どこかの風景

うつろいゆく日々の記録。

精進湖と子抱き富士の絶景 | 三方分山へ登山に行ってきた。

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三方分山(さんぽうぶんざん)は精進湖の北側にある標高1422mの山。3つの村の境界にあったことからその名前がついたそう。山頂から3方向に伸びる尾根が、地図を見ると良くわかります。

また、三方分山は富士山を間近に見ることができる山の一つ。富士山が手前にある山を抱きかかえているように見える「子抱き富士」を見ることができます。

今回はその三方分山と、アクセスの容易なパノラマ台をメインに登山に行ってきました。

精進湖からの子抱き富士

逆光ではありますが、精進湖からの子抱き富士です。ということで三方分山に登らなくても子抱き富士を見ることができました。・・・でも、もちろん登ります。

 

snowvalley.hatenablog.jp

三方分山は2回目。1度目はこの富士山を見ることができなかったので、そのリベンジでもあります。富士山は気まぐれなので、山頂から見られるかはわかりません。出発時にその絶景を楽しんでおきました。

 

<目次>

 

三方分山登山ルートなど

三方分山(さんぽうぶんざん)

標高1422m・山梨県

1月17日(土)晴れ [日帰り]

合計時間:7時間37分(休憩含)

歩行距離:9km

累計標高差:796 m(登り・下りとも同じ)

 

<コースタイム>

三方分山登山地図

県営精進湖他手合浜駐車場(8:24)→(8:34)精進バス停→(9:35)阿難坂→(10:51)三方分山→(11:25)精進展望ポイント→(12:09)精進展望ポイント→(12:31)精進峠 →(13:49)根子峠 →(14:07)パノラマ台 →(14:46) 根子峠→(16:00)県営精進湖他手合浜駐車場

今回も「ゆっくり(1.2〜1.3)」で歩いていました。毎回のことなので、ヤマレコでルート作成するときには倍率を1.3にするようになりました。

 

<コース状況・難所など>

ちょっとした岩場や崩れた尾根の横を歩くこともありますが、概ね難所などはありません。

阿難坂の分岐から少し先で巻道のようなところに入ってしまいました。すぐにコースへ戻れましたが、それなりに踏み跡があり登山道のようになっています。地図を確認しないとそのまま歩き進めてしまいます。このあたりは基本的に稜線上を歩くので十分に確認しながら歩いた方がいいと思いました。

このルートは2回目ですが、前回歩いたときにはこのようなことはありませんでした。

 

<駐車場>

県営精進湖他手合浜駐車場

iPhone SE(2nd)で撮影。

県営精進湖他手合浜駐車場を利用しました。

*「他手合浜」は「たてごうはま」と読むそうです。

  • 住所:〒401-0336 山梨県南都留郡富士河口湖町精進364-1
  • マップコード:312 567 565*08

料金は無料。

30台程度が停められそうです。

 

満車の場合には道路向かいの湖畔に駐車できるようです。他手合浜は湖のギリギリまで車で乗り入れることができます。車を富士山と精進湖を背景に撮影できるポイントとしても有名です。

*車高の低い車はスタックなどに注意が必要です。

 

<トイレ>

県営精進湖他手合浜駐車場の公衆トイレ

iPhone SE(2nd)で撮影。

精進湖他手合浜駐車場にあります。道路を渡った精進湖側にある立派なトイレを利用しました。

そのほかルート上にトイレはありません。

 

準備を整え出発

精進湖畔をスナップ

駐車場からしばらくは湖畔沿いの車道を歩きます。ここは頻繁に車も通るので注意が必要です。

何気ない湖畔の風景がとても綺麗に見えました。

 

登山道入口の目印、かどや

精進湖他手合浜駐車場から600mほど歩いたところにある「かどや」。この道を曲がります。ここには「精進バス停」もあります。

曲がった先は「旧中道往還(なかみちおうかん)」という、甲斐の国と駿河の国を結ぶ古い街道になります。山越えの峠道でしたので、当時の面影を残す神社などを見ることができます。

 

三方分山登山道, 堰堤

そのまま進むと舗装された道も終わり、山道へと変わっていきます。登山道は枯れ沢に沿って続き、沢を渡ったり、いくつかの大きな堰堤を横切ったりしながら高度を上げていきます。

