鍋割山は神奈川県の表丹沢方面にある山。秦野エリアに属し、近くには塔ノ岳があります。標高は1,272mで、開けた山頂からは富士山を見ることができます。そしてなんといっても、頂上にある鍋割山荘の鍋焼きうどん。富士山を見ながら熱々の鍋焼きうどんを食べてきました。
<目次>
登山ルートと鍋焼きうどん。
駐車場のある秦野戸川公園(大倉バス停)から道標に従って舗装路から山道に入ります。林道を進んで二俣へ。鍋割山荘へのペットボトルが置いてある場所から、沢を過ぎると本格的な登山道になっていきます。後沢乗越へ登り、尾根道に辿って登っていくと鍋割山山頂です。今回の登山は大丈夫でしたが、冬季以外はヒル対策を万全にした方が良いと思われます。
鍋焼きうどんを提供してくれる鍋割山荘の営業ですが、月曜、金曜定休。それ以外の平日は11時〜13時、土日祝は10時〜13時。悪天候の場合は休業、もしくは営業時間を短縮する場合もあるそうです。
「鍋焼きうどん」は予約不可。また、13時前に売り切れることもあるので余裕を持って登頂した方が良いでしょう。
*営業時間等は事前にHPやXなどで確認することをお勧めします。
鍋割山荘のHP:https://nabewari.net/
登山道に難所は少なく登りやすい山ではあるのですが、思ったよりも距離が長く時間がかかりました。鍋焼きうどんを食べることを目標にしましたが、売り切れや営業時間までに登頂できないことも考えて、食べ物などは持参しておきました。
大倉駐車場から登山開始。
秦野戸川公園の大倉駐車場から登山開始です。ガイド本やネットの情報では「大倉バス停」と書かれていることが多いです。
秦野戸川公園の駐車場の利用時間は8時〜21時まで。駐車場は道路を挟んだ所に24時間営業の駐車場もありました(この日はすでに満車でした。利用の場合は早めの到着が良いでしょう)。
山頂まで途中にトイレはありませんので、こちらで済ませておきます。
時間は8時10分。準備を整え、登山開始です。
駐車場からは、わかりやすく道標が設置されています。
はじめのうちは歩きやすい道が続きます。
この道標によれば、大倉から鍋割山までは7.7kmということになります。往復で15.4kmということになりますが、このコースは16〜17kmと表記されることが多いです。
唐突に現れる銅像がある広場。
昭和30年に全日本山岳連盟を結成し、のちに日本山岳連盟及び神奈川県山岳連盟の会長にもなった尾関廣先生の銅像だそう(案内板より)。通り過ぎる登山者を見守っているようです。
二俣では沢を渡ります。天候が悪い時や、前日に雨が降った場合などは水量が多くなるかもしれませんね。
時間は9時51分。のんびり歩き過ぎているかもしれません。
鍋割山荘への水の歩荷はボランティアになります。頑張りたいところですが、体力に自信がないので諦めました。途中で投げ出すことはできないので、無理はできません。
だんだん登山っぽく、それなりに険しい道もでてきました。
後沢乗越の登りです。キツイかなと思いましたが、足場がしっかりしているので登りやすかったです。
ここからは尾根道歩きです。実はここからが凄く長く感じて心が折れそうになりました。
何度も「ここを登れば頂上のはず・・・。」と思っては、続いていく登りで精神的に参りました。
この先か・・・。
まだか・・・。
こちらが鍋割山荘。やっと頂上に到着しました。
12時14分登頂。なんとか鍋焼きうどんに間に合いました。
妻の分と2杯を注文。熱々で美味かったです。
鍋焼きうどんと富士山。
登頂後さっそく鍋焼きうどんを注文するのですが、ルールがあります。
- マスクの着用。
- ザック・ストックは持ち込まない。
- 代金は人数分まとめて会計。
- 小屋の外で並んで待ちます。
- その他、鍋は重ねて返却、ゴミは持ち帰る。
となっています。
目の前に聳える富士山を見ながら食べる鍋焼きうどんは格別でした。
鍋焼きうどんを堪能、下山します。
鍋焼きうどんに満足して、足元に気をつかながら下山。頂上で美味しいものを食べられると帰りの足取りも軽くなります。
登りの道をピストンで下山。駐車場に戻ったのは16時10分です。休憩などを全て含めたトータル時間は8時間となりました。
下山しても美味しいものを食べたくて、とうふ豚まん。
さらに、ドーナツも。山グルメは最高です。
山守茶屋さん。火曜日定休で、営業時間は10時〜17時になります。
今回の登山で参考にしたのはこの本です。
カメラ機材など。
カメラはNikon Z6II。レンズはNIKKOR Z 40mm f/2。念の為サブカメラとしてRICOH GR3を持っていきました。ほとんどの写真をZ6IIとZ 40mm f/2の組み合わせで撮影。Jpegは撮って出しで、RAWはキャプチャーワンで調整・書き出し、どちらの場合もブログ用にリサイズしています。