大菩薩嶺は、富士山を美しく見ることできる山として有名。山梨県東部にある大菩薩連嶺の主峰で、標高は2,057m。駐車場も整備され、アクセスも便利。ルート上に山小屋もあるので登山初心者にも安心の山。日本百名山にもなっています。
今回はその大菩薩嶺にHD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AWをつけたPENTAX K-1 MarkⅡを持ってフォトトレッキングへと行ってきました。
ISO250 , 1/4000s , f/4 , DNG
<目次>
- コース概要・コースタイム
- 大菩薩湖北岸駐車場(第4駐車場)を利用。
- 上日川峠から登山スタート。
- 雷岩からの美しい富士山。
- 大菩薩嶺の山頂。
- 富士山が美しい山歩き。
- 下山します。
- ワチガイソウ・・・かな。
- オレンジジュース。
- カメラとレンズについて。
コース概要・コースタイム
大菩薩嶺(だいぼさつれい)
標高は2,057m
山梨県の山。感覚的に登山ルートの半分以上で富士山を見られます。天気次第ではありますが、この眺望は感動もの。ただ、大菩薩嶺の山頂は木々に囲まれていて展望は良くありません。山頂標識があり、その横には三等三角点を示す石標があります。雷岩から大菩薩峠までの富士山がとにかく美しい。何度も眺めてしまいました。
<コースタイム>
5月11日晴れ。
日帰り。
8:54 大菩薩湖北岸駐車場/スタート
9:21 上日川峠
9:42 福ちゃん荘
10:56 雷岩
11:12 大菩薩嶺
11:28 雷岩
12:25 賽ノ河原
12:30 親不知ノ頭
13:04 大菩薩峠・介山荘
13:59 福ちゃん荘
14:19 上日川峠
14:57 大菩薩湖北岸駐車場/ゴール
合計6時間03分
距離 約10km
雷岩から大菩薩峠までの間にちょっとした岩稜帯があります。焦らずに丁寧に歩けば初心者でも問題ないかと。人気のルートなので全体的に混雑していました。
駐車場は第1〜3までが全て満車。駐車台数の多い、大菩薩湖北岸駐車場(第4駐車場)からのスタート、ゴールとなりました。
トイレは大菩薩湖北岸駐車場、上日川峠、福ちゃん荘、大菩薩峠にあります。
*この日は大菩薩湖北岸駐車場のトイレ(仮設タイプ)が使えませんでした。
ストラップとフードは社外品。GR3で撮影しています。
初心者の50代夫婦での登山です。どちらも高所に弱く怖がりで、難所などのクリアには時間がかかります。写真撮影・休憩が多いのでコースタイムは標準よりもかなり遅くなっていると思います。
大菩薩湖北岸駐車場(第4駐車場)を利用。
ISO320 , 1/1600s , f/5.6 , 里び(SATOBI)
駐車場は大菩薩湖北岸駐車場(第4駐車場)を利用しました。
9時前には到着したのですが、上日川峠の第1・2・3駐車場はすでに満車。もともとこれらの駐車場は停めらる台数が少ないので、大菩薩湖北岸駐車場を利用することになるだろうと思っていました。
大菩薩湖北岸駐車場(第4駐車場)は枠線のない駐車スペースで、かなりの台数が停められます。
駐車場には仮設型のトイレが設置されているのですが、今回は利用できませんでした。こうした駐車場利用の場合、必ずしもトイレが利用できると過信しすぎない方がいいと思いました。
こちらの駐車場からは、富士山が見えるので気分が上がります。
ということで、準備をして出発です。
ISO320 , 1/100s , f/8 , 里び(SATOBI)
自然観察遊歩道を歩いて行きました。コースタイムでは上日川峠まで徒歩で27分ほどかかりましたが、実際にはもう少し早く着くと思います(案内には徒歩約10分とありました)。
上日川峠から登山スタート。
ISO320 , 1/200s , f/8 , 里び(SATOBI)
上日川峠(かみひかわとうげ)は大菩薩嶺の登山口となっていて、バス停、駐車場、トイレなどがあります。
ロッヂ長兵衛もあるので宿泊、食事利用も可能です。
ISO320 , 1/60s , f/8 , DNG
まずは福ちゃん荘まで歩きます。足元のスミレが咲いていました。
ISO320 , 1/320s , f/4.5 , 里び(SATOBI)
