とうとうNikon Z 6IIを買ってしまった。
いろいろ迷ったけれど、AFと高感度性能でZ 6IIを選びました。
じっくりテストしていこうと思ったのですが、ちょっと触っただけで凄いよかったので、マイフィールドである洗足池に行ってテスト撮影してみました。
<目次>
- 購入したZ6IIを野鳥撮影に使ってみた。
- Z6IIで風景も撮影してみた。
- テレコンTC-14E IIを装着してみる。
- 秋らしくオナガガモを撮影してみる。
- 洗足池のカワセミを撮影してみる。
- カメラバックはSanctuary(サンクチュアリ)Ⅲ RK260を使っています。
購入したZ6IIを野鳥撮影に使ってみた。
Z6II + FTZ + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRです。
野鳥撮影なので、このセットです。
やっぱりミラーレスボディは、軽くなった気がしますね。
D810Aとの比較ですが、ずっしりくる感じが軽減されてます。
ISO400 , 1/8000s , f5.6 , 500mm , RAW , NX Studio現像
コサギの白い体に露出を合わせて撮りました。
撮ったJpeg画像は周囲が暗くなりすぎていたので、NX Studioで現像時に調整しています。
やろうと思えば、かなり周囲を明るくできたのですが、雰囲気が残る程度の調整にしておきました。
フルサイズで2450万画素はダイナミックレンジが広く、こうした明暗差の大きい場合なども調整がやりやすく、余裕がありますね。
D3sやDfを使っていたことがありますが、それを思い出しました。
ISO400 , 1/800s , f8 , 500mm , RAW , NX Studio現像
なんか立体感があると思います。
背景から浮き出た感じがD810Aとは違うような。。。
淡く黄色っぽい色の出方とかもいいですね。
ゴイサギの親子でしょうか。。。
上の写真の成鳥なのか若鳥なのか。完成形(?)のゴイサギとはちょっと違う気がします。
茶色の幼鳥は、写真も個体の他にもう1羽いたので兄弟だと思います。
ISO320 , 1/500s , f8 , 500mm , RAW , NX Studio現像
明るさ、トーンを揃えるためにNX Studioで調整しました。
Z6IIのファインダーは、評判どおりとても見やすいです。SONYのα7RⅢと比べても見やすいと思います。
ISO640 , 1/200s , f16 , 700mm , Jpeg
時間をおいて別の角度から見てみました。
左上の枝に先ほどのゴイサギと、杭の上に2羽、幼鳥がいます。
D810Aよりも少ない画素数ですが、精細感があるように感じます。
Z6IIで風景も撮影してみた。
三脚を使わず、手持ちでスナップ撮影です。
ISO800 , 1/1000s , f8 , 200mm , Jpeg
果実の黄色を鮮やかに撮影できました。
でも、ちょっと明るすぎたかもですね。
ISO200 , 1/1000s , f8 , 200mm , Jpeg
ISO560 , 1/500s , f8 , 500mm , Jpeg
ISO200 , 1/250s , f8 , 200mm , Jpeg
階調が豊富なのか、全体に立体感を感じますね。
必要であれば、撮影しながら拡大してピント位置を確認でき、露出も撮影結果をみながら決められる。
カメラ本体にも手ブレ補正がついているので、低速シャッターにより強くなります。
そして軽い。
描写以外にも、Z6IIを購入したメリットは大きく、満足しています。
操作やファインダーの見え方には、「慣れ」が必要ですが、特に不満は感じません。
テレコンTC-14E IIを装着してみる。
カメラ本体のマウント部は剛性感もあり、FTZと合わせて使っても接合部にガタツキなどはありません。
もちろん、カメラだけを持ってレンズを引き上げるような、マウント部に負荷がかかるような使い方は避けた方がいいでしょう。
TC-14E IIは焦点距離を1.4倍にして、露出倍数は1段かかります。
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは開放がf5.6ですがTC-14E IIを装着をすると、カメラ側の表記はf8になり、実際に明るさも1段分暗くなります。
ミラーレスではEVF(電子ビューファインダー)で撮影する画像を見ているので、見え方が暗くなるような変化はありません。
焦点距離は280〜700mmになります。