この山道を駿河湾で取れた海産物を運んだというのだから大変な時代だったのだと思います。一昼夜のうちに生魚も運んだということですから驚きですね。

 

三方分山石積みの残る登山道

しばらくすると涸れ沢を離れ、石積みの跡が残る登山道となります。比較的歩きやすいです。

 

登山道の途中で見つけた石仏

ふと見つけた石仏の近くで休憩することにしました。

 

バナナと入れておくバナナケース
エネルギー補給はバナナ

ということで、今回もバナナケースに入れて持ってきたバナナで栄養補給です。若い頃はあんまりバナナは好きではなかったのですが、これも歳のせいなんでしょかね。よく食べるようになって、美味しいって思うようになりました。

バナナケースで持ってくるバナナ、日帰りの登山ならおすすめです。

 

三方分山,阿難坂の手前の登山道

阿難坂まではあと少し。

 

阿難坂(女坂)

阿難坂(女坂)に到着しました。登山開始から1時間とちょっと。頂上まで、ざっくり半分くらいのところです。中道往還ともここで離れ、ここからはいつもどおりの登山道となります。

 

m表記の道標

なんだか違和感を感じると思ったらメートル単位の道標でした。

1.5kmと書くよりも1500mって書かれる方が、遠くに感じてしまいます。あと、1500mっていうと、小学校の時の体育の時間でやった1500m走を思い出します。

 

三方分山登山道

阿難坂から山頂までも、とくに難所という場所はありません。多少のアップダウンはあるものの、基本的には登りです。冬枯れの尾根は、木々の隙間から周囲の景色を見ることができるし、涼やかな風を感じるので個人的には好きな山歩きです。

 

これは巻道なのか

登山道ではない怪しい巻道のようなトレース

怪しい巻道? 歩けなくはないのですが、正規の道ではないような雰囲気。

ここで微妙に道が怪しくなっていることに気がつきました。前回、歩いた記憶がない。基本的には尾根を歩くはずが、脇に沿うように細い道が続いている。ヤマレコで地図を確認すると誤差の範囲なのか、みんなの足跡の幅が広くその中にいる。・・・ですがね、見上げるとどうも尾根にも道があるように見える。いつの間にかついてしまった巻道のようなトレースに入り込んでしまったようです。

おかしいと気がついたので、ここからは注意深く歩き、本来の登山道に戻れそうな踏み跡を見つけて復帰。幸いすぐに登山道に戻れたので問題ありませんでした。

それほど危ない道ではありませんが、この先無事に合流できるかどうかわかりません。戻ろうかどうか悩んだところです。

 

三方分山の怪しい道

ヤマレコの自分たちの足跡に、この怪しい巻道のような道をマークしてみました。

慣れた登山者なら問題ないような事なのかもしれませんが、自分たちのように万年初級者にこういうのはドキッとしますね。

 

山頂へ向けて

登山道の途中から見えた富士山

徐々に傾斜がキツくなった頃に見えていた枝越しの富士山。やっぱり見えると嬉しい富士山ですね。励ましてくれているようにも思えてきます。



山頂間近

急な斜面を登り切ると不意に平らな道になりました。ここまでくれば山頂もすぐそこです。

 

三方分山の山頂

三方分山の山頂から望む富士山

登りはじめてから2時間20分ほどで山頂につきました。

そして見えていたのが子抱き富士。手前にある大室山を抱いているように見えています。

 

三方分山のごちゃごちゃした山頂

山頂標がたくさんあって、ごちゃごちゃしてます。

新しくなった山頂標

甲府名山の山頂柱。標高1422m。

 

山梨百名山の標柱

シンプルな山梨百名山の山頂柱。

 

子抱き富士を眺める

しばらくの間、見惚れていました。

山頂から見える子抱き富士は微妙に正面ではありません。この先にほぼ真っ直ぐに富士山、大室山、そして精進湖が見えるポイントがあります。

 

精進湖、子抱き富士の絶景ポイント

精進山

三方分山の山頂から10分ほど歩くと精進山を通ります。とくに優れた眺望などはありません。ということで、ここはサクサク歩いて行きます。

 

