猫ノ目わたるブログ

風景、野鳥、花・山野草。日々、撮影した写真をもとに書いてます。

東高根森林公園で野鳥撮影。カワセミとルリビタキ(雌?若雄?)を撮ってきた。

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ルリビタキを撮りたい。そう思って東高根森林公園に行ってきました。

いろいろと情報を調べてみると東高根森林公園ルリビタキがいるとのこと。自宅からも比較的に近い場所なのでさっそく行ってきました。

<目次>

 

モズがお出迎え。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO2000 , 1/1000s , f/8 , 500mm , DX , RAW , C1現像

東高根森林公園に到着後、準備して園内に入ったのは10時30分頃。

はじめに出会ったのはモズです。色が淡い感じでしたので雌でしょう。ちょっと離れていたので小さくしか撮影できませんでした。

このモズの写真はトリミングなし。トリミングをした写真には撮影情報に「Tあり」と記載します。

今回、カメラはニコンのZ7。全てDX(APS-C)サイズで撮影しています。レンズはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR。DXサイズでのフルサイズ換算は300〜750mmになります。

 

シロハラを撮影できたけど。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO12800 , 1/1800s , f/5.6 , 500mm , DX , RAW , C1現像 , Tあり

雑木林の斜面で土を掻き出している鳥らしきを発見。カメラで覗くとシロハラがいました。

動きはけっこう激しくて、ザッ!ザッ!ザッ!と音が響いていました。

雑木林の薄暗い中、さらに枝葉の下だったので、本当に暗い。オートフォーカスはなんとか合うものの、ISOは12800です。

ブログ用にリサイズしていますが、画像は荒れてますね。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO9000 , 1/1800s , f/5.6 , 500mm , DX , RAW , C1現像 , Tあり

しばらく餌探しをしたあと、枝に乗ったシロハラ。少し離れた場所に移動してまた餌探しをはじめていました。

 

この日は晴れていましたが、東高根森林公園は暗く感じます。谷戸のある公園としてはそれほど大きな公園ではありませんが、深く形成された地形のためなのか、木々が高く日を遮っているからなのか、野鳥の撮影地としては高感度域を多用します。正直なところ、より高性能な機材を羨ましく思うところです。

また、一般の来園者や、イーゼルを使って絵を描いている人も多く、近隣の学校からも園児などが遊びに来るような場所です。大口径超望遠レンズを使いたくなるような場所ですが、(そんな高額なレンズは持っていませんが)なかなか難しいものがあります。

東高根森林公園が暗く感じるのは、僕の撮影スタイルや機材、単なる思い込みの可能性もあり、個人的な感想です。)

 

シジュウカラヒヨドリに会うこともできましたが。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO1400 , 1/1600s , f/8 , 500mm , DX , RAW , C1現像 , Tあり

明るいところでシジュウカラに会いました。やっぱりシジュウカラがいないと不安です。

しかし、木の上の方を飛び回っているので、なかなか上手く撮影できません。

その他、メジロもいましたが、数は多くなかったです。

もしかすると朝の早い時間の方がいいかもしれません。なんとなくですが、鳥の数が少ないように感じました。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO5000 , 1/1000s , f/8 , 460mm , DX , RAW , C1現像 , Tあり

ヒヨドリをみつけました。

ヒヨドリ、ハト、カラスは多くいました。

しかし、それ以外の野鳥に会えません。事前に調べた撮影ポイントで待っていても野鳥はきませんし、園内を歩いてまわっても姿も見えず、鳴き声も聞こえません。

不調です。オケラになることを予想し、とうとうしばらくの間はサブカメラのGR3で園内を撮影することにしました。

 

やっとカワセミに会えました。

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO4000 , 1/400s , f/5.6 , 500mm , DX , RAW , C1現像

カメラマン数名がレンズを向けているのをみつけ、近づくとカワセミを撮影しているところでした。先に撮影されている方達の邪魔にならないように参列します。

カワセミは木の枝で休んでいるようで、足が毛の中です。

写真はトリミングなしの大きさ。500mmのレンズをDX(APS-C)サイズで撮影なので大体の距離が想像していただけると思います。割と近めですが、カワセミは堂々としています。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO4500 , 1/250s , f/5.6 , 500mm , DX , RAW , C1現像

場所を変えて撮影。先ほどと同じくトリミングなし。嘴の色から雄だと判断できます。

情報としては、以前よりカワセミがいるというのは知っていました。しかし、(記事にはしていませんが)何度か訪れたとこのある東高根森林公園で、今回初めてカワセミを見ることができました。

 

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キャプチャーワン(C1)で現像中のスクショ。

この日の撮影は全てDXサイズ。Z7のDX(APS-C)サイズは5408×3600で1950万画素となります。カワセミがいたのは自然観察広場近く。日は差し込んでおらずちょっと暗かったです。