サブカメラSONY RX100Ⅲを持っていたので、焦点距離別に写る範囲がわかるよう、洗足池の杭の上にいるカモを撮影してみました。
<<<換算24mm>>>
まずは広角端の24mmで。画面中央の杭にズームしていきます。
<<<換算70mm>>>
望遠側70mm(フルサイズ換算)。けっこう寄れてきた。
ここからテレコンTC-14EIIを装着した、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの280mmと700mm。
<<<焦点距離 280mm>>>
<<<焦点距離 700mm>>>
AFは普通に使え、とくに動作が鈍くなるような感じはありません。
Z6II、FTZ、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの使用でのテレコンTC-14E IIの相性は良いようです。
D810AでTC-14E IIを使うとAFが迷いやすくなりますが、Z6IIでは今のところそうした制約を感じません。
ちなみにAFの検出範囲は、
- D810 −2〜19EV
- Z6II −4.5〜19EV
となっており、AFはZ6IIの方が、より暗い状態でも使えるといえるでしょう。
またZ6II ではAFの方式もハイブリッドAF(位相差AFとコントラストAF)となっており、TTL位相差検出方式のD810Aとは違います。
僕が使っているのはTC-14E IIですが、FTZ、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRでZ6IIなら、TC-14EIIIがいいでしょう。
秋らしくオナガガモを撮影してみる。
トリミングサイズはこのくらいです。
Jpegはスタンダードで撮影しています。
もう少し色味を強くしたかったので、RAWデータをキャプチャーワン(C1)で現像しました。
ちょっと秋っぽく、可愛い感じに仕上げてみました。
僕のブログでは、撮影画像をトリミングした場合、撮影データのところに「 t 」と入れることにしました(最近)。
ISO7200 , 1/800s , f/8 , 700mm , RAW , C1現像 , t
オナガガモがだいぶ増えました。洗足池にはオナガガモのほか、キンクロハジロやマガモなどが冬になるとやってきます。
留鳥のカモ類もたくさんいます。
洗足池のカワセミを撮影してみる。
ISO1250 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , NX Studio現像 , t
最近、定位置によくいるカワセミです。
お腹周りの羽のぷっくり感がたまりません。
ISO900 , 1/1000s , f/8 , 700mm , RAW , NX Studio現像 , t
トリミングなしの別カットです。
フルサイズ、700mmでこのくらい。もう少し大きく写したいところです。
NX Studioでディテールを見てみます。
上の画像をNX Studioで拡大したスクリーンキャプチャです。
トリミング耐性は画素数なりですが、拡大するとその立体感が違います。
高感度での描写はまだ確認していませんが、十分に期待できます。
ピント精度も高くていいですね。
今回は時間もなかったので、飛び出しなどは撮れませんでした。
「Zではカワセミは無理」という噂をよく聞きますが、ネットをしつこく検索すると、ダイブするところを撮っている方もいらっしゃいます。
僕も頑張って、飛び出しや、飛び込み、飛翔姿などを撮ってみたいと思っています。
カメラバックはSanctuary(サンクチュアリ)Ⅲ RK260を使っています。
ケンコーから販売されている、Sanctuary(サンクチュアリ)Ⅲ RK260というモデルでブラックカモフラージュのモデルを使っています。
この他にグリーンカモフラージュのモデルも販売されています。
Nikon Z6II + FTZ + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを収納すると、少しだけスペースが余ります。僕はレンズ下に畳んだタオルを入れて調整しています。
また、隙間やポケットにその他の小物類を収納できます。
大きく開くフラップはとても便利です。
サイドのポケットには小物の他、双眼鏡を収納してもいいでしょう。
逆サイドには一脚を取り付けられるようになっています。
レンズをさらに持っていくには、ショルダーのカメラバッグなどが必要だと思います。
グリーンカモフラージュはこちら。
野鳥撮影シーズンに突入です!
どんな野鳥が撮影できるか楽しみです。