精進湖,子抱き富士

50mmの単焦点レンズでは、精進湖が全てフレームに入りませんでした。

精進湖、大室山、富士山がまっすぐに並んで見えるポイントに到着。今日一番の絶景をしばし堪能しました。

場所は精進山と精進峠の中間くらい。標識などの案内は出ていませんが、ヤマレコの地図では「精進山展望ポイント」と書かれています。精進山からゆっくり歩いて30分くらいの場所で、登山道から少し逸れたところにあります。

ここは柵のない切れ落ちた崖の上であまり広くはありません。足元には要注意です。

 

精進峠の道標

精進峠の道標はこれだけ。ちょっと不安になります。

子抱き富士を見たあとは次のポイントへ向かいます。

精進峠の分岐からは精進湖他手合浜駐車場近くへ向かう登山道も伸びています。今回もここでは下らずにパノラマ台の方へ向かいます。

 

精進峠〜パノラマ台

三方分山の登山道

精進峠を過ぎてしばらくは稜線歩き。

 

三方分山の登山道

多少のアップダウンを繰り返します。心地よい山歩き。

 

南アルプスが見られる展望スペース。

偉主山(いぬやま)の手前には、南アルプスが一望できる場所もあります。景色と共に風が気持ちいい場所です。

ここも登山道よりほんの少し逸れた場所にあって、標識などはありません。

 

三方分山の偉主山。

偉主山は、手書きの古い標識があるだけ。展望もひらけていません。小ピークとしてヤマレコの地図には表記されています。標高は1315m。

 

根子峠の分岐

偉主山から10分ほど歩くと根子峠の分岐です。

一旦、パノラマ台へ向かいますが下山時にここへ戻ってきます。

 

パノラマ台からの特大富士山

本栖湖が見えていました。

根子峠から15分ちょっとでパノラマ台です。ちょっと疲れがでてきたのか遠く感じます。右手には本栖湖が見えていました。

 

パノラマ台に到着

最終目的地、パノラマ台に到着。富士山が枝越しに見えています。

 

パノラマ台から見た富士山

感慨深く富士山を眺める登山者たち。雄大な風景が待っていました。

 

遠くに見えるのは西湖、河口湖

富士山を正面にすると左手の方向に見えている景色。小さく西湖、河口湖が見えています。

 

パノラマ台から見た富士山,大室山

富士山の手前にある大室山。その周辺から西湖、精進湖、本栖湖にかけて広がっているのが青木ヶ原樹海です。それにしても冠雪した富士山は美しいですね。

パノラマ台でのんびりしたあとは、根子峠へ戻って駐車場へと下山します。

 

最後まで富士山が見られます

根子峠からの登山道

根子峠からの登山道ですが、落ち葉が多く不安になるような場所もありました。

慎重に歩けば問題ないかと思います。

 

根子峠からの途中にある休憩スペース

木の切り株などが置かれた休憩スペースがありました。伐採されたのか展望も開けています。

 

根子峠からの休憩スペースでも富士山が見れました

もちろんここでも富士山が見られます。大室山と富士山が並んで子抱き富士になっていました。ちょうど良い場所に休憩場所を作ってくれてます。ありがたいですね。

 

パノラマ台下バス停の登山口

パノラマ台下バス停のある登山口に下山しました。ここからは8分ほどの車道歩き。車を停めた精進湖他手合浜駐車場へ戻ります。

 

精進湖畔から見た子抱き富士

もうさすがに富士山にも飽きた頃でしょうか。自分たちは富士山好きなので飽きません。精進湖に戻ってからも湖畔に出て富士山を眺めていました。

富士山が好きな方には是非とも登ってほしい三方分山〜パノラマ台。もっとお手軽に富士山を見たいのであれば、パノラマ台だけ、三方分山だけというルート設定もできると思います。

もちろん湖畔を散歩するだけでも、富士山の美しい姿を見ることができるのでおすすめです。

おつかれさまでした。

 

撮影機材

Nikon Z5Ⅱ,NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

今回の登山で使ったのはNikon Z5ⅡとNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの組み合わせ。なるべく絞りを開放、もしくは開け気味で撮ってます。ピント面のシャープさと上品なボケがお気に入りです。開放では周辺減光もありますが、古いレンズにありがちなピントの曖昧さはありません。それでいて硬過ぎない描写。現代のレンズの性能に今更ながらハマってます。