都内近郊の野鳥撮影スポット、神奈川県川崎市にある生田緑地に行ってきました。今回の狙いは冬の青い鳥、ルリビタキです。でも、先に言ってしまうと撮影も目視もできませんでした。。。
<目次>
- <目次>
- 東口ビジターセンターで情報収集。
- 蒸気機関車D51が保存されています。
- はじめに撮影できた野鳥は?
- ヤマガラさん。
- あじさい山とつつじ山。
- 奥の池は天日干し中。
- 梅園も探鳥。
- ジローとキジバトが撮れました。
- アオジを撮影できた。
- 岡本太郎美術館もあります。
- 生田緑地北側のエリア。
- 茂みの中で動く鳥は。
- 青い鳥はダメだった。
- 今回のカメラについて。
- 諦めていたところにジョウビタキ雄。
- 最後に撮れた鳥たち。
- 最後にアオジが見送ってくれました。
- 枡形山展望台からの富士山。
東口ビジターセンターで情報収集。
生田緑地に着いたら、まずはビジターセンターで情報収集です。
入ってすぐのところに、野鳥情報がありました。
ルリビタキの確認日は、12月18・25・27日、1月に入ってからは7日です。
僕が訪れたのが9日なので7日の確認ポイントから、ぐると回ってみることにしました。
園内のマップもありますので、こちらで入手しておきました。
2日前に雪が降った関東地方ですが、もうだいぶ溶けていました。
ただ、日陰の部分はまだ溶けきらない雪が残っていて、気をつけないと滑ります。
土の部分がぬかるんでいることもありましたので、汚れても大丈夫な靴がいいと思いました。
蒸気機関車D51が保存されています。
昭和60年よりこちらで保存されているそうです。
塗装を厚塗りしているようなので、野外保存なのに良好な状態を保っています。
運転席などには入れないようになっていました。
はじめに撮影できた野鳥は?
はじめに見つけた鳥はコゲラ。木をつつく音で気がつきました。
しかし遠い。
700mmでこのサイズ。日が当たる場所にでたのでシャッターを切りましたが、これでは画像が荒れてしまいます。
なので、NX Studioのスクリーンショットでお見せしました。
ヤマガラさん。
木の茂みの中を飛ぶヤマガラを発見。
枝かぶりのないアングルを見つけて、撮影できました。
茂みの中なので、ISO感度が高めになります。
動きが早く、捉えるのがやっとでした。
あじさい山とつつじ山。
ビジターセンターの情報をもとに、あじさい山、つつじ山を探鳥しましたがルリビタキは見つけられませんでした。
このあたりはアップダウンもあるのでけっこう足にきます。また背の高い木も多く、鳥の声は聞こえても姿を見つけるのが難しく思えました。
また、日陰部分は凍結して滑りやすい場所もあるので気をつけます。カメラを持っているので要注意です。
奥の池は天日干し中。
生田緑地の奥の池にはカワセミがいるという情報をネットで確認していました。
ルリビタキを見つけられないので、カワセミくらい撮っておきたいと奥の池へ。
なんと天日干し中とのことで池の水が抜かれていました。
いわゆる、掻い堀りです。
しかも凍っていました。これでは野鳥は来てくれませんね。
梅園も探鳥。
カワセミが駄目だったとうことで、だんだん焦ってきました。
ということで、もう一度山側にあがって梅園を探鳥します。
梅園はまだ、木と枝のままの状態でした。
ジローとキジバトが撮れました。
梅園ではジローことメジロの群れがいたので撮影できました。
春になったら「梅ジロー」が楽しみです。
後ろ姿のメジロ。
休憩中?のぽっちゃりメジロ。
この他、シジュウカラとエナガも確認できましたが、遠すぎたり、ピンぼけだったりで写真はありません。
日が当たる部分に少しだけ花が咲いていました。
全体に花が咲くのはまだまだ先のことのようです。
生田緑地マップによれば、梅の開花時期は1月の末から2月中とのことです。
キジバトもいました。
休憩中なようで、首が羽の中に埋めていました。
近寄ると目を開けてこちらを警戒。
アオジを撮影できた。
階段で動くものを見たので、カメラを構えて近づくとアオジがいました。
撮影できましたが、すぐに飛んで行きました。
ISOがすごい数値ですね。野鳥撮影の場合ISOはカメラ任せのオート。Z6iiは高感度に強いカメラなので、ぱっと見普通に撮れてます。(拡大するとノイズはあります。)
DX(APS-C)のD500、ZマウントのZ50と迷いましたがZ6iiを選んでよかったです。いやでも、、、やっぱり。。。
岡本太郎美術館もあります。
生田緑地には日本民家や伝統工芸館、宇と緑の博物館などがありますが、岡本太郎美術館も見所のひとつ。
岡本太郎は好きな芸術家のひとりですが、今回はパス。冬場は日照時間が短く、広い生田緑地では時間が足りません。
ちなみにお昼は美術館に併設の「カフェテリアTARO」で食べました。
園内で食事ができる場所は限られているのでお昼時は混雑してしまいます。利用する場合はちょっと早めに行くのがいいと思います。
生田緑地北側のエリア。
ルリビタキの確認情報のあった北側のエリアへ向かいます。
このあたりは谷底になるようで底の部分には水が湧いているようです。
ルリビタキなどの鳥が水を飲みのくるのでしょう。
また、こちら側の方が観光する人が少ないので、野鳥探索には向いていると思いました。
茂みの中で動く鳥は。
茂みの中に鳥の気配がしています。
のぞいてみると、鳥が!
