払沢の滝は東京都檜原村にある滝で、都内で唯一「日本の滝百選」に選ばれています。滝の高さは約60mですが、4段に分かれており滝壺の手前から見える部分は最下段の26.4mの部分。全体を見ることはできませんが、それでも迫力のある素晴らしい滝です。
江戸時代からの景勝地として知られ、滝壺には大蛇が棲むと信じられていた払沢の滝。厳寒期には氷瀑となることでも有名な払沢の滝を見に行ってきました。
<目次>
払沢の滝へ出発。
払沢の滝駐車場は比較的新しく(2024年初頭に再整備されたようです。)普通車約28台、中型車なら3台が駐車できるそうです。綺麗なトイレもあり、料金は無料。滝までは徒歩で約15分になります。
払沢の滝と途中にはトイレがないので、ここで済ませておきます。
遊歩道への入口付近にあるカフェYAMABICO。自家焙煎のコーヒーやフレッシュフルーツのソーダなどがあります。
振り返ると建物にはメガネのお顔が。新緑の頃や紅葉の季節に来るとより可愛さが増しそうです。
払沢の滝までの道はウッドチップが敷かれていて歩きやすいです。また、難所と呼べるようなものはなく、子供からお年寄りまで問題はなさそう。多少の段差などはありますので、ハイヒールやベビーカー、車椅子などはやめた方がいいでしょう。
しばらく歩くと見えてくる郵便局。
実際は郵便局ではなくて、かつて檜原郵便局として使われていた建物を移築した木工房、雑貨店です。
「忠助淵(ちゅうすけぶち)」とだけ書かれた標識だけあった場所。見下ろしているので高低差がどのくらいあるかは分かりづらいのですが、ちょっとした滝が見えました。
遊歩道は渓流に沿って整備されています。川の流れる音が気持ちよく、鳥の鳴き声も。徐々に川と遊歩道が近くなってきます。
迫力の払沢の滝。
見えてきました、払沢の滝。
いまさらですが、払沢の滝は「ほっさわのたき」と読みます。この日は前日に雨が降ったので水量も多く見応えがありました。あたりに響く滝の音、清涼な空気に癒されます。
かなり近いところまで行くことができますが、足場が悪いので注意が必要です。
見上げたところ。
最下段の落差26.4mの部分しか見えませんが、なかなかの迫力。ずっと見てられる。
払沢の滝は冬に結氷することでも有名です。凍るのは12月〜3月の間で年によって違うそう。また、8月の夏まつりではライトアップされるそうです。
ミソサザイが撮れました。
滝の音に混じって響き渡る鳥の囀り。あたりを探すと小さな茶色の鳥を発見。ミソサザイが囀っていました。
ちょこちょこ移動しながら囀っているので撮れた写真は枝被りや後ろ姿だけ。もっと練習が必要ですね。滝周辺の広い範囲が縄張りなのか、なかなか狙いが定まりませんでした。次の予定もあったので手短に退散。もっと落ち着いて、ゆっくりと撮影したいと思いました。
キセキレイも登場してました。こちらもなかなかじっとしてくれず、撮れたのはこれだけ。飛んでるところも撮れるようになりたいですね。
払沢の滝に来る前に調べていたときに、「ここ、野鳥がいるんじゃないか?」と思って望遠レンズを持っていきました。
檜原村で滝めぐり。
檜原村には払沢の滝を含め、滝の名所が13ヶ所。全ての滝がアクセスの良い場所とは限りませんが、どれも一度は行ってみたくなる滝ばかりです。
滝については、「檜原村 滝めぐりマップ」がとても参考になります。マップは現地の観光案内所や飲食店などに置かれているほか、檜原村のホームページよりPDF形式でダウンロードできます。
払沢の滝へのアクセス。
車で行く場合は、車やスマホのナビ機能を使えばとくに迷うことはないと思います。
公共交通機関の場合、最寄りのバス停は「払沢の滝入口」になります。バス停からは、「檜原とうふ ちとせ屋」という豆腐屋さんの左にある、わきの道を進めば遊歩道へと入ることができます。
日本の滝百選にも選ばれた払沢の滝、訪れてみてはいかがでしょうか。