ソニーのAPS-C用標準単焦点レンズ、SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)をα6000につけて雨の中、撮影してきました。
傘をさしながら、片手でカメラを持っての撮影です。
jpeg撮って出しのほか、Edit、CaptureOne21でのRAW現像、カラー、白黒、セピアと作例ありでレビューしてみます。
こういうカットは定番で撮りたくなりますね。
<目次>
カメラとレンズについて。
SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)とα6000は両方とも防塵防滴ではありません。
僕は雨の降るなか(傘をさしながらではありますが)、撮影してきましたが、完全に自己責任で使っています。
もし、この記事を読んで雨の中で撮影し、カメラやレンズなどが壊れたとしても、自己責任でお願いいたします。(雨の日の撮影は、おすすめはしません。)
カメラ、クリエイティブスタイルの設定は、表記がない場合は以下のとおりです。
ホワイトバランス 5500K
Dレンジオプティマイザー オート
湾曲収差補正 オート
倍率色収差補正 オート
周辺減光補正 オート
jpeg画像は撮って出しをリサイズしています。
- クリエイティブスタイルはいくつかを使い分けています。
- クリエイティブスタイルの詳細な設定は主に標準で撮影しています。
- 調整している場合、(コントラスト、彩度、シャープネス)の順で、数値を書いています。
RAWデータはCaptureOne21で露出やハイダイナミックレンジ、レイヤーなどを使い、調整後、現像、リサイズしています。トリミングはしていません。
雨の降る中、傘をさしながら撮影してみる。
上向くのは気をつけよう。
木肌が濡れて良い雰囲気です。
雨なのにレンズを上に向けてしまいました。
AFでピントを合わせ、手短にパパッと数枚撮ります。
AFは早い方だと思います。
Imaging Edge Desktop、「Edit」で現像。
片手操作で素早く撮影しているので、露出がイマイチだったりします。
こういうときは、Imaging Edge DesktopのEditで微調整。
Editはそれほど凝ったことをしないときに使います。
撮って出しのjpegの、自然な雰囲気で微調整して仕上げられるのがいいです。
セピアで、雨の日ノスタルジー。
カラーでは思った感じにならなかったので、キャプチャーワンでセピアに現像してみました。
レイヤーを使って画像内の数カ所を個別に調整しています。
ついつい、やりすぎ。
先ほどのカット同様、自宅PCで画像を眺めていると、
「なんか、イメージと違うな」と思い、キャプチャーワンでRAWデータをいじりだします。
出来上がったのが、この画像(上の画像)。
でも、改めてjpeg撮って出し(下の画像)と比べると、やり過ぎな気がしてきます。
実際の色に近いのは撮って出し。
撮った後の頭の中では、キャプチャーワンで現像したものがイメージされていました。
このレンズ(SEL35F18)ですが、「そのまま」を捉えている、そんな感じです。
無個性だけど、忠実な感じ。
やっぱり白黒写真。
雨の日の写真って、白黒だと一段とカッコよく見えます。
花を強調するために、コントラストを+3してみました。
雨の日は人がいないので、じっくり撮影できます。
花の拡大で描写力を見る。
上の写真ですが、花に水滴がついていて綺麗です。
せっかくなので、拡大してみます。
ここまで拡大しても大丈夫。
絞りは開放の1.8なのでシャープさはありませんが、輪郭はわかりますね。
雨の日の花なので、このくらいの描写の方が似合うのではないでしょうか。
濡れた表現は迫力。
濡れた石ってだけで「白黒」で撮ります。
コントラストは+1で。
デジタルだからなのか、ついコントラストを上げて強いインパクトを求めてしまいます。
雨の日も扱いやすい画角。
雨を表現するために、もう少しシャッタースピードは遅い方が良かったかもしれません。
どのくらいのシャッタースピードがいいのか、難しいところです。
上のカットを角度を変えて、引きで撮影。
窓ガラスに映る緑のリフレクションと建物内の人物のシルエットを強調したかったので、キャプチャーワンで調整してみました。
「映え」を意識して、かなりコントラストを上げています。
やっぱり、やり過ぎてしまいますね。
でも、中途半端もつまらないので、使う場所(SNS)を考えるとこのくらいが適当なのかも。
レンズの階調表現もよく、RAWから調整するのも問題ないです。α6000のセンサーは高感度でなければ、とても扱いやすいと思います。
マクロじゃなくても。
小さくても雨に濡れた紫陽花は綺麗です。
そろそろ紫陽花の季節も終わります。
景色を捉える。
フルサイズ換算で52.5mm。
見たままな感じのパース感。
もっと広く撮りたいと思うこともありますが、「全部写す」はだんだん飽きてしまいます。
「何を見たのか」それを写真として残そうとすると、50mmクラスのレンズが使いたくなります。
艶かしさ。
車体の水滴が綺麗です。
手頃な大きさのカメラとレンズで、雨の中でもさっと片手で撮れます。
防塵防滴ではないので、気を使いますがAPS-Cサイズのボディで手ブレ補正がついているレンズなら、それほどの不自由を感じずに撮影できます。
雨の日だから撮影しないのでは、つまらないですね。
SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)を持っていて良かったです。
AF 、手ブレ補正、コンパクト、開放F1.8、どれも外せないかも。
ボディくらいは防塵防滴に配慮した設計のものがいいかも。
雨の撮影後は、よくお手入れした方がいいですよ。