福ちゃん荘に到着。まだ歩きはじめたばかりなのに、何か食べたくなってしまいます。
ISO320 , 1/1000s , f/5.6 , 里び(SATOBI)
看板に「富士山の眺めよい」と書いてあるので右へ行ってしまいそうになります。
今回は大菩薩嶺を大菩薩峠へと抜ける時計回りのルートを歩きます。
唐松尾根のから方が傾斜がキツいので、先に登りで利用しようと思いました。
ということで、ここ唐松尾根分岐では左へ向かいます。
ISO320 , 1/200s , f/8 , 里び(SATOBI)
木々に囲まれた道を登っていきます。
ISO320 , 1/640s , f/8 , 里び(SATOBI)
振り返るとすでに富士山が見えていました。
ISO320 , 1/250s , f/8 , 里び(SATOBI)
どんどん行きましょう。
ISO320 , 1/1000s , f/8 , DNG
唐松の樹林帯を抜けると富士山が登場です。もっと登った方が綺麗に見えるのがわかっていても、ついつい足を止めてみてしまいます。
ISO320 , 1/800s , f/8 , 里び(SATOBI)
みなさん同じ気持ちのようで、写真をパシャパシャ撮っていますね。
ISO320 , 1/400s , f/8 , 里び(SATOBI)
樹木の背が低くなると、徐々に傾斜がキツくなってきます。
写真は人が少ないタイミングで撮影していますが、実際にはかなりの人出でした。
下ってくる人も多く、場所によっては渋滞しているところもあったのほどです。
ISO320 , 1/500s, f/8 , 里び(SATOBI)
雷岩手前、最後の登りです。
雷岩からの美しい富士山。
ISO320 , 1/1000s , f/8 , DNG
改めて感動してしまう、雷岩からの富士山の姿です。
稜線が左右均等に見えます。凹凸が少なく緩やかに続いているので、美しく感じるのでしょう。
富士山の手前にあるのは大菩薩湖。上日川ダムによって貯水された人造湖だそうです。
登りの途中からも見えていたのですが、こうして登り切ったところからの眺めは本当に美しいと思います。
お気に入りではあるカスタムイメージの里び(SATOBI)ですが、空の色がくすむみます。富士山の美しさを伝えたいので、DNGから画像を書き出ししてみました。
ISO 320 , 1/1000s , f/8 , DNG
視線を右へとずらせば、南アルプスが連なり手前には甲府盆地が見えているという大パノラマ。
雷岩の上や周辺は賑わっていて、座り込んでお昼を食べている人も。ちょっと広くなった場所もありましたが、そこも人でいっぱいでした。
でも、ここは大菩薩嶺の頂上ではありません。山頂を目指して移動です。
大菩薩嶺の山頂。
ISO250 , 1/60s , f/11 , 里び(SATOBI),トリミングあり
15分くらい歩けば、山頂標識のある頂上に到着します。
横にある石柱は三等三角点を示す石標です。
残念ながら眺望は良くありません。でも記念ですからね。
ISO250 , 1/1000s , f/2.8 , 里び(SATOBI)
記念撮影の順番待ちの列です。自分たちの次の人にスマホを渡し、撮影をお願いするという流れができていました。
せっかくですからね。僕たちも並んで記念撮影しました。
ISO250s , 1/500s , f/3.5 , 里び(SATOBI),トリミングあり
雷岩へ戻る途中にニホンジカを見かけました。山の植物を食べすぎないようにしていただきたいですね。
富士山が美しい山歩き。
ISO250 , 1/800s , f/8 , 里び(SATOBI)
ふたたび、雷岩のところを戻ってきました。
雷岩のまわりはひらけた場所になっていて、みなさん思い思いに寛いでいます。適当な場所を見つけてお昼にしました。
ISO250 , 1/800s , f/8 , 里び(SATOBI)
しつこいくらいに富士山です。同じ画像を使い回しているわけではありません。
雷岩から大菩薩峠までのほとんどの場所で、美しい富士山を見続けることができます。
あんまり見惚れすぎてしまうと足元が疎かになってしまうので注意が必要です。
この写真はカスタムイメージ、里び(SATOBI)のまま。
ISO250 , 1/640s , f/8 , 里び(SATOBI)
