東京都内で野鳥観察・撮影がきるところを探してみました。
そろそろ野鳥観察のシーズンです。ということで、仕事前に野鳥撮影できたらいいなと考え、事務所がある渋谷近くで探鳥地を探してみることに。事務所から徒歩で行ける場所にある明治神宮が、野鳥スポットとして有名なのがわかりました。
<目次>
- 明治神宮で野鳥撮影。
- 明治神宮内の野鳥スポット。
- 今回使った機材と設定。
- 風景をスナップ。
- 最初に会えたのはヤマガラ。
- 苑内を望遠レンズでスナップ。
- 南池でカワセミを撮影。
- 時間があればのんびり。
- 御苑以外の場所も探鳥。
- 林の中には小鳥たち。
- 小鳥の混群と遭遇。
- パワースポットの清正井。
明治神宮で野鳥撮影。
渋谷の事務所からも歩けますが、明治神宮はJR原宿駅を出ればすぐに参道がはじまります。その敷地は広く、深い森があるのは知っていましたが、野鳥が沢山いるとは知りませんでした。
原宿駅を降りるとすぐに大きな鳥居が見えてきます。

ISO9000 , 1/250 , f/11 , 280mm , RAW(NX Studio現像)
明治神宮は神社です。野鳥撮影は参拝客の方々の邪魔にならないようにします。とくに大きく目立つ望遠レンズを持っての行動になりますので、人が多い場所では気をつけたいですね。
明治神宮内は全ての場所で、三脚の仕様が禁止されています。
係官の見回りもあります。撮影スポットが「撮影禁止」になってしまわないように、ルールを守って撮影したいですね。
明治神宮内の野鳥スポット。

ISO2800 , 1/400 , f/8 , 300mm , jpeg
明治神宮内にある一番の野鳥スポットは、原宿駅から参道に入ってすぐにある御苑内です。
<明治神宮御苑>
明治神宮御苑内に入るには維持協力金500円が必要です。
明治神宮御苑の開苑時間
3月〜10月 午前9時〜午後5時
11月〜2月 午前9時〜午後4時30分
入苑は30分前まで。
(開苑時間は、菖蒲の花の季節で変更があるようです。コロナ禍で閉苑や開苑時間が変更になる場合があります、事前に確認をした方がいいでしょう。)
入苑料がかかりますが、良い雰囲気の場所です。
御苑以外では、小田急線参宮橋駅側に近い、北池にカモ、オシドリなど。
敷地内の北東の林内を通る道や、南西エリアの林を抜ける道にはルリビタキやキビタキ、アオジなどの小鳥類。オオタカなども見られるといいます。
今回使った機材と設定。

カメラ:Nikon D810A
レンズ:AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
テレコン:AI AF-S TELECONVERTER TC-14E II
という装備。
レンズはニコンの望遠ズームAFS200-500に、D810AはFX(フルサイズ)で撮影。
これにテレコンTC-14E IIはレンズの焦点距離を1.4倍するので、焦点距離は280〜700mmになります。
また、TC-14E IIは1段暗くなるので、開放F値がf/8となります。
カメラの設定はこんな感じです。
- シャッタースピードと絞りをマニュアル操作。
- ISO:AUTO(上限感度は12800)
- ホワイトバランス:AUTO1
- ピクチャーコントロール:[SD]スタンダード
- アクティブD-ライティング:標準
- ビネットコントロール:標準
- 高感度ノイズ低減:標準
RAWとjpegの同時記録。
jpegはブログ掲載用にリサイズのみ。
RAWデータは全てニコンNX-Studioで現像しています。
風景をスナップ。

ISO4000 , 1/800 , f/8 , 280mm , jpeg
つつじ山で咲いている花などにレンズを向けてスナップ撮影です。
つつじの花の季節は4月から5月くらいのはずです。
二季咲きの品種なのでしょうか。

