奥多摩の御岳山にフォトトレッキングへ行ってきました。御岳山は東京都にある標高929mの山。ケーブルカーを利用して標高831mの御岳山駅まで登ります。その後は日の出山、御岳山山頂にある武蔵御嶽神社、ロックガーデンへと向かいました。沢に沿った登山道に苔むした岩々が並ぶロックガーデンが今回のメインスポット。七代の滝や綾広の滝も見どころです。
<目次>
- 御岳山駅から出発。
- 日の出山へ向かいます。
- 日の出山の山頂。
- 武蔵御嶽神社と御岳山山頂。
- 御岳山の山頂標識は御嶽神社の中。
- ロックガーデンと二つの滝。
- 天狗の腰掛け杉。
- 長尾平展望台に立ち寄る。
- 無事に下山です。
- まとめ。
御岳山駅から出発。
滝本駅駐車場に車を停めて、御岳山登山鉄道のケーブルカーを利用します。
山頂側にあるのは、御岳山駅。標高831mからのスタートです。
御岳山と武蔵御嶽神社では、「岳」と「嶽」で使われる字が違います。どちらも読みは「たけ」で、御岳山(みたけさん)、武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)です。
日の出山へ向かいます。
道標が多くあるので、道に迷うようなことはなさそうです。
まずは日の出山へと向かいます。
日の出山までの道は、整備された未舗装の道です。ときには岩道もありますが、難所などはありません。
分岐を越えて続く登山道です。このあと道は登りになり、日の出山の山頂となります。
東雲山荘が見えれば、山頂まであと少し。近くにトイレもありました。
日の出山の山頂。
日の出山の山頂に到着しました。
標高は902m。その名のとおり、山頂からは綺麗な日の出が見られるということで、初日の出登山として訪れる人が多いそうです。
日の出山の山頂にはあずま屋のほか、ベンチがいくつか並んでいます。ここからは関東平野が見渡すことができました。
この方向からは大山や高尾山なども見えるようです。ただちょっとガスってて見えませんね。
休憩後、来た道を戻り武蔵御嶽神社へと向かいます。
武蔵御嶽神社と御岳山山頂。
戻る途中の分岐にある鳥居です。日の出山へ向かうときにも通りました。
大鳥居、随身門をくぐってすすみます。
御嶽神社の参道階段には鬼が閉じ込められているそうです。
魔除けのパワースポットということで、探してみました。
参道の階段の鬼は全部で3体。階段はけっこう長いので3体を全て見るのは大変だと思います。
今回はとりあえず、1体を見つけました。
武蔵御嶽神社の御祭神は伊邪那岐尊(イザナギノミコト)と伊耶那美命(イザナミノミコト)。そのほか、大口真神(おおくちまがみ)として「おいぬ様」もお祀りもしています。だからなのか犬連れの参拝者も多い印象。神社では飼い犬の御祈祷もできるということで、これにはちょっと驚きました。
また、御岳登山鉄道ではペット券を購入すれば、ケージなしで飼い犬と一緒にケーブルカーに乗ることができるということです。ケーブルカー内にはペットエリアもありました。
御嶽神社の奥の院へは、ここから天狗の腰掛け杉を経由して約1時間。参拝登山とするなら行っておきたい所ですが、これからロックガーデンも回るのでパスします。
武蔵御嶽神社への参拝登山なら、ケーブルカーを使わずに滝本駅より表参道を徒歩で登り、武蔵御嶽神社、奥の院へと参拝するのがいいのかもしれません。
御岳山の山頂標識は御嶽神社の中。
登山というか参拝になってしまう御岳山。標高は929m。御岳山の山頂標識は御嶽神社本殿の裏手、大口真神社の横にあります。石柱の文字もちょっと読みづらくて、うっかり見落としてしまいそうになりました。
ロックガーデンと二つの滝。
ロックガーデンへ向かうのに、「七代の滝」を通るルート選びました。こちらは、急な坂道や鉄階段、足場の悪い場所を通ります。上の写真は長尾平の分岐。ここから一気に下ります。
ぐんぐん標高を下げていきます。
それほど足場が悪いわけではありませんが、装備はちゃんとしておいた方がいい場所だと思います。
やがて沢沿いの道を歩くようになり、水の流れる音があたりに響きます。
そしてこちらが七代の滝。七代の滝は大小8段の滝で、見られるのは下から4段目。他の段は見ることができません。こちらでは足を滑らせての滑落死亡事故が起きているそうなので、足元には十分注意が必要です。
七代の滝からの登りです。さっそく鉄製の階段です。この先少しだけ足場の悪いところを通過します。
天狗岩に到着です。高いところが苦手な初心者なのでここへ登るのはやめておきました。
別の角度からの天狗岩。天狗の像があるのは、見えている岩ではなくて左の緑に隠れている部分。下からでもチラチラ後ろ姿が見えていました。
