ストウブの鍋(ピコ・ココット ラウンド20cm)で炊く、玄米3合分(2合分)の簡単な炊き方を詳しく書いています。
最近では、健康とダイエットを考えて玄米ごはんを食べるようになりました。
しかし、せっかく玄米ごはんを食べるなら美味しく食べたい。
炊飯を何度も繰り返しているうちに決まってきた、美味しくて簡単にできる玄米の炊き方を、ちょっと詳しく書いてみました。
*写真は3合で炊いているときのものになります。
*記事アップの後も気になることがあったので変更点など追記しています。
追記:3合で炊いていましたが、最近では2合で炊くことの方が多くなりました。
<目次>
ストウブの鍋。
使っているのは、ピコ・ココット ラウンド20cmです。
このラウンド20cmのストウブでは2合〜3合の玄米が炊けますが、僕は3合で炊いて余った分はタッパーに入れて冷凍しています。
追記:最近は玄米2合で炊くようになりました。3合ではどうしても吹きこぼれてしまうので。
玄米の炊き方を簡単に説明。
- 玄米を軽く洗い、6〜24時間、浸水させる。
- 玄米3合に水750mlを入れる(追記:少し焦げができるようなので、770mlぐらいになりました)。
- 玄米2合の場合、水は500ml。
- 中火で沸騰させる。
- 弱火で30分炊く。
- 火を止めて10分蒸す。
- 出来上がり。
<材料>
玄米 ・・・ 3合(2合)
水 ・・・ 750ml(500ml)
*水の量は玄米1合あたり250ccです。
*炊くときに塩を入れる方法もありますが、入れなくても十分美味しいため、塩は無しで炊いてます。
<炊き方>
(1)玄米を軽く洗い、浸水させる。
玄米は、汚れを落とす程度に軽く洗うだけで大丈夫。
浸水させる水は浄水器のものを使っています。
冷蔵庫で6〜24時間くらいボウルで浸水させる(12時間くらいが多いです)。
浸水したら、ざるにあげて水を切る。
いつもは5分くらいしか水あげしていませんが、できれば30分くらいやった方がいいようです。
追記:水あげはやらなくても、あまり味に変化が感じられないので、やらなくなりました。水を切ったらすぐにストウブに移して炊きはじめてます。
浄水器をとおした水を750ml(500ml)用意する。
ストウブの鍋に玄米と水750ml(500ml)を入れる。
蓋をしてコンロにかける。
*カッコ内は2合の水の量。
(2)中火で沸騰させる。
火の強さは、10〜15分くらいで沸騰するくらいが目安です。
沸騰したかどうかは音で判断していますが、蓋を開けて中を確認することもあります。
開けてもとくに問題はありません。
追記:面倒なので、沸騰するまで蓋をしなくなりました。しっかりと沸騰してから蓋をします。それでも大丈夫です。
(3)沸騰したら弱火で30分炊く。
ちゃんと沸騰しているのを確認してから弱火にする。
弱火にしてからは蓋を開けません。
この「弱火」加減で玄米の炊き上がりを好みに仕上げることができるようになります。
弱火で30分炊く。
しばらくすると蓋の隙間から、湯気と泡がではじめ、鍋とふたの間でフツフツしはじめます。
フツフツの出方が多ければ、少し火が強いかも。
残りの10分くらいで泡や湯気は出なくなってきます。
「弱火」の火加減は途中1〜2回調整する程度です。しない場合もあります。
残り5分くらいで、香ばしい強い香りがしてきた場合、焦げている可能性があります。その場合火をすぐに止めた方がいいかも。
おこげが好きで、多少焦げてもいいのなら、残り時間と相談して止めるかどうかを判断してもいいと思います。
残り10分をすごい弱火(とろ火)にすると、水分多めに炊き上がる。しっとり派向き。
火を止める直前に少しだけ30秒〜1分くらい中火にして、水分を飛ばしたり、おこげを作ることもできます。(焦げすぎ注意。)
追記:最近では蓋をして5分後くらいに、「一番弱い」弱火にしています。それでも十分に火が通ることがわかりました(コンロによっては弱すぎる場合もあるので色々と試してください)。
(4)火を止めて10分くらい蒸らす。
火を止め、ふたをしたまま、10分くらい蒸らす。
蒸らし終わったら、周りからしゃもじをくるりと入れ、天地をひっくり返すように、さっくり混ぜる。
炊き上がりです。
15分くらい蒸すという情報もよく見ます。
僕の場合、タイマーを10分にセットしていますが、その間、おかずの準備、配膳、洗い物などをしているので、10分以上蒸らしてしまうことはよくあります。
追記:蒸らし時間は15分以上過ぎても問題ありません。
ポイントなど。
- 弱火にしてからの30分はタイマーを使ってきっちり測っています。その方が上達も早く、好みの炊き上がりを作れると思います。
- 水の量、炊飯の時間を固定して、火加減のみを調整するようにしています。調整するものが多くなると、何がどのように作用しているのかわからなくなるので。
- 何度か炊けば火加減がわかるようになり、食感を調整できます。
- 炊飯の途中で混ぜたりすることはありません。慣れてしまえば、タイマーをセットするだけの手間なし簡単です。
- しっかり浸水させれば、芯を残さないで柔らかく美味しく炊くことができます。
- 浸水は6時間から24時間くらいまでを目安にしています。
- 朝に浸水をはじめて、夕食に合わせて炊くことが多いです。なので12時間くらい浸水していることが多いです。
- 水は水道水を浄水器で濾過したものを使っています。
- 塩は入れないで炊いています。もし入れる場合は1合につき、ひとつまみが目安です。
- はじめの数回は塩を入れて炊いていましたが、とくに入れなくても美味しく炊き上がります。
- 玄米の風味に慣れない場合は入れてもいいと思います。塩を入れた方が味がすっきりするように感じました。
- おこげを作れるようになると、その日の気分でしっとり、もっちり、香ばしい炊き上がりまで調整でき、その日のおかずに合わせて炊けるようになります。(でも、失敗することもよくあります。。。)
- 玄米ごはんはパサパサするというときは、浸水時間が短い、火が強すぎるなどの可能性があります。
- デメリットとしては、多少のふきこぼれがでてコンロを汚してしまうことがある、くらいです。
- ストウブ公式の動画などもあります。自分に合った炊き方を見つけてみてください。
玄米ごはんの感想。
玄米ごはんは食べてみると、かみごたえがあっておいしい。そして、噛めば噛むほど口の中に旨味がひろがっていきます。
おかずには煮物などの和食はもちろん、味の濃い洋食などと合わせても玄米の味は負けません。
そして、玄米のごはんは腹持ちがいいので、間食が減りました。
ストウブの蓋について。
重めの蓋でほどよく圧力がかかり、モチモチの米になります。
蓋の内側についた突起は「ピコ」と言います。
炊飯中、蓋についた蒸気がピコをつたい食材に旨みとして落ちる仕組みです。
美味しそうに炊けました。