猫ノ目わたるブログ

風景、野鳥、花・山野草。日々、撮影した写真をもとに書いてます。

レフレックスレンズで楽しむ写真撮影。その唯一無二の描写、不便さとコンパクトという使い勝手。

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レフレックスレンズのTAMRON SP 500mm F/8を僕はよく使っています。リングボケする個性的な描写が好みだという理由もありますが、コンパクトで持ち出しやすいということや、撮影する行為自体も楽しめるマニュアルフォーカスであるということが理由だと思います。

今では解像力が不足することもあるし、そもそも撮影に失敗することも多くて、歩留まりの悪いレンズかもしれないですが、そういうことも楽しむのが写真撮影だと思っているので手放せないレンズとなっています。

<目次>

 

野鳥撮影にも使える、焦点距離500mmというレフレックスレンズ。

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 500mm F/8(55B)
ISO2500 , 1/1600s , f/8 , RAW , C1現象、トリミングあり

カワセミはとても素敵な野鳥です。見つけたら撮っておきたいと思います。

望遠レンズを持っていないときは諦めるしかないのですが、やっぱり諦めきれない。そんなことが続いていて、レフレックスレンズを試してみました。

購入したのはTAMRON SP 500mm F/8(55B)。はじめのうちはちゃんと撮れるのかと心配でした。さすがに飛び込みしているカワセミは難しいですが、使っているうちにこれはもう無くてはならないレンズなんじゃないかと思うようになりました。

 

カワセミの写真。

上のカワセミの元画像。「 トリミングなし」の状態です。

ニコンのZ6IIにSP 500mm F/8をつけて撮りました。上のカワセミの写真はだいぶトリミングしてしまっているので、大きくプリントしたりするのは難しいのですが、SNSやブログで使う分には十分楽しめるものだと思います。

「トリミングなし」の写真も雰囲気があっていいなと思っています。

 

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 500mm F/8(55B)
ISO45600 , 1/1000s , f/8 , RAW , C1現象、トリミングあり

こちらの写真はどうでしょうか。

Z6ⅡもISO45600とフィルム時代からは考えられないような感度で奮闘してくれてます。画像の荒れ方がエモいです。デジタルにも高感度域を使うことによって味が生まれると思えます。

ちょっと緊張感ありませんか? 自己満足かもしれませんが、いい味出してます。

 

上の写真の元画像で、「 トリミングなし」です。

こちらの写真もトリミング前の元画像をお見せします。

野鳥撮影ではフルサイズカメラで500mmだとまだまだ焦点距離が足りません。でも、なんとか使えます。APS-Cのボディなら十分な焦点距離になるのかも。

森の奥にいる野鳥を見つけた雰囲気は、十分に伝えることができたのではないでしょうか。

 

離れたところに咲く花を、個性的な描写で写し撮る。

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 500mm F/8(55B)
ISO1600 , 1/1000s , f/8 , jpeg

ちょっと離れた場所に咲いている綺麗な花。そんな花を引き寄せることができるのが望遠レンズ。500mmになると近すぎて離れる必要があるくらい大きく写せるようになります。

花を撮影するなら100mmくらいのマクロレンズがいいよと、よく言われますがどうなんでしょう。思ったよりも遠くて、小さくしか撮れないってことありませんでしたか。

 

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 500mm F/8(55B)
ISO180 , 1/1000s , f/8 , jpeg

ちょうどユリの季節だったようでノカンゾウだと思われる花が咲いていました。植物は分類が難しいですね。それでも綺麗な花は撮ってしまいます。

撮影はマニュアルフォーカスです。動くものを撮るのはかなりの難易度ですが、花を撮るときはじっくり撮影できていいものです。

 

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 500mm F/8(55B)
ISO500 , 1/1000s , f/8 , RAW , C1現象

ハルジオンかと思って撮っていたところ、撮影した画像をよくよく見るとヒメジョオンでした。葉が茎を巻き込んでいなかったのですがどうでしょう。身近な花であっても奥が深いなと思います。

 

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 500mm F/8(55B)
ISO4500 , 1/1000s , f/8 , jpeg

レフレックスレンズはドーナツのようなリング状のボケがでます。また、二重というか太い二線のようになるボケで、アクの強い描写です。でもこれはレフレックスレンズだけが持つ描写。個性的でちょっとクセになる描写です。僕はこの描写がとても気に入っています。

 

昆虫を撮るのもいいかもしれません。

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 500mm F/8(55B)
ISO2800 , 1/1000s , f/8 , RAW , C1現象

男の子が大好きクワガタムシ。ふと道端で見つけたので撮ってみました。

もう少し絞ってボケを抑えたいところですが、絞りは固定なのでそれはできません。図鑑みたいな鮮明な写真は無理かもしれませんが、そういう写真を撮りたいのかどうか。イメージ次第では昆虫の撮影に使うのもいいかもしれませんね。

 

500mmの望遠が小さなカメラバックに収まります。

SP 500mm F/8に、Nikon Z6IIならボディも小さいので手軽なカメラバックに収まります。

仕事の合間に撮影できるかもっていうときに、これが本当にありがたい。他に荷物があるときには邪魔にならないし、電車移動もラク。ここに500mmの望遠が入っているとは思えないですよね。

 

さすがにSP 500mm F/8だけでは望遠か、寄りしか撮れません。ということで、リコーのGR3も一緒に入ります。このほか小さめのブロワーやクロスなど小物類も入れておけます。

これで野鳥撮影、花、(昆虫)も撮れて、引きの全景はGR3で抑えておくという撮影スタイルが出来上がります。レフレックスレンズなら身軽に撮影できる圧倒的な強さがありますね。

 

使っているのはこのカメラバック。ショルダーにもなりますがウエストベルトもついています。この身軽さで撮影地へ向かうことができるのはレフレックスの強みです。1本持っておくといいですよ。