そしてこのあたりからロックガーデンがはじまります。
ロックガーデンは整備されているとはいえ、雨や霧などで足場の石が濡れていると滑るので注意です。
苔が生えた岩がゴロゴロしてます。
ロックガーデンには東屋とトイレがあります。七代の滝を通らないルートを使えば軽装でも来れるとあって人が多いです。
東京とは思えない景色。ロックガーデンは、天狗岩から綾広の滝までの沢沿いの散策路です。御岳山から一周約2時間30分(七代の滝ルートを含まない)とのこと。
両側が崖の狭い谷に清流が流れています。マイナスイオンに満たされる感じがします。
御岳山名木巡りの十番、お浜の桂が見えてくれば、綾広の滝はすぐそこ。
綾広の滝に到着です。ロックガーデンもここまで。綾広の滝では滝行が行われることがあるそうです。すぐに人でいっぱいになるので手短に撮影して移動しました。
ロックガーデンのあちこちで咲いていたのはガクウツギ。岩と緑のロックガーデンで見るガクウツギはちょっと神秘的な感じがしました。
天狗の腰掛け杉。
御岳山へ戻る途中にある天狗の腰掛け杉。
逆光でわかりづらいですが、幹から伸びた太い枝とのU時の部分。ここに天狗が座っていたということから天狗の腰掛け杉と言われているそうです。
天狗の腰掛け杉がある場所は分岐にもなっていて、御岳山方向に戻る道のほか、奥の院、神苑の森へ行く道があります。
ここから先の道は平坦な道が淡々と続きます。
長尾平展望台に立ち寄る。
長尾平には分岐のほか、売店小屋やトイレなどがあります。ベンチもたくさんあり、開けた場所で思い思いに寛ぐ人たちもいます。ヘリポートの先にあるのが展望台。
神奈川方面を望むことができる展望台には東屋もありました。
無事に下山です。
あとはケーブルカーで下山するだけというところでお腹が空きました。
お食事処と土産物が並ぶ道で入ったのは亀屋というお店。天ぷらうどんをいただきました。
御岳山のケーブルカー、麓の滝本駅に戻ってきました。
ケーブルカーの最終は、平日、土曜、休日ともすべて18時30分で、登り下りとも同時発車になります。
*始発は7時30分(平日、土曜、休日とも)。
利用客が多い場合は増発するとのことですが、観光シーズンになると駅には行列ができるそうなので早めの行動がいいと思います。
駅の売店でアイスを買いました。うまうま。
まとめ。
<コース概要>
日の出山(ひのでやま)
標高902m。関東平野だけでなく、朝日も綺麗に見ることができる。
御岳山(みたけさん)
標高929m、山頂には武蔵御嶽神社が祀られています。山頂標識は御嶽神社の中にあります。
ロックガーデン
苔むした大小さまざまな岩がある清流が流れる場所。癒しのエリア。七代の滝も行かれるのであれば足元に十分注意してください。
<コースタイム>
5月25日曇り時々晴れ
日帰り。
8:49 御岳山駅 出発/スタート
9:42 日の出山
10:50 御岳山
11:24 長尾平分岐
11:52 七代の滝
12:31 天狗岩
12:53 ロックガーデン
13:26 綾広の滝
14:09 長尾平分岐
14:15 長尾平展望台
15:17 御岳山駅 到着/ゴール
合計 6時間28分
距離 11.7km
コースタイムは、標高831mの御岳山駅からのものになります。
長尾平分岐から七代の滝を経由してロックガーデンへ向かう道は、急な下りからはじまります。七代の滝からは鉄のはしご階段などを登る道。特に難所というほどでもありませんが、足元には注意が必要です。
トイレはそれぞれのポイントごとにあります。あらかじめ場所をチェックしておけば問題はないでしょう。
利用駐車場。
カーブルカーの滝本駅に隣接する駐車場を利用しました。
営業時間は7:10〜19:00まで。駐車台数は136台となります。
御岳登山鉄道 滝本駅
電話番号:0428-78-8121
そのほか、近隣に民間の駐車場もあります。
*ケーブルカーの時刻・駐車場、そのほかブログ内の記事内容は執筆時点のものとなります。最新の情報などはHP等で確認、お調べください。
カメラとレンズ。
今回の撮影機材はPENTAX K-1 MarkⅡにHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited。DNGはキャプチャーワンにて調整書き出し。JPGは撮って出しのJpeg画像でカスタムイメージは「里び」です。画像はブログ用にリサイズしています。
初心者の50代夫婦。どちらも高所に弱く怖がり。難所などのクリアには時間がかかります。写真撮影・休憩が多いのでコースタイムは標準よりもかなり遅くなっています。