神奈川県、相模原の探鳥地、早戸川林道へ1月初旬に野鳥撮影に行ってきました。宮ヶ瀬湖畔園地にある小中沢駐車場のすぐ近くにある入口から歩きはじめます。今回は早戸川橋まで往復。カメラはNikon D500、レンズはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR。状況、風景写真用にRICOH GR3を使っています。
<目次>
早戸川林道を歩きます。
車を停めた小中沢駐車場に隣接する入口がこちら。早戸川林道は一般車の通行が禁止されているので、安心して探鳥、野鳥撮影ができます。早戸川林道では、バードウォッチング以外にもトレイルランの人、狩猟の方なども見かけました。
最初に見つけたのはホオジロ。ホオジロは全国各地に生息するメジャーな鳥ということですが、僕ははじめて見ることができました。数羽の群れで移動中だったようで、あっという間にいなくなってしまいました。写真は枝被りでなんとか撮れたもの。ホオジロは留鳥または漂鳥で、草原、河原、農耕地、疎林などに生息しているそうです。
早戸川林道を歩いてすぐは写真のような感じ。道はアスファルトで歩きやすいです。
今回も風景や状況写真用にサブカメラとしてリコーGR3を持っていきました。メインの鳥撮影用はNikon D500にAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの組み合わせ。写真はRAWの場合、キャプチャーワンで現像、書き出し。jpegの場合は撮って出しで、それぞれブログ用にリサイズをしています。
歩いていると目の前にルリビタキがいました。すぐにしゃがんで、じわじわと近づきます。写真はこのくらいが近さの限界かなという距離で撮影。枯葉をひっくり返したりしながら採餌しているようです。
ぱっと見ではメスのルリビタキのようですが、どうなんでしょう。オスの若かなとかなんとか考えながらシャッターを押していました。
早戸川林道からはダム湖を見ながら歩きます。途中で見れたのはマガモのペア。今回の探鳥では水面に浮かぶ鳥はこのマガモしか見つけられませんでした。オシドリなども見られることがあるようです。
汁垂橋(しるたればし)が見えてきました。橋の向こうには汁垂隧道があります。
ジョウビタキを撮影。
汁垂隧道を抜けたところにある開けた場所でちょっと休憩です。
すると・・・。
シルバーヘアのジョウビタキ雄が姿を現しました。
画像はトリミングなし。あと少し寄りたいところです。とはいえ、鳥を怖がらせたくもないし、なんとかならないでしょうか。
ジョウビタキはこのあたりを縄張りにしているのか、点々と移動はしますが遠くへは行きません。近い場所で撮れることはあったものの、やっぱりトリミングが必要な大きさくらいにしか撮れませんでした。まんまるで可愛い。
湖面を見ると、遠くにですがカヌーを漕ぐ姿をチラチラと見ることができました。
(湖面の右上に小さくカヌーが写ってます。)
宮ヶ瀬湖ではカヌースクールを開催しているようです。
ベニマシコのメスが撮れました。
壁面から伸びる植物のところで採餌しているベニマシコのメス。もうすでに多数のカメラマンさんが望遠レンズを構えてパシャパシャ撮影していました。それなりに近い距離なのに堂々とモグモグしています。僕も列にそーっと参加して、撮影させていただきました。
トリミングなしのカットだとこのくらいの大きさで撮影できました。これはこれで周りの様子もわかって良いのかもしれません。近くにあと数羽いたようですが、ほとんど藪の中から出てきませんでした。
金沢橋から早戸川橋。
前回の探鳥で折り返した金沢橋にやってきました。
手持ちで撮影しています。D500と200-500mmf5.6ですが、やっぱりちょっと重く感じます。しかし、もっと大きな望遠レンズと三脚を持って歩いているカメラマンも見かけました。それなりの距離を歩くので、自分の体力に合わせて機材を選ばないと後悔してしまいます。
金沢橋から上流方向をGR3で撮影。前回来たときよりも水量が多かったです。今回もヤマセミを見ることはできませんでした。
奥の方に見えていた、朽ちた橋を200-500mmf5.6で撮ってみました。これ橋じゃないのかな。GR3の換算28mmとD500の換算300mmでの違いはこんな感じです。
さらに先に進みます。振り返って金沢橋を見たところ。早戸川林道は歩きやすいですが、ちょこちょと凍結している所がありました。日影には注意です。うっかり踏むと滑ります。
早戸川橋が見えてきました。金沢橋からここまで見られたのはシジュウカラ、ヤマガラ、ジョウビタキのオス。残念ながら写真には撮れませんでした。
早戸川橋を渡って林道のゲートを撮影しました。早戸川林道はここまで。折り返します。
ルリビタキを撮影できましたが・・・。
ルリビタキを見つけました。暗くて枝被りの中でなんとか撮影。かなりトリミングしています。お腹のあたりに少し青い羽が混じってるのかな。若いオスでしょうか。
枝の被っていないところに出てきたと思ったら後ろ姿です(涙)。
金沢橋も通ってかなり戻ってきました。この日の天気は雲が出ているものの晴れ。林道は全てに光が入るのではないので、場所によってはかなり暗くなります。
林道を歩いていると上の方の枝に青い鳥を見つけました。ルリビタキのオスで気分は上がりますが、枝被り。ほぼ真上で腕が辛い。
青い姿を写せると思ったのに、撮れたのはこんな枝被り。ガックリ。でも、これも野鳥撮影の面白いところですね。
最後に会えたヤマガラも枝被りでした。木の枝の奥にいる鳥を撮るのは枝被りをどう、うまくよけるかがポイントですが、これは運次第なのかもしれません。手持ち撮影でなんとか足を使ってポイントを探すのですが、こちらがあまり動くと鳥も警戒して逃げてしまいます。なんとか上手く撮りたいものです。
撮影の機材など。
今回の探鳥は1月の初旬。日が当たる場所では暖かかったですが、ヒートテックの上下を着て防寒対策をして行きました。温度調整ができるように脱ぎ着しやすいものを着ています。早戸川林道には途中、トイレはありません。体を冷やすとトイレも近くなると思うので暖かい服装を用意して行きました。
また、水筒に暖かい飲み物を用意しておきました。適度に水分を補給しながら野鳥撮影できるのでおすすめです。
僕が使っているのはこのタイプ。かなり保温性が高いです。コーヒーを適度に甘くして入れています。シンプルなデザインで邪魔になりません。リュックのサイドに収納しています。
サブカメラは定番のGR3。サブというか風景ならメインカメラにもなります。パンツのベルトに純正のケースをつけて使っているので片手でさっと撮れるのも便利です。
純正ケースはあると便利です。
昨年の探鳥ではベニマシコは撮れませんでした。次回はオスの方を撮りたい。