静かな風景

うつろいゆく日々の記録。

PENTAX K-1 MarkⅡにHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedをつけて武蔵丘陵森林公園で撮影してきた。

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PENTAX K-1 MarkⅡにHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedをつけて撮影してきました。向かったのは国営武蔵丘陵森林公園です。とても広い緑の多い公園で、今の見頃は羽毛ゲイトウ、コリウス、ツリフネソウなど。まだまだ暑い中、散歩しながら撮影してきました。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO400 , 1/500s , f/9 , PEF(RAW), C1現象

<目次>

 

PENTAX K-1 MarkⅡとHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedで撮影開始。

PENTAX K-1 MarkⅡで撮影。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO100 , 1/400s , f/7.1 , PEF(RAW), C1現象

中央口に近い場所のパーキングに車を停めて、歩きだすと山田大沼が見えてきました。武蔵丘陵森林公園がある埼玉県比企郡滑川町は関東で一番沼の多い町とされています。森林公園には大小合わせて41個の沼があるということです。公園では沼推しということで沼カレーなどがレストランで提供されていました。

 

今回のカメラの設定は、D-Range設定やノイズリダクションはAUTO。レンズ補正はONにしていますが、ディストーション、周辺光量補正はOFFにしています。カスタムイメージは「ナチュラル」です。

PENTAXのデジカメについてはまだ癖などがわからず、様子を見ながら自分なりの設定を探っていきたいところです。

この記事内の写真は、PEF(ペンタックスのRAWデータの拡張子)の場合はキャプチャーワンで現象(C1)、jpeg画像は撮ってだしのブログ用にリサイズのみ。すべての写真がトリミングなしとなっています。

 

武蔵丘陵森林公園、9月の見どころを撮りにいく。

PENTAX K-1 MarkⅡで撮影した武蔵丘陵森林公園の羽毛ゲイトウの写真。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO2500 , 1/3200s , f/10 , jpeg

訪れたのは9月初旬。西口ひろばでは羽毛ゲイトウ(うもうげいとう)の花畑が開放されたばかりでした。

この羽毛ゲイトウですが、約40万本が植えられているというから驚きです。赤、黄、ピンク、ローズの5色があり、見頃は9月半ばから10月上旬まで。まだ咲切っていない苗があったので、これからが楽しみな花だと思います。

 

HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedで撮影。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/500s , f/8 , jpeg

花畑は小高い丘になっています。もっと画角の広い広角レンズを使って、広がり感を出すのもいいかもしれません。ただ、まだ咲切っていない花もあったのでHD FA31mm Limitedの画角でフレーミングするのがちょうどよかったです。

 

武蔵丘陵森林公園のコリウスの写真。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/100s , f/8 , jpeg

7月中旬から見頃がつづくコリウス。こもれび花畑です。花ではなくて葉の色を楽しみます。樹木のある花畑に、放射状に色別で植えられていました。秋には葉色が冴えてくるそうなので、こちらもこれからが楽しみな場所です。

 

HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedで撮影した写真。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/100s , f/8 , jpeg

カスタムイメージをいろいろ変えて撮ってみたのですが、結局は「ナチュラル」を選んでいます。花畑などを撮影するなら「風景」や「鮮やか」といったカスタムイメージを選ぶのもありだと思います。

ナチュラル」はちょっと地味かなと思うときもあります。それでもナチュラルを選んでしまうのは「色」で表現するよりは、リアルをそのまま写したその場の「雰囲気」が好みだからなのかもしれません。

 

HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedで撮影した写真。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/200s , f/2.8 , PEF(RAW), C1現象

HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedはボケが自然で綺麗です。31mmなので、標準レンズや中望遠ほどのボケ感はありませんが、なだらかにボケていく感じは目で見たイメージにちかく、ピント位置を際立たせてくれます。

 

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/500s , f/2.2 , jpeg

コリウスはシソ科の植物なので、食用のシソの葉に似ています。しかしこちらは観賞用。

ピントを合わせた花茎は、葉の色を悪くするので切ってしまうそうです。

これから秋にかけて葉色がより冴えてくるそうで、見頃の終わる10月くらいまで楽しむことができるようです。

 

ツリフネソウの写真。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO400 , 1/30s , f/4 , PEF(RAW), C1現象

湿地性植物園にはツリフネソウが咲いていました。

ツリフネソウは日本全国で見られる野草。湿った場所や川辺などに群れで見ることができます。夏から秋にかけて、小舟をぶら下げたような花を咲かせるのが特徴です。よく見かける花のような気もするのですが、東京都では準絶滅危惧とされています。

 

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO400 , 1/40s , f/4 , jpeg 

「ツリフネ」の様子がわかるようにアングルを変えて撮影してみました。こちらはjpegの撮って出し。色はいいのですが、明るすぎるように思えます。実際はもう少し暗かったので先の画像ではRAWデータから調整しています。

このときの測光方式は「中央重点」。長く使っているニコンのカメラでは昔からよく使う測光方式です。どうもK-1 MarkⅡの中央重点は明るく撮れるように感じます。初期設定は「分割」なので、しばらくは分割で撮って様子を見た方がいいかもと思いました。

 

冬になれば野鳥観察もできそう。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/320s , f/2.8 , jpeg

