RICOH GR3で、高尾山を撮影してきました。6月のこの日の天気は曇りで、ときおり日が差す程度。歩き出せばそれなりに暑くなりますが、暑過ぎず、気持ちの良い汗が流れます。急に決めた登山だったので、カメラはGR3だけ。歩きながらパチパチとスナップ撮影です。楽しい撮影登山となりました。
<目次>
思い立ってやってきた高尾山。
都心からのアクセスがよく、自宅からでも車で1時間30分くらいで着ける高尾山。
電車でのアクセスもよく、人気の登山スポットです。
天気予報は曇りでしたので、山頂からの景色はあまり期待はできません。でも、なんだか自然の中を歩きたくで、来てしまいました。
やっぱり近いって嬉しい。
曇り予報だからなのか、それほど混雑はしていませんでした。
持ち出しやすいGR3。
急に決めた登山なので、カメラの準備なんてしていませんでした。
なので、手に取ったのはリコーGR3。予備のバッテリーとGR3をカバンに入れて出発です。小さい軽いは持ち出すのに悩むようなことはありません。レンズも固定式だから、選ぶ手間もなし。
なんだか本当にGR3だけあれば、もう他のカメラはいらないんじゃないかって思ってしまいます。
GR3は広角レンズなので、ボケの綺麗な標準〜中望遠レンズをつけたカメラも欲しくなってしまいますが、登山では荷物が軽くなるからという理由で、他はいらないやと割り切りもしやすくなります。
登りは1号路。
紙垂(しで)の巻かれた杉の大木が目につきました。
なんだか雰囲気が良くて撮影。
こちらは天狗の腰掛け杉。
高尾山には天狗が住むと言われていますが、天狗さまがこの大杉の枝に腰掛けて登山者を見守ってくれているそうです。
今回の登山では、登りは1号路を歩きました。
1号路は高尾山の登山道ではメインコースとも言える道で、薬王院を参拝するための表参道です。ケーブルカーやリフトも使え、足場もよく、トイレの数もあるので、安心して歩くことができます。
途中にさる園・野草園もあり、飲食店やお土産屋、展望台などもあって充実しています。
細田屋のなめこ汁。
山頂では曇りのため、眺望は諦めました。
ということで、山頂からもう少し歩いて、もみじ台へ向かいます。もみじ台には「細田屋」という茶屋があり、こちらのなめこ汁がなかなかの美味。お蕎麦も山にある茶屋とは思えない美味さで満足のできる味。身体に沁みわたります。
山行中ではアジサイの花をよく見かけました。いろいろな種類のアジサイが咲いていて、開花時期も長いそうです。
そのほか、山野草も開花シーズンだということでしたが、この日はほとんど見つけることができませんでした。
下山は6号路。
6号路は小川に沿って歩くコースで、足元の状態はあまりよくありません。1号路とは違って、しっかりと登山道です。ですが、その分、自然を満喫できます。山らしさを味わえるコースです。
重い一眼レフやミラーレスでは転ばないよう気を使いますが、GR3なら軽いでのラクですね。小さいボディはポーチからの出し入れも簡単で面倒になりません。
小川に沿って歩くコースなので、苔の種類も豊富。苔好きには堪らないコースです。僕はそこまでのマニアではないのですが、しっとりと濡れて青々とした苔には美しさを感じます。
GR3で、グッと寄ってパチリと撮影。GR3はマクロ機能も優秀ですが、ピント位置や絞りはちゃんと確認した方が良さそう。この写真では、もう少し絞りを深くすればよかったかな。カメラが優秀だからといって気を抜いてはいけませんね。
だいぶ下ってきました。
森の深さを感じます。歩くのが楽な1号路もいいですが、こうして自然を感じられるコースを歩くのは山に来た甲斐があります。マイナスイオンをたくさん浴びてリフレッシュできました。
*ハイシーズには登りの一方通行になることがあります。ご注意ください。
*6号路には途中にトイレがありません。
カメラの設定など。
GR3の設定ですが、撮影はほとんどが「P」のプログラムオート。撮影時に露出補正を少しする程度です。イメージコントロールはスタンダードにしていますが、jpegの画像はRAW現像するときの参考にするために同時記録しています。
RAW現像ではキャプチャーワンを使用しています。キャプチャーワンを使う理由は単に慣れているからです。現像は明るさやコントラストを多少調整する程度です。
ブログ内の写真は、書き出しした画像をブログ掲載用にリサイズしています。
歩くテンポを崩さないGR3。
さっとカメラを向けて、シャッターを押す。
じっくりと被写体と向き合って撮影するのもいいですが、気軽にシャッターを押すのもいいものです。狭い登山道では、こういうスナップ撮影が適しているのかもしれません。
GR3の強力な手ぶれ補正のおかげで、構え直す必要もなく一瞬立ち止まるだけ。歩くスピードをほとんど落とさず、景色をスナップしていけます。山歩きの楽しみを第一に、写真を撮っていく今回のスタイルは、気分をリフレッシュするのにいいものでした。