準点名は横岳。三角点はありますが、北横岳の最高地点は北峰になります。

 

雄大八ヶ岳の山並みを見ることができました。この、登頂したときの素晴らしい風景が本当に心に沁みるんですよね。

ということで、北峰に向かいます。

 

北横岳北峰に到着です。南峰と北峰の間は片道5分くらい。標高は2480m。

 

「すぐそこ」と言った距離に見える蓼科山。ですが、手軽に行って帰ってこられるほど近くもありません。山頂にある蓼科山頂ヒュッテや岩場のゴツゴツした様子も見えているんですけどね。

 

それでは南峰へ戻ります。

南峰と北峰の間はハイマツ?のような針葉樹が育っています。写真よりも背の低い場所もありますが、展望はそれほどいいわけではありません。

 

南峰へ戻ってきて、あらためて周囲の山々を堪能してみます。

 

3000m級の山々が連なる南アルプス。ちょっと雲がかかっています。

 

写真中央に見えるのが御嶽山

しばらくの間、見とれていました。

 

いつまでも見ていられますが、キリが無いので下山します。

 

遠くの景色ばかりでなく、足元にも美しい景色が広がっていました。

八ヶ岳といえば苔。北横岳でも見られます。

 

木々が立ち並び、光が差す様子に目を奪われます。

 

七ツ池

登山時にスルーした、北横岳ヒュッテからの七ツ池に立ち寄りました。

 

登山したのは9月末です。紅葉がはじまっていました。

この記事を書いている10月末の北横岳ヒュッテのInstagramの投稿では、ロープウェイの車窓から黄葉が美しく見えているそうです。

 

七ツ池を見たあとは順調に山を下りました。なんだか気持ちの良い森で、これといった理由もなくシャッターを切ってしまいます。

 

下山途中から見えた坪庭の溶岩台地。そこから縞枯山、その向こうに八ヶ岳の山並みが続いています。なんだか壮大な景色。

 

縞枯山荘で

坪庭からの分岐にて、時間があるので縞枯山荘まで行ってみることにしました。道標の可愛いイラストによると、山小屋まではウサギで5分、カメで10分だそうです。自分たちはカメですが、9分で到着できました。

 

絵に描いたような形の縞枯山荘。テラスでカフェの営業もしています。

「山と山小屋 週末に行きたい17軒」という本の表紙を飾っているのもこの山荘。著者は、小林百合子さんが文章、野川かさねさんが写真を担当しています。どちらも山のエキスパート。とくに野川かさねさんの写真は好きなので、愛読しています。

本の中では雪に覆われた縞枯山荘の写真と、小屋での宿泊の様子が紹介されています。これを読んで、泊まるのは無理でもコーヒーを一杯いただきたいと思いました。

 

ちなみに、野川かさねさんが使っているカメラはニコン。レンズはおそらくCarl Zeiss Planar T*1.4/50です。インタビュー記事などで紹介されていました。レンズは他にもシグマの50mmも使っていたようです。野川かさねさんは50mmと35mmで山の撮影をしているようです。

で、それを意識して、僕が今回の撮影で使っているのは、Carl Zeiss Planar T*1.4/50 ZKになります。レンズが同じでも、野川さんのようには撮れませんが......。

 

本の中で語られるコーヒーを頼もうかと思っていましたが、結局、りんごジュースとモモジュースを頼みました。暖かい陽気と、ちょっと甘いものが欲しかったので。

 

最高のひとときを過ごしたら、ロープウェイの坪庭駅へと戻ります。

 

まとめ

北横岳は何度も登っても気持ちの良い山です。今回もほのぼのしながら山行を楽しむことができました。北横岳のおすすめは雪山や紅葉の頃だと思いますが、いつ登っても楽しめる山だと思います。

都内からだと少々遠いですが、また来ようと思います。

 

北横岳名物の一つ、キツツキも忘れないように。