ISO280 , 1/800 , f/8 , 280mm , jpeg
上の写真では、シャッタースピードの調整を忘れてしまっています。
花など、風景ならもっとシャッタースピードを遅くして、ISOや絞りを稼ぎたいところです。
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは手ブレ補正がよく効くので、1/250でも大丈夫だと思います。

ISO720 , 1/250 , f/11 , 380mm , jpeg
普段は100mm以下のレンズを使う方が多いので、いきなり望遠を使うと被写体との距離感、フレーミングに慣れません。
いろんなところにレンズを向けて、ウォーミングアップしました。
訪れたのは11月初旬。ところどころ紅葉がはじまっていました。
最初に会えたのはヤマガラ。

ISO280 , 1/800 , f/8 , 280mm , RAW(NX Studio現像)トリミングあり。
明治神宮御苑に入って、定番の清正井を見たあとは、苑内を探鳥しながら歩きます。
小さな影が枝に留まったので、見上げるとヤマガラがいました。
慌てて、シャッターを切るとすぐに飛び立ってしまいました。
ピントが合った写真は1枚のみ。
逆光だったので、RAW現像で調整しましたが、なんだか不自然な感じになってしまいました。
苑内を望遠レンズでスナップ。

ISO1400 , 1/800 , f/8 , 280mm , jpeg
このあたりはまだ紅葉していません。
全体が紅葉するのは11月下旬か12月くらいでしょうか。
でも、のんびりしていると見過ごしてしまうもの。
事務所から近いところなので、こまめに来苑したいと思います。

ISO1400 , 1/800 , f/8 , 280mm , RAW(NX Studio現像)
隔雲亭(かくうんてい)です。南池を眺められる位置にある数寄屋造りの木造家屋です。

ISO200 , 1/200 , f/11 , 400mm , RAW(NX Studio現像)
これはススキだと思うのですが、オギとの見分けがイマイチできません。
もっと観察してわかるようになりたいです。

ISO200 , 1/200 , f/11 , 700mm , jpeg
柔らかいボケ味で気に入っているAFS 200-500ですが、ちょっとだけ気になるところが。
南池の睡蓮を撮ったところですが、白い玉ねぎボケがでています。
これがけっこう目立つ。
非球面レンズで発生しやすい、ボケの中に現れる玉ねぎの断面のような輪線のボケ。これがちょっと残念。

それ以外の描写については問題もなく、好きな感じなので撮り方でなんとかするしかありません。
なるべく背景を選んで、このボケが出ないようにフレーミングしたいところです。

ISO12800 , 1/500 , f/16 , 280mm , RAW(NX Studio現像)
ワイド側でも280mmです。f/16まで絞ってもパンフォーカスになりません。
ちょっと暗い場所だとすぐにISOも上がってしまうので、風景をちゃんと撮るなら三脚が欲しいところです。
*明治神宮内、御苑内では、三脚は使用できません。
南池でカワセミを撮影。

ISO4500 , 1/500 , f/8 , 700mm , jpeg
ベンチに座ってしばらく池を眺めていましたが、カワセミは現れず諦めかけていたところ、「キキキー」と鳴き声が聞こえました。
目視で探すも確認できません。
双眼鏡を持っていないので、レンズでピントを合わせながら、睡蓮の上を探していきます。電源を入れなくても見える一眼レフはこういうときに便利ですね。バッテリーを温存できます。
すると、遠くの棒の上にカワセミを見つけました。

ISO4500 , 1/500 , f/8 , 700mm , RAW(NX Studio現像)トリミングあり。
700mmでも遠いので、RAW現像でトリミングして対応することにします。
カワセミはダイブすることもなく、休んでいるようでした。

しばらくするとカワセミは、さらに遠くの棒の上に移動しました
ということで、さらにトリミングします。
個人的には、周囲の状況もわかるような写真が好きなので、トリミングし過ぎないようにしていますが、今回はやっぱり遠い。
睡蓮があって、対岸には森が茂っている様子がわかるようにフレーミング。

