大菩薩嶺へ登山に行ってきました。前日からの雨が心配でしたが、当日は晴れ。雲が多少あったものの、富士山を見ることができました。秋を感じさせる9月末、快適な山歩きを楽しみました。

<目次>
登りはじめ
大菩薩嶺は山梨県にある標高2057mの山。日本百名山の一座です。登山道からは雄大な富士山をはじめ、南アルプスや甲州の街並みなどを一望できます。アクセスしやすく、初心者でも無理なく歩けるため、人気の登山ルートとなっています。

訪れたのは9月末の平日。
大菩薩嶺を時計回りのコースです。
歩行距離は7.7km、累計標高差は上り、下りとも513m、おおよそ6時間40分(休憩含む)の行程を、かなりゆっくりのペースで歩きました。

上日川第2駐車場/スタート → 福ちゃん荘 →(唐松尾根)→ 雷岩 → 大菩薩嶺 → 雷岩 → 賽ノ河原(避難小屋)→ 親不知ノ頭 → 大菩薩峠・介山荘 → 福ちゃん荘 → 上日川第2駐車場/ゴール
序盤の福ちゃん荘から雷岩までの唐松尾根はやや急な上り、その後の雷岩からは緩やかに下っていきます。
トイレは駐車場、福ちゃん荘、介山荘に公衆トイレがあります。
難所などはありませんが、景色に見惚れていると躓いてしまいそうで、気をつけて歩きました。

車を停めたのは、県道沿いの上日川第2駐車場です。
登山道入口とロッヂ長兵衛のすぐ近く、公衆トイレもすぐなのでとても便利ですが、休日はほぼ満車になる駐車場です。平日で天気が不安定だからなのか、空きも多く余裕で停めることができました。

大菩薩峠の8合目、標高1600mにあるロッヂ長兵衛。軽食やお土産などを購入できます。宿泊も可。前回来たときは登山客でいっぱいでしたが、この日は閑散として静かなな佇まいを見せていました。

ロッヂ長兵衛のすぐ近に登山道入口があります。福ちゃん荘までは、登山道とアスファルトの道路が並走しています。朝はまだ小雨がパラついていたので、アスファルトの道を歩きました。

福ちゃん荘に到着。宿泊や食事、お土産なども購入できる山小舎です。
近くにある公衆トイレで準備を整え、分岐から唐松尾根方向へ進みます。
富士山を背に登る

霧が流れていく森の中を歩きます。天気は回復する予報でしたが、ちょっと心配でした。とはいえ、木々の幻想的な風景を見られたのはとても良かったです。

しっとりとして、生き生き感のある苔。

紅葉にはまだ少しだけ早かったようです。

しばらくは樹林帯を登っていきます。

徐々に天気は回復してきたようで、木々の隙間から日が差し込んできました。

周囲も開けてきましたが、ガスが多くて景色が見えるのか心配です。

諦めていた富士山も、雲が多いながらもなんとか見ることができました。
やっぱり大菩薩嶺からみる富士山は本当に美しい。まだ冠雪はしておらず、黒い富士山です。
手前に見えているのは大菩薩湖(上日川ダム)になります。


写真をトリミングして拡大した富士山。励ましてくれているようで、なんだかテンションが上がります。
唐松尾根は樹林帯を抜けると、背中に富士山を感じながら登ります。それほどキツくない岩場なので、足元に気をつけていれば初心者でも問題なく登れます。
大菩薩嶺の山頂と雷岩

福ちゃん荘から約2時間もかけて雷岩に到着しました。普通の方なら1時間ぐらいだと思います。自分たちの足が遅いのもありますが、途中で何度も富士山を眺めたり、写真に撮ったりして休憩していたので時間がかかってしまったようです。

雷岩の上には誰もいなかったので独り占め状態です。雷岩の上からは甲府盆地一帯を見渡すことができます。

タイミングが悪くて富士山は隠れてしまいました。雲の動きは早く、さまざまに形を変えながら流れていきます。しばらく待てばまた見えてきそうです。

雷岩から大菩薩嶺の最高地点に向かいます。10分ちょっとの樹林帯歩きです。

山頂は木々に囲まれて眺望はなし。
山頂標識はちょっとくたびれていて倒れそうです。というか、いつ倒れてもおかしくないほどグラグラしていました。さわらない方が無難です。