わりに近くだったので、焦って撮影。撮影中は種類を断定できませんでした。
茶色の鳥なのでルリビタキではないとわかっていましたが。。。
オオジュリンかと思っていましたが、家に帰ってPCで確認するとアオジでした。
青い鳥はダメだった。
ルリビタキ情報があった場所には他にもカメラマンが二人ほど「待ち」をしているようでした。僕もしばらく待っていましたが、青い鳥ルリビタキの影すら見られません。
同行の妻が「声はしてたよ」と言っておりました。ちなみに妻は耳がかなり良く、だいたい鳥を見つけるのは妻の方が先になります。(僕は耳鳴りがひどく、鳴き声を聞く前に「姿」で見つけます。)
妻はカメラではなく、双眼鏡にて探鳥に同行してくれます。
双眼鏡はニコンのMONARCH M7 10×30。
10倍の双眼鏡なので、遠くのカワセミなども見つけるのが早いです。
今回のカメラについて。
メインのカメラは、Nikon Z6II。FTZでFマウントに変換。レンズはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRで、テレコンバーターTC-14E IIを使ってフルサイズ700mmで撮影しています。スズメサイズの小鳥では、ほとんどの場合トリミングが必要になってしまうのが課題ですね。
サブカメラはSONY RX100Ⅲ(DSC-RX100M3)。片手で撮影できるのがとても便利。スイッチをONにするのもズームもシャッターも片手で済み、そのままバックやポケットにも入れられます。広角側が24mmなので状況写真、風景写真も撮れます。センサーサイズが1インチとやや小さめですがRAW現像もできるので調整もしやすいです。
諦めていたところにジョウビタキ雄。
ルリビタキが駄目で帰ろうと思っていたところ、目の前にジョウビタキが。
青い鳥はどうでも良くなってジョウビタキのお腹のオレンジ色を撮りまくります。
まんまるで可愛いです。グレーヘアー最高です。
テンション高めでシャターを切っていたので、警戒されて逃げられました。
でも、ちょっとだけこちらを気にしてくれてるみたい。
雪は写っていませんが、冬景色感がある写真を撮れて大満足です。
最後に撮れた鳥たち。
ジョウビタキに満足しているとシジュウカラの群れがやってきました。
撮れ撮れと言わんばかりにアシに捉まって揺れてます。
綺麗にまん丸で可愛いですね。
さらにアオジがやってきました。
しかも、つがいのよう(予想)。
ジワジワ近づいて行きましたが、一羽は飛んでしまいました。
残った方は好奇心があるのかこちらを様子見。
木道のギリギリまで寄って撮ったのがこの写真。
トリミング前の状態もスクショで載せておきます。
現像に使うアプリの使いわけですが、ニコンのNX Studioの方が色味は好きですが、修正できるのは少しだけです。ダイナミックレンジを駆使して明暗を調整したり、レイヤーを使った部分修正などはキャプチャーワン(C1)の方が得意です。それぞれのカットに合わせ、使いわけしています。
最後にアオジが見送ってくれました。
ルリビタキは撮れませんでしたが、最後にジョウビタキやシジュウカラ、アオジが盛り上げてくれました。
本当に満足して急ぎ足で駐車場へ戻る途中、アオジの姿を見つけました。
カメラを構えるまで待っててくれます。アオジが大好きになりますね。
数枚切ったら、すぐに飛び立ちました。
今回の生田緑地、探鳥撮影ではアオジが沢山撮れました。
枡形山展望台からの富士山。
枡形山展望台から富士山のほか、都内の東京タワーやスカイツリーなども見られます。
都内ではありませんが、比較的アクセスが良く自然が豊富な探鳥地として生田緑地はおすすめです。今回はルリビタキを撮影することはできませんでしたが、また訪れてみたい場所になりました。
小田急線・JR南武線「登戸駅」下車、生田緑地口から徒歩で約25分です。
車の場合、駐車場はありますが有料になります。