11月末から12月初旬におこなわれた、世田谷区の特別保護区秋の一般開放、深沢八丁目無原罪特別保護区と経堂五丁目特別保護区に行ってきました。
それと、無原罪特別保護区のおとなりの世田谷区立深沢の杜緑地にもよってみました。
<目次>
- 一般開放日などの情報。
- 無原罪聖母宣教女会の敷地内。
- 紅葉の時期に訪問してよかった。
- 無原罪特別保護区の湧水の池。
- 無原罪聖母宣教女会というところ。
- 深沢の杜緑地にも寄ってみた。
- 撮影に使ったカメラ。
一般開放日などの情報。
深沢八丁目無原罪特別保護区と経堂五丁目特別保護区の一般開放は、「一般財団法人 世田谷トラストまちづくり」が管理運営をされています。
公開日などは同ホームページ内の、[トラストまちづくり事業>イベント案内]にて情報が公開されます。
無原罪聖母宣教女会の敷地内。
深沢八丁目無原罪特別保護区は、無原罪聖母宣教女会の敷地内にあり回遊式庭園になっています。湧水の池を中心に多くの樹木が育ち、周囲を散策できるようになっていました。
キリスト教関連と思われる、お言葉が彫られた石碑がいくつか置かれていました。
紅葉の時期に訪問してよかった。
国道246号から少し入った世田谷区深沢の閑静な住宅街にあります。
とても静かで雰囲気の良いところです。
世田谷区は樹林や水辺、動植物が一体となった場所で、特に保存する必要があると認められた民有地について「特別保護区」に指定しています。
世田谷区の指定された特別保護区は4箇所。
- 神明の森みつ池特別保護区
- 烏山弁天池特別保護区
- 深沢八丁目無原罪特別保護区
- 経堂五丁目特別保護区
このうち、深沢八丁目無原罪特別保護区、経堂五丁目特別保護区の2箇所は春と秋の決められた開放日に公開されています。
世田谷区の保護区については、区のホームページに情報がありました。
紅葉には少し早いかと思いましたが、綺麗に色づた樹々をみることができました。
無原罪特別保護区の湧水の池。
ちょっと別の空間のような、ひっそりとした池。
世田谷区やその近隣にある湧水のほとんどは国分寺崖線沿いに位置していることが多いものです。こちらの池の湧水のように、崖ではないところから湧いている水は珍しいのではないでしょうか。
特別保護区に指定されている、烏山の弁天池も同様のようです。
この深沢八丁目無原罪特別保護区は、東京「暗渠」散歩という本を読んでいて見つけた場所になります。
こちらの本では呑川支流の名残と紹介されていて、一般公開に合わせて見学しにきました。
池の奥の方には数羽のカモが浮かんでいました。
鳴き声がするので、その他の野鳥もいるようですが姿は見れませんでした。
水面に映る紅葉が綺麗です。
保護区の中には背の高い木が多くありました。
こちらはおそらくアカマツ。
無原罪聖母宣教女会というところ。
保護区には修道院附属の幼稚園が隣接しています。
平日の昼なら、子供の遊ぶ声が聞こえてくるのでしょう。
無原罪聖母宣教女会の「無原罪」という言葉。保護区の名前にもなっています。はじめて聞く言葉なので調べてみました。
「原罪」とはアダムとイブから受け継いだ、禁断の木の実を口にしたことによる人類最初の罪のことを意味しているそうです。
そして「無原罪」は、人は避けることのできない、人類が受け継ぐ罪の中に生まれてくるものであるとしながら、キリストの母マリアは神の恵みの特別なはからいによって、原罪の汚れを一切受けていなかったということ、つまりマリアの原罪は「無」で、「無原罪」を意味しているようです。
ただ、無原罪とう言葉の意味は宗派、教派によって違った解釈、扱いがあるようです。
今回こちらに書いた「無原罪」とい言葉の意味は、参考程度にお読みください。
マリア像の足元にある案内板には次のように書かれていました。
<案内板から一部引用>
神の子イエスさまのお母さまになるために
マリアさまは 生まれた時から 罪(つみ)の
けがれなく心の清い方でした。
フランスのルルドで
ベルナデッタという少女に現れた マリアさまは
「わたしは原罪(げんざい)のけがれなく宿(やど)った者です」
と ご自分の名前を告げられました
これは 教会のたいせつなおしえとなりました
<案内板から一部引用 ここまで>
その後、無原罪聖母宣教女会(むげんざいせいぼせんきょうかい)の名前にもなったそうです。
庭園内を見学する際に宗教的勧誘などはありません。世田谷トラストまちづくりのアンケートがあるだけです。綺麗な場所なので見学できて、とてもよかったです。
深沢の杜緑地にも寄ってみた。
無原罪特別保護区の隣の区画にある「深沢の杜緑地」。
グーグルマップで無原罪特別保護区を調べているときに見つけました。
民家の庭だったところを緑地として整備。
散策や休息の場所となるよう公開されています。
門が立派なので勝手に入っていいのかどうか、ちょっと迷いました。
案内板によれば、深沢の杜緑地の池の水源は湧水だということです。
また、この池と無原罪特別保護区の池、呑川親水公園を管でつないでいて、湧水の有効利用をしているそうです。
無原罪特別保護区の池に比べれば小さいですが、それなりに大きい池。水も綺麗で水中を覗けます。
池に打たれている杭を見ると、水位は若干下がっているのかも、といった感じ。
それほど広くはありませんが、歩きやすく整備されています。
植物や石などの配置もよく、なかなか気持ちの良い場所に思えます。
背の高い松が育っています。
「凄いな」というのが見上げた感想。
園内の庭石、飛び石、流れなどはもともとあったものを移設して流用。
低木や地被植物を増やして四季折々に花を楽しめるようにしたそうです。
撮影に使ったカメラ。
カメラボディは、Nikon D810A 。レンズはマニュアルフォーカスのCarl Zeiss Distagon T* 2/25 ZF.2の組合せで撮影してきました。
全ての写真はRAWデータからキャプチャーワン(C1)で現像。明るさ、コントラストなどを調整しています。今回の記事内の写真はトリミングをしていません。現像した画像は、ブログ用にリサイズしています。なるべく過剰な調整にならないように思い出しながら作業したのですが、撮影から随分と時間がたっているので、記憶色の写真ということでご了承ください。
続きはこちらからになります。