山頂から雷岩のところへ戻ります。
前日からの雨で登山道はぬかるみ気味ですが、光の反射で道が輝いて見えました。

足元の苔も艶やかです。

小さな世界にほっこり。

雷岩に戻ってきました。上の写真の中央が雷岩。写真だと、なんだかこんもりした岩場にしか見えませんが、実際はもうちょっと高い感じがします。混雑時には所狭しと登山客が腰を下ろしてお昼休憩スポットになります。
雷岩の上からは、気持ちの良い眺めが広がっています。

時刻は12時30分ごろ、気温は20℃ちょっと。とても歩きやすい気候でした。
絶景の稜線を歩く

雷岩を越えたところ、ここも少し広くなっていて絶好の休憩ポイント。
ただ、ちょっと風が強かったので寒さ対策をして景色を眺めたいところです。

賽ノ河原(避難小屋)、親不知ノ頭までは右手に富士山を見ながら歩きます。
富士山は雲から出たり入ったりをくりかして、常にドラマチックな表情を見せてくれました。

そろそろ倒れてしまいそうで、やばい状態の2000mの標柱。
前回来たときは、もう少し真っ直ぐに立っていたような気がします。

大菩薩嶺といえば富士山が綺麗に見えるところ、と思っていますが、こうして歩きながら目の前に広がる景色、なだらかに続く稜線の描くカーブにも感動してしまいます。
大菩薩嶺には、写真を撮らずにはいられないフォトスポットがたくさんあるんです。

でも、やっぱり撮らずにはいられない富士山。刻々と見え方が変わる富士山に何度もシャッターを切ってしまいます。スカッと晴れるのが理想ですが、こうして雪のない富士山とダイナミックな雲の組み合わせも、見る者を惹きつけます。

大菩薩嶺で注意しなければならないポイントがここ。
時計回りだと下りになる岩場。岩場といっても足元を確認しながら慎重に歩けばとくに問題になるようなことはありません。

通過した後に振り返ってみました。登りだったらそんなに危険でもないような岩場です。

賽ノ河原に来ました。写真で木の後ろに見えているのが避難小屋。

賽ノ河原の斜面を登れば親不知ノ頭。距離も短くて楽に登れます。

親不知ノ頭には少し開けた場所もあって、適当な場所に腰掛けて休憩できます。
そして、ここでも目の前には美しい富士山が見えているのです。

と、おもったら、富士山は雲の中。残念ながら午後になって雲が多くなってきました。
介山荘まではあまり距離もなく、富士山を見られるのもあと少し。まぁ、富士山は堪能できたので、空の風景が移り変わる様子を見るだけでも十分に満足できるものなんですけどね。

介山荘が見えてきました。

笹原を見るとリンドウの花が咲いていました。
介山荘・大菩薩峠

介山荘に到着です。ここには大菩薩峠の大きな道標があります。写真は下ってきたところを振り返って撮りました。
ここからは朝日も夕日も見えるとのこと。また甲府盆地の夜景も見られるそうです。介山荘は要予約の山小屋ですが、泊まってみたいところですね。
残りの下りは樹林帯になります。

ここからは南アルプスの山並みも見ることができます。

介山荘の横にある公衆トイレで用を済ませたら、樹林帯歩きがはじまります。歩きやすい道です。

緩やかな下りが続きます。樹林帯の整備された道なのでサクサク歩けますが、景色が綺麗なのであちこち写真を撮ってしまいます。森っていいなぁ。
まとめ

ということで、このまましばらく歩くと福ちゃん荘が見えてきます。
大菩薩嶺は一度歩いた道でしたが、二度目も感動が薄れることなく素晴らしい景色の連続でした。季節ごとに見える景色の変化を楽しむのも登山の醍醐味ですね。
大菩薩嶺は何度も歩きたい登山道だと思います。
おつかれさまでした。
参考にしたのは、山と渓谷社の「関東周辺 週末の山登り ベストコース160」。こちらに掲載されているコースとは逆回りで歩いています。自分たちは下りが苦手なので、唐松尾根を登りになるように時計回りのコースにしました。
一度目の大菩薩嶺の記事になります。
撮影機材


メインで使っていたカメラはPENTAX K-1 MarkⅡ。レンズはHD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limitedです。見た景色をそのまま撮れるレンズです。この見たままに撮れるというのは遠近感のことで、富士山を撮ったときに目で見たイメージに近い大きさでフレームの中に収めることができます。
ただ、FA43mmは画角的に少し狭いので、広さを写したい時に使うのが広角レンズを搭載しているRICOH GR3。GR3はフルサイズ換算28mmの画角です。
でも、どちらのカメラも優秀なので、どちらか1台だけでも撮影できると思います。