これだけ緑が多く広大な公園なので、冬になれば野鳥も観察できそうです。

沼や湿地も多く、林地などもあり、鳥が好む環境が整っています。

園内は整備されているので歩きやすく、望遠レンズなどを持って歩くのも問題なさそう。三脚禁止では無いようですが、柵内はもちろん人通りの多いところなどはマナーとして三脚の使用には気遣いが必要だと思います。

 

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/80s , f/3.2 , PEF(RAW), C1現象

沼が多いという公園なので、様子を見に沼の方へ近づいてみました。写真は泥沼。この時期は藪蚊が多く、蜘蛛の巣の糸にもひっかかりそうになり、すぐに退散しました。

沼周辺以外にも野鳥が来そうな場所がたくさんありましたので、野鳥シーズンが楽しみです。

 

そのほか、写真を撮れる場所はたくさんあります。

HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedで撮影した写真。

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/60s , f/2 , PEF(RAW), C1現象

歩いていると傍にタマゴタケ(卵茸)の幼菌を見つけました。

ガチャガチャのきのこシリーズでみたことがあるような形で、おもちゃをそのまま土に置いたような姿にびっくりです。

調べてみるとこれは成長途中で幼菌と呼ばれる状態。そして食べることもできるとか。ただ、似ているきのこの中には猛毒をもつものもいたりして、うっかり食べるのはとても危険です。

写真では写っていませんが、白い殻から出ているきのこ部分には小さな虫がたくさんついていました。これではとても食べる気にはなりませんね。

*園内の動植物は採取が禁止されています。

 

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO250 , 1/60s , f/2 , jpeg

続いて白いきのこが生えていました。もしや毒性の強いドクツルタケか?

素人が判断するのはあまりにも危険です。あたり前ですが、写真だけ撮りました。

ここでK-1の特徴の一つであるフレキシブルチルト式液晶モニターが役に立ちました。

背面モニターは動かなくてもいいから、その分ボディを薄くして欲しいと思うタイプなのですが、やっぱり低い位置にある被写体を撮る時はとても便利。ライブビューでのピント合わせも問題ありません。

4本のステー構造は、操作したところ節度のあるしっかりしたものでした。

 

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO160 , 1/400s , f/5.6 , jpeg

ボーダー花壇が続いていました。ボーダー花壇は宿根草を中心に、背の高さが階段状になるように種類を変えて植えている花壇です。手前は背の低い植物で、奥は背の高い植物を植えてあります。

 

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO160 , 1/400s , f/3.5 , PEF(RAW), C1現象

ダリア園は一部のみが開放されていました。ダリアの開花シーズンはこれから。全面解放は9月17日(土)からということです。見頃は10月ごろ。

HD FA31mm Limitedで絞りを開放手前のf/2で撮影。花の添え木が写り込んでしまうのですが、ぼかすことによって気にならなくなりました。

 

設備は充実。広大な武蔵丘陵森林公園

PENTAX K-1 MarkⅡ + HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
ISO400 , 1/3200s , f/2 , PEF(RAW), C1現象

とにかく広い武蔵丘陵森林公園です。東京ドームの約65倍ということですが、想像しづらいですね。広さでは、昭和記念公園の約2倍。ひたち海浜公園の1.5倍くらいあるそうです。

天気が良いのは喜びたいところですが、暑いので園内を移動するが大変でした。園内バスも走っているので利用してもいいでしょう。レストラン、売店のほか、自動販売機、トイレなどは要所要所にあるので特に心配することはありませんでした。

www.shinrinkoen.jp

 

国営武蔵丘陵森林公園へは、車を利用しています。

公園の入園口は4つ。それぞれに駐車場があるので園内のどこに行きたいのか、どう周るのかを考えて停めた方がいいと思います。帰るときに駐車場からの距離を考えておきましょう。

 

PENTAX K-1 MarkⅡとHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedについて。

PENTAX K-1 MarkⅡの画像。

この写真はRICOH GR IIIで撮影しています。

この組み合わせで「十分」といえるカメラとレンズです。大概のものが全て撮れます。

同じように思ったのはGR3ですが、こちらはコンパクトデジカメ。K-1 MarkⅡではさらに操作する楽しみ、表現できる幅が広がります。もちろん、大きさと重さはGR3とは比べるまでもなくデメリットになりますが、フルサイズ一眼レフのデジカメとしては、平均的なもの、もしくはコンパクトで軽量な部類ではないでしょうか。

HD FA31mm Limitedは汎用性の高い35mmと28mmの間の焦点距離。寄って花を撮影し、引いて全景を撮影もできます。絞りを開ければボカすこともできるので、扱いやすい万能感のあるレンズです。

今回の撮影ではサブ機にRICOH GR3を持ち出していたのですが、GR3のレンズは28mm。HD FA31mm Limitedと焦点距離が近く、使い分ける必要は感じませんでした。GR3と一緒なら超広角のレンズ、もしくは標準や中望遠レンズと組み合わせた方がいいかもしれませんね。

PENTAX K-1 MarkⅡとHD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limitedは、撮影を楽しむことができる組み合わせでした。

 

武蔵丘陵森林公園近くのパン屋さん。

コッペパンが美味しいベーカリー コパン(BAKERY COPAN)。パン生地には北海道の小麦「春よ恋」を使った保存料無添加のパン。街のパン屋的美味しさで懐かしもある美味しさ。公園に来る前に買ってお腹が空いたタイミングで食べました。

 

別記事にして書いてみました。

snowvalley.hatenablog.jp