雷岩から大菩薩峠まで見晴らしの良い道が続きます。
ISO250 , 1/1600s , f/5.6 , 里び(SATOBI)
標高2,000m地点です。
大菩薩嶺の5月の平均気温は約6.7度。標高が2,000mを超えているので、予備の服などをリュックに入れてあります。いざというときのために防寒対策をしておきました。
ISO250s , 1/800s , f/5.6 , 里び(SATOBI)
紅葉の季節になると斜面が色づくのでしょう。秋にも来てみたいですね。
ISO250 , 1/640s, f/8 , 里び(SATOBI)
富士山が真正面に見える角度のときもあります。
ISO250 , 1/640s , f/8 , 里び(SATOBI)
コース途中の賽の河原を振り返ったところ。見えている建物は避難小屋です。
ISO250 , 1/640s , f/8 , 里び(SATOBI)
賽の河原をすぎて少し登ったところにある小ピーク、親不知ノ頭(おやしらずのあたま)に来ました。
展望スペースがあるので寛ぎながら富士山を眺めました。
カメラボディとレンズで約2kg。この組みわせは体力が必要です。
さすがに富士山で満腹になってきました。
ISO320 , 1/500s , f/8 , 里び(SATOBI)
介山荘が見えてきました。
売店では軽食や飲み物、お土産などがあります。
奥にトイレもあり。
ISO320 , 1/8000s , f/2 , 里び(SATOBI)
大菩薩峠に到着。介山荘のとなりに標識があります。
富士山をこれでもかと眺めることができる山歩きを堪能できました。
下山します。
ISO400 , 1/500s , f/8 , 里び(SATOBI)
勾配は緩いのですが、その分距離は長くなります。
のんびり歩けるので下り向きかと思います。膝にも優しいので。
ISO320 , 1/100s , f/8 , 里び(SATOBI)
途中には苔がもりもりした場所もあったり。
ISO320 , 1/320s , f/8 , 里び(SATOBI)
水の流れる川を木の板の橋で渡れば、一区切りです。
ワチガイソウ・・・かな。
ISO320 , 1/160s , f/5.6 , 里び(SATOBI)
登山道の脇にチラチラと小さな花が咲いていました。
気になったので撮影、あとで調べてみました。
ISO320 , 1/125s , f/5.6 , DNG , トリミングあり
ワチガイソウだと思います。たぶん。小さく小さく咲いていました。
オレンジジュース。
ISO320 , 1/50s , f/8 , 里び(SATOBI)
福ちゃん荘に戻ってくれば、大菩薩嶺の登山も終盤。
ISO320 , 1/250s , f/5.6 , 里び(SATOBI)
登山道を歩いてはいますが、並行してアスファルトの道もあります。下りはそちらを歩いている方たちもチラホラ。
ISO320 , 1/3200s , f/2.8 , 里び(SATOBI)
ロッヂ長兵衛です。上日川峠に戻ってきました。
ISO320 , 1/2500s , f/2.8 , DNG
せっかくなので、ロッヂ長兵衛で一休み。
甲州といったら、ぶどうですが、ぶどうジュースは売り切れていました。
残念。
ということで、オレンジジュースをいただきました。
ISO320 , 1/100s , f/1.4 , 里び(SATOBI)
最後はロッヂ長兵衛のクマで終わりたいと思います。
このあと、大菩薩湖北岸駐車場へと戻り、帰宅しました。
今回参考にした本はこちらです。
無理のない登山をしたいので、自分のレベルに合わせて選んでます。
カメラとレンズについて。
HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AWは単焦点標準レンズ。PENTAXの★スターレンズなのでその描写は素晴らしく、富士山を美しく写してくれました。50mmのレンズなので、画角が狭いかと思いましたが、ちょうど良い大きさに撮影できました。広角レンズの使用では富士山が小さくなってしまったかもしれません。
お気に入りのレンズとカメラではありますが、その合計重量は約2kg。登山で使うにはちょっと頑張らないといけない重さです。