こちらは、ISO4500のRAWデータを現像アプリのキャプチャーワン(C1)で200%拡大したときのスクリーンショットです。さすがに解像はしていません。少しですがノイズ感が出ているのかも。SNSやブログでは問題ないですが、大きくプリントするような方はいろいろと注意が必要かもしれませんね。

 

正月の季語、福寿草

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO220 , 1/1000s , f/5.6 , 460mm , DX , jpeg

福寿草が咲いていました。はっきりとした黄色の花です。

元日草(ガンジツソウ)、朔日草(ツイタチソウ)という名前も持っていて、旧暦の正月に当たる2月から3月にかけて花を咲かせます。多年草ではありますが、夏には地上部分が枯れて見えなくなるそうです。

カワセミを撮影したあとは、他の鳥は見当たらず。お目当てのルリビタキにも会えません。

せっかく撮影に来たのですから、園内に咲く花にも目を向けてみました。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO560 , 1/1000s , f/8 , 250mm , DX , RAW , C1現像

木道から撮影しています。足で距離を調整できない場合、ズームレンズが便利ですね。

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは約267.5mm×108mm、2.3kg(カタログ値)と大きく重いレンズです。しかし、鳥などの動物や離れた場所にある花などを撮影するのに便利な焦点距離をズーム範囲に収め、手持ち撮影も可能にする4.5段分の手ブレ補正を内蔵しています。また、最短撮影距離がズーム全域で2.2mなのも使いやすいですね。何より安定、信頼のメーカー純正です。Fマウントボディはもちろん、FTZを使ってZシリーズボディにも使えるので愛用しています。

 

ついに現れたルリビタキ

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO25600 , 1/1000s , f/8 , 440mm , DX , jpeg

帰宅時間がせまり、最後にルリビタキポイントを確認しようと思って来たところ、ルリビタキを発見しました。

柵の上という、色気のない絵面になってしまいましたが、とにかく撮っておくんだと思ってシャッターを切りました。

慌てていたので、f値は8だし(開放はf5.6)、ズームが伸びきっておらず、440mmと半端な位置で撮影してしまいました。

 

ISOは25600とZ7の最高ISO感度(ISO102400相当まで増感が可能)です。

こちらの写真はjpeg撮って出しで、ブログ用にリサイズのみしています。

画像はノイズによるザラつきがかなりありますが、色味はなんとか見られそう。ちなみに僕は高感度ノイズ低減はOFFにしています。これは以前、ONにしていたときにベッタリとした画像になったためで、それならばザラつくほうで構わないと思いOFFにしています。

 

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Nikon Z7 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
ISO7200 , 1/640s , f/5.6 , 500mm , DX , RAW , C1現像 , Tあり

飛んでしまいそうになったので、しゃがんで姿勢を低くし、ルリビタキが落ち着くのを待ちます。その間にカメラの設定を変更しておきました。

ルリビタキはしばらくすると身体の向きをかえ、こちらを伺っているようです。

様子を見ながら、ゆっくり動き、画角を調整、ルリビタキを撮影できました。

青くはないので、雌か雄の若鳥でしょう。

青くなった雄のルリビタキを撮影したかったのが本音ですが、可愛く撮影できたので大満足です。

脇の黄色になった部分がとくに萌えるポイントです。

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現像作業中のキャプチャーワン(C1)のスクリーンショット

上のカットのトリミングはこんな感じです。

ルリビタキは僕ではない誰かを待っているような、そんな感じでした。

 

公園での撮影について。

野鳥撮影的に考えると、もっと朝の早い時間から入園する方がいいように思います。こちらの公園は、犬の散歩や近隣の学校から園児などがやってきていましたので撮影に向いている時間は早朝か、もしくは昼過ぎくらいの方が人が減るかもしれません。

園内は場所によって狭い場所もあるので、邪魔にならないように気をつけましょう。

今回はなんとかカワセミルリビタキを撮影できましたが、出現パターンが分からないので、「たまたま撮影できた」という程度でした。もし、このブログを参考に東高根森林公園へ向かわれる場合は、随時新しい情報を入手した方がいいでしょう。

ちなみに駐車場は朝8時30分からの利用が可能で。平日は無料。休日料金があります。

公園は終日開放されています。

www.kanagawaparks.com

 

今回のカメラ機材。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/200s , f/3.5 , 18.3mm

Nikon Z7にAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRで撮影しました。DX(APS-C)サイズで撮影すれば、フルサイズ換算750mmになるのはとても便利です。

ただし、AFはそこまで早くなく、暗い場所に弱い気がします。

それならばZ6IIにテレコンTC-14E IIをつけて同じレンズならどうかというと、換算700mm。テレコンによる露出倍数で合成F値は8(開放絞りが8と考えてください。)となります。

果たしてどちらがいいのか迷います。

新型のZ9と言いたいところですが、これは、なかなか手が出ません。

そうなると、D500となりますが、今から一眼レフを購入するのもどうなんだろう、と思ってしまいますね。

 

サブカメラはリコーGR3です。