ISO10000 , 1/400 , f/11 , 700mm , RAW(NX Studio現像)トリミングあり。
なんだか難しいですね。
ISOも10000とかなりの高感度域です。トリミングしすぎると画像の荒れも目立ってしまうので、このくらいが良い塩梅のようです。
時間があればのんびり。

ISO3600 , 1/250 , f/10 , 280mm , jpeg
カワセミが撮影できたので、他の鳥を探します。
苑内の案内図をみながらプラプラ。
案内図は、思いっきり離れて撮影できました。

ISO1400 , 1/320 , f/11 , 700mm , jpeg
紫式部が実をつけていたので野鳥が来るかと思いましたが、…来ませんでした。

ISO1100 , 1/400 , f/11 , 700mm , jpeg
花菖蒲田ではダイサギがザリガニを捕食中。
鳥を撮るときはスポット測光にしているのですが、たまに思いっきり外します。
こういうクセを理解して、補正して撮影できるようになりたいものです。
jpegの撮って出しを載せておきます。

ISO2800 , 1/400 , f/8 , 700mm , jpeg
歩きながら、ぬかるんでいる側溝を舐めるように確認していくダイサギ。
ターミネーターのようで、ちょっと怖い。
この後もザリガニなどを捕まえて食べていました。
御苑以外の場所も探鳥。

ISO3600 , 1/400 , f/11 , 700mm , RAW(NX Studio現像)
御苑を出て、明治神宮内の他の探鳥ポイントを歩きます。
南参道から北参道に抜け、北池に来ました。
水面に映り込む黄葉が秋の気配を感じさせますね。この写真ではRAW現像で色味を強調してあります。

ISO2800 , 1/800 , f/11 , 700mm , RAW(NX Studio現像)
カイツブリもいました。
縄張りを主張しすぎて、他の水鳥から警戒されてます。
林の中には小鳥たち。

ISO12800 , 1/800 , f/8 , 650mm , RAW(NX Studio現像)
水辺を離れ歩き出すと、チョロチョロと木の上を移動するコゲラを見つけました。
レンズを上に向けてコゲラを追っていると、いつの間にかズームが短くなっていたようです。やっぱり腕力が足りません。テレ側にもロックスイッチが欲しいところです。

NX Studioのカラーコントロールポイントを使って、コゲラを明るくしました。
細かく指定できるわけではありませんが、手軽に、感覚的に調整できます。
カラーコントロールポイントでは、その他コントラスト、彩度などの調整ができます。
小鳥の混群と遭遇。

ISO12800 , 1/800 , f/8 , 700mm , RAW(NX Studio現像)
ヤマガラはたくさんいました。
樹々の中の鳥を撮ろうとすると、オートフォーカスが迷います。
撮影データを見ると、かなり暗かったようです。
途中からはマニュアルフォーカスでピントを合わせました。

ISO12800 , 1/800 , f/8 , 700mm , RAW(NX Studio現像)
明治神宮に行けばヤマガラは必ず撮影できると聞きますし、かなり近くまで来るとか。
ですが......、
すぐに後ろをむかれ、飛び去られてしまいました。
なんだか寂しくなります。

ISO10000 , 1/800 , f/8 , 700mm , RAW(NX Studio現像)
メジロもたくさんいました。その他にシジュウカラも見ましたが撮影できませんでした。
パワースポットの清正井。

最後にパワースポットをご紹介。
日本屈指のパワースポットとして知られる明治神宮。
その中で、さらに強力なパワースポットの清正井(清正の井戸)です。
その湧水は毎分60Lも湧き出ているそう。なんでも、富士山から皇居までの龍脈上にあり、パワーの吹き出ている「龍穴」になるのだとか。
スピリチュアルな感性はないのですが、それとなくいい気を感じられる場所です。
ということで、いざというときのためにサブカメラはあると便利です。
RX100Ⅲはすでに販売終了。現行機種はRX100VIIになります。
野鳥を撮らずにスナップするだけなら、RX100VIIで十分に楽しめそうです。