猫ノ目わたるブログ

野鳥、風景、花・山野草。日々、撮影した写真をもとに書いてます。

GR3のイメージコントロール「ハードモノトーン」で明治神宮御苑を撮影してみた。

GR3のイメージコントロール「ハードモノトーン」で撮影してみた、の2回目です。

明治神宮御苑で野鳥撮影しているとき、ポケットに入れ、持ち歩いていたリコーGR3で風景をスナップしてみました。

RAWデータと同時に記録しているjpegはハードモノトーン。野鳥撮影ではスタンダードに設定したいので、切り替えながら撮影していました。

<目次>

 

ハードモノトーンとトライXと赤外写真。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/400s , f/5 , -0.3 , jpeg

明治神宮御苑の入り口です。

リコーGR3で最近ハマっているイメージコントロールの「ハードモノトーン」。黒が特徴的な締まり方をする設定です。

特に空の青が黒く締まるので、通常の白黒写真とは違った趣があります。インパクトのある写真になるので、ちょっと中毒性というか、普通の白黒写真が地味で味気ないように思えるようになりました。

 

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RICOH GR III
ISO200 , 1/250s , f/4 , 0.0 , jpeg

写真学校ではモノクロフィルムで授業が行われていました。専攻する科目にもよりますが、基本はモノクロフィルム。フィルムの指定はありませんでしたが、コダックのトライXが定番のフィルムでした。D76で自家現像していたのをよく覚えています。

フィルムまで手を出すと大変なことになりそうですが。。。

 

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RICOH GR III
ISO320 , 1/30s , f/2.8 , 0.0 , jpeg

清正井(きよまさのいど)を白黒で撮影してみました。

水面の反射が幻想的である反面、水の中のディテールが黒潰れしてしまいました。露出補正をかけるべきだったのかもしれませんね。

 

僕が知る赤外写真はフィルム時代のもの。赤外線に対する感度があるフィルム(白黒)を使い、レンズの指標を用いてピント位置をズラしたりする、知識と技術が必要な撮り方でした。

白黒での赤外写真の特徴は、青空や水面が黒く写り、植物の葉は白くなるというもの。

ハードモノトーンはこれとは違うものの、どこか似たイメージで懐かしくもあり、幻想的、異世界的なちょっと不思議な写真が出来上がります。

 

GR3のレンズ。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/640s , f/5.6 , 0.0 , jpeg , Tあり(回転、角度調整)

このカットのみ、回転を使って水平を取り直しています。

こういう被写体では、自分が被写体の中心に立たないと歪みが気になります。

レンズ構成を見ると、ほぼ左右対称でシンプルなもの。6枚しかレンズが入っていないのでヌケが良さそうです。レンズについては専門知識がないので詳しくは語れませんが、開発者のインタビュー記事などを読むと、画像処理による収差補正を前提としない設計だそうです。

アナログ思考で育った頭を持つ者として、わかりやすくイメージしやすいレンズなのではないかと思え、好感を持っています。

 

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RICOH GR III
ISO200 , 1/200s , f/3.5 , -0.3 , jpeg

写真学校では、標準は50mm、望遠は105(100)mm、広角は28mmで写真の基礎を学びなさいと言われた記憶があります。

へそ曲がりな人間なので、広角は、「広ければ広い方がいい」と20mmとかを使っていました。今思うとパースに撮らされていただけなのですけどね。

28mmは強烈なパース感などはありませんし、24mmに比べるとやはり狭さを感じます。

しかし、見ている風景の撮りたいところを考えてカメラを向けると、自然と嵌まる画角だと思えるようになりました。

 

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RICOH GR III
ISO200 , 1/500s , f/5.6 , 0.0 , jpeg

GR3の28mmという画角にも慣れてきました。

無理のないパースがつくので落ち着いて見られます。24mmや20mmを広角として使っていたので、はじめのうちは物足りなさがありました。しかし28mmを使っているとそれらは過剰な表現とも思えてしまうのですから不思議ですね。

 

明治神宮御苑をハードモノトーンでスナップする。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/500s , f/5.6 , 0.0 , jpeg

隔雲亭(かくうんてい)を南池側から見ています。

緩やかな斜面の先にある数寄屋造りの木造家屋。戦火によって焼失したものを昭和33年に建て替えたものだそうです。

 

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RICOH GR III
ISO200 , 1/400s , f/5 , 0.0 , jpeg

隔雲亭までの小径には立派な盆栽が飾られています。

誰が手入れをしているなどの解説は見当たりませんが、これだけの大物になると由緒ある盆栽なのでしょう。

盆栽に興味があるなら小品盆栽(しょうひんぼんさい)はいかがでしょう。樹高10cm〜19cmくらいの片手でも持てる大きさの盆栽で、自宅の庭やマンションのベランダで楽しめます。著者は公益社団法人全日本小品盆栽協会の理事長を努めた広瀬幸男さん。小品盆栽は手間をかけ自然の美しさを造形してゆく、樹との対話によって生まれる作品です。小品盆栽は少しだけ仕事で関わったことがありますが、奥が深く時間をかけて取り組む芸術だと思いました。

 

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RICOH GR III
ISO100 , 1/400s , f/5 , -0.7 , jpeg 

花菖蒲田に向かいます。

2月中頃なので見所はとくにありませんが、枯れた感じの芝生も白黒にするとどこか哀愁のある写真になると思います。

緩く曲線を描く小径の先に四阿(あずまや)が見えます。

季節柄かこの日は人が少なく、自分のペースでゆったりと歩くことができました。

 

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RICOH GR III
ISO100 , 1/400s , f/5 , 0.0 , jpeg

清正井側から花菖蒲田を見ています。

まだ、芽も見つけられませんでした。

花菖蒲の花の見頃は5月下旬から6月下旬。この時期には、通常閉められている東門も開くそうです。朝は8時から入苑ができるようになるので、早めにきて花菖蒲を楽しみたいですね。

6月以外の入苑は午前9時からになります。コロナの影響で開園時間に変更があるかもしれません。詳しくはネットなどで調べてから伺う方がいいでしょう。

 

 

今回の撮影のカメラ設定と、ハードモノトーンの設定。

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RICOH GR III
ISO200 , 1/500s , f/5.6 , -0.3 , jpeg

撮影では、P(プログラムAE)を使い、露出補正をおこなっています。

その他の設定。

  • ISO感度 オート。
  • プログラムライン ノーマル。
  • WB(ホワイトバランス)はマルチパターンオート。
  • 周辺減光補正はオフ。
  • ダイナミックレンジ補正、ハイライト、シャドーともにオート。

 

イメージコントロール、ハードモノトーンの詳細設定は粒状感のみ3に設定変更しています(初期設定は0)。

GR3ではこのハードモノトーンの詳細設定も変更できます。僕は特に変更する予定はないのですが、いろいろ試してアレンジするのも面白いでしょう。

こちらに詳細設定の初期値を書いておきます。

ハードモノトーンで変更できる詳細設定は以上です。

カメラの設定、ハードモノトーンの設定ともにノーマルの状態に近いと思います。

その中でも、写真の見た目に大きく影響していると思えるのは、周辺減光補正と粒状感。どちらも、雰囲気が大きく変化するので、是非試して自分の好みを探してみて欲しい設定です。

GR3の設定で参考にしているのはこの本です。

 

GR3では、カラーを含め、作品性が高い個性ある設定のイメージコントロールが他にもたくさんあります。どれもが素晴らしく作品づくりに貢献してくれるでしょう。是非、自分にあった設定を探して楽しんで欲しいと思います。

 

同様の設定で東高根森林公園も撮っています。

snowvalley